直之と展代の息子ヒロシに成り済ましている、詐欺師の新名、一人。

 

クリーニング店の蒲島とまみがやってくる。

カバ「頼まれていたクリーニング、持ってきましたニコニコ

 

権利書を騙し取る作戦を早く済ませたい新名は独り言で、

新名「次から次へともう…っ!アセアセ

 

新名が厨房に呼び掛け、顔を拭いた直之と展代が現れる。

 

亜由貴が別のクリーニング品を持ち、クリーニング店から現れる。

亜由「お父ちゃん、間違えてる。それは3丁目の磯辺さんのやつ」

亜由「森田さんのやつはこっちやニコニコ

 

亜由貴がクリーニング品を渡す。

 

ここで、変装を終えた健太が現れる。

 

健太はピンクのレスリング服を着ていて、

股間が盛り上がり、胸毛が見えている。

サングラスをし、束ねていた髪を解き長髪にしている。 笑い泣き

漫画『ワンピース』のイワンコフやセニョール・ピンクのような印象。

 

新名が独り言で、

新名「ヤバいの意味、ちゃう!アセアセ」 笑い泣き

 

登場時のインパクトで笑いを起こした後、

健太「じゃますんでニヤリ

 

権利書を騙し取る作戦がスタート。

健太「ヒロシおるか?」

展代が新名に確認する。

展代「あんた、こんなんと知り合い?キョロキョロ」 笑い泣き

新名が前に出る。

健太「おお、ヒロシ。借金返してもらおうかニヤリ

 

展代「借金!?」

健太「ヒロシは事業で失敗して、多額の負債を抱えている」

 

展代「ヒロシ、借金って幾ら!?」

新名「5千万…」

展代「5千万!?アセアセ

 

健太「返済期限も疾うに過ぎてる。5千万、きっちり返してもらおうか」

新名「今すぐは無理です! ちょっとだけ待ってください!アセアセ

すると、健太があっさり、

健太「分かった。待ったるニヤリ」 笑い泣き

 

健太が去っていく。

慌てて新名が健太を止め、皆に聞こえないように小声で健太に対し、

新名「帰ったらあかんやろ!アセアセ」 笑い泣き

新名「殴ってこい!」

健太「兄貴は殴れませんて!アセアセ」 笑い泣き

新名「ええから、殴ってこい!」

 

健太「ええいっ!アセアセ

健太が覚悟を決め、

健太が力の入ったパンチを新名に5発喰らわせ、新名が倒れる。 

新名が独り言で、

新名「一発でええねん!アセアセ」 笑い泣き

 

展代「ヒロシに何してるの!プンプン

 

展代が健太に詰め寄り、胸毛を毟り取る。

健太「痛ーっ!、何すんねん!アセアセ

 

展代は毟り取った胸毛をなぜか口元に近づけ、その後床に投げ捨てる。

健太「胸毛、捨てんな!(苦笑)」

展代「いや、要らんでしょ!?」

健太「一回口元持っていってたやん!(苦笑)」

展代「食べ物ちゃうし」

健太「ほな、なんで口に持っていった!?(苦笑)」

健太「(行動が)全部おかしい!」

 

展代は最初は息を吹き掛けて胸毛を飛ばす考えだったのだろうか?

 

展代「ヒロシの代わりに私が払います」

新名たちにとって良い流れになり始める。

 

ここから、展代と健太による今公演最大の見せ場がスタート。

 

健太「5千万円やぞ! どう工面するねん!プンプン

 

すると、展代が直之に対し、

展代「あんた、堪忍な…(悲)」

展代はゆっくり座り、仰向けに近い状態になり、健太に対し、

展代「なるべく早く済ませてね…(悲)」 笑い泣き

指を噛む、展代。 笑い泣き

健太「お婆買うか!ムキーアセアセ」 笑い泣き

展代は自分の身体で5千万円払ったことにするつもりのよう。

 

展代は直之・新名・蒲島・まみ・亜由貴に対し、

展代「みんな、むこう向いといて…(悲)」 笑い泣き

四人が壁の方を向く。

健太「なんで向くねん!ムキーアセアセ」 笑い泣き

 

健太「お婆の身体で5千万になるわけないやろ!ムキーアセアセ」 笑い泣き

健太「立て! 立ち上がれ!ムキーアセアセ」 笑い泣き

展代が素の芸人っぽいツッコミで、

展代「ガンダムみたいに言うた。(苦笑)」

 

健太が直之・新名・蒲島・まみ・亜由貴に対し

健太「もう終わったから、こっち向け!ムキーアセアセ

全員が顔を見せる。

 

蒲島が展代に対し、

カバ「えらいげっそりされて」 笑い泣き

展代「なかなかでした…」 笑い泣き

健太「何もしてない!ムキーアセアセ」 笑い泣き

 

補足 

立ち上がれ!→ガンダムみたいに言うた、について

 

ガンダムは『燃え上がれ』では?と思って調べたところ、

主題歌の歌詞の2番が『立ち上がれ』でした。

展代はああ見えて、なかなかのガンダムオタクですね。

 

展代「分かりました」

展代「あなたが経営するいかがわしい店で働かせてもらいます」 笑い泣き

健太「なぜ、話をグルグルさせる!?ムキーアセアセ」 笑い泣き笑い泣き

 

直之「妻をよろしくお願いします」 笑い泣き

健太「旦那も妻を差し出すな!ムキーアセアセ」 笑い泣き笑い泣き

 

展代「私の身体があかんなったら、他はもう権利書くらいしかないです…」

健太「真っ先に権利書やないか! なんで先に身体やねん!ムキーアセアセ」 笑い泣き笑い泣き

 

健太「なんでお婆の身体で払える思うてるんや!、5千メンやぞ!ムキーアセアセ」 笑い泣き

展代「メン?(苦笑)」 笑い泣き

健太「5千万や! 興奮してもうたんや!アセアセ」 笑い泣き

展代「えっ、うちに?(半笑)」 笑い泣き笑い泣き

健太「そういう意味ちゃうねん!(苦笑)アセアセ」 笑い泣き笑い泣き

 

展代が土地の権利書を渡すことになり、

新名「お母ちゃん、ええんか?」

展代「あんたがピンチになったら助ける言うたやろ?ニコニコ

展代「ね?、お父ちゃんウインク

直之「ん?キョロキョロ」 笑い泣き

直之は話を聞いてなかったようで、

展代「ちゃんとしてください!(苦笑)」 笑い泣き

 

展代「権利書を持ってきます」

展代が権利書を取りに奥に消える。

 

 

その10に続く