啓之はまりこに渡したい物があるようで、
旅館に消える。

啓之が箱を持ってきて、まりこに渡す。
ま「なんやろ?」
まりこが箱を開けると、綺麗なネックレスが現れる。

啓「まりこちゃんが引っ越す前に、お年玉を貯めて買うたんや
照れ


啓之がまりこに告白する。
啓「まりこちゃんのことが好きです」
啓「品があって、清潔で、清楚で…」
啓「結婚前提にお付き合いしてください!」

ま「あの…
アセアセ
啓「どしたん?他に誰かいるの?
キョロキョロアセアセ
真希が啓之に聞こえないように小声で、
前「そこに(徹郎がいる)
ニヤリ笑い泣き

啓「まりこちゃん、良く、旅館に来てたよね」
真希が啓之に聞こえないように小声で、
前「兄貴に会うためにね
ニヤリ
前「めでたい男やわ
ニヤリ笑い泣き

 

困惑した表情をする、まりこ。
ま「…」

 

啓之がまりこに、
啓「急に言って、ビックリしたかな
アセアセ
啓「返事、ゆっくりでええから」
その場の空気に耐えられなくなったか、啓之が舞台下手に消えていった。

前「面白くなってきたわね!
口笛爆  笑
徹「真希ちゃん!」


まりこが徹郎に対し、
ま「私が徹郎さんと付き合っていること、言っていい?」
徹「いや…
ショボーン
ま「何で、言ったあかんの?」
徹「俺とのことを知ったら、啓之がまた引きこもるかもしれんから…
ショボーン


その時、太田が無線に出る。
太「はい、太田です!」
太「…事件?」
太「いや、こちらも事件なので、一時間待ってもらえませんか?」
太「今、面白いところなので
口笛笑い泣き

太田が無線を切る。
徹「何かあったの?」
太「屋上から飛び降りたみたいで
ウインク
徹「そっちが事件やな!早よ、行け!
タラー

太田が現場に向かった。

 
 


徹郎・真希・一憲・まりこ、四人。

徹「啓之を傷付けん、ええ方法があればなあ」

真希が手を叩く。
前「あっ、そうや!
びっくり拍手
皆が真希に注目する。
前「散髪屋で、顔、剃ってもらおう!
口笛笑い泣き
徹「美容室に行って!」


真希が案を出す。
前「まりこさんが嫌われたらいい」
前「『品がある、清潔、清楚』の逆を行くんです」
前「下品で、汚くて、淫らな女!」

ま「そんなの、嫌です
ショボーン
徹「まりこちゃん、頼む!
お願い
前「旦那さんと結婚したいんでしょ?」
ま「…分かりました」

前「前の仕事で使っていた服があるから
ウインク
と、二人で衣装合わせに行く。


啓之が戻ってくる。
啓「まりこちゃんは?」
徹「旅館に行ってるわ」

旅館に入ろうとする啓之を徹郎と一憲が止める。
徹「あれから、8年経っているから、まりこちゃんの性格も変わったかもな」
啓「そんなことないって!
プンプン
啓「もしかして、俺とまりこちゃんのことをひがんでいるんか!?
えー

徹郎が啓之にほうきを渡し、
徹「跨ってみろ」
啓「いや、俺は魔法使いちゃうから!」
徹「(着替えの)時間稼ぎや!(苦笑)」
笑い泣き


前「準備ができましたー!」

先ず、真希が現れ、
後から、SMのボンテージ服を来て、ハイヒールを履き、
鞭を持った、まりこが現れる。
地肌は、所々、口紅で汚しているように見える。
徹「SMーっ!?びっくり

まりこが慣れていない感じで、可愛らしく、
ま「醜いブタ野郎!
おねがい
ま「女王様とお呼び!
おねがい

前「違うわ!鞭はこう持って!
プンプン
前「醜いブタ野郎っ!!
えーニヤリ
前「女王様とお呼びっ!!
えーニヤリ
真希の指導が始まる。
徹「…真希ちゃん、前、何の仕事してたの?
タラー笑い泣き

一憲か真希に対し、
一「女王様!一発ください!
チュー
真希が鞭で一憲を打つ。
一「もっとっ!
チュー
真希が鞭で一憲を打つ。
一「もっとっ!もっとーっ!!
チュー
真希が鞭で一憲を打つ。
当たりどころが悪かったようで、顔をしかめる、一憲。
一「足の親指は勘弁して
アセアセ笑い泣き


徹郎が啓之の反応を伺う。

啓「何で俺の趣味を知ってんの!?
びっくり
啓「女王様、最高っ!!
爆  笑
啓「興奮してきたーっ!!!
チュー
と、叫びながら、旅館に消える、啓之。

一「さすが、ワシの息子や
照れ笑い泣き
徹「言うてる場合か!」

啓之にまりこを嫌わせるはずが、
思わぬ展開になってしまう。

 

 

その6に続く