そこに、スーツ姿の男性・安尾(安尾信乃助)が現れる。

安「お邪魔しますか?
口笛
信「聞かんでええから!『か』、要らん
タラー
安「『か』は要らない?」

安「皆さん、お元気です
口笛
信「そこは聞いて
タラー

安「私、社長秘書の安尾といいますか」
信「てんてん付けて」
安「わ〝だじ、じゃじょう〝びじょ…」
信「てんてんは要所要所でええから
タラー

安「あっアセアセ


安「私、社長秘書の安尾といいますが、」
安「今日は社長も来られております」
安「信濃さんに大事な話があるそうです」

信「…私に?
キョロキョロ
社長が現場に来るのは珍しく、
新人三人はまだ会ったことがないよう。

安「あっ、社長が来られる前にお願いが…」
信「何でしょうか?」
安「ファブリーズを振り撒いた方が良いと思います
ニヤリ
安「(まりこの)股の間の臭いが酷いんで
ニヤリ笑い泣き


安「それと、くれぐれも、踊ったり、歌ったりしないように!
プンプン
安尾が奥の応接室に向かった。

信「あの人、全部見てたんちゃうかな?」
信濃も応接室に向かう。

 

 



全身緑色で固めた中條(中條健一)が現れる。

令・まりこ・敬介は、中條を『インゲン?
ニヤリ』等と弄る。

レ「西梅田まで、この格好で来たんですか?
タラー
中「ああ。四つ橋線で来たよ。(苦笑)
レ「『#頭おかしいおっさんがおる』って、ツイートされてますよ
ニヤリ笑い泣き

敬介が中條に対し、
も「はげ!」
中「お前もはげやないか!
タラー
と、またしても、掴み合いになる。


騒ぎを聞きつけた信濃と安尾が現れる。

信濃は中條を見て、
信「社長!
びっくり
も「えっ?社長?
キョロキョロアセアセ
椎森が中條から離れる。

中「信濃!三人の教育、どないなっとんや!」
信「失礼しました!
アセアセ

森「こんな茶柱が社長とはね…
ニヤリ笑い泣き
信「森田!アセアセ


中條が、信濃に用件を伝える。
中「この辺りに業界最大手のNGKホテルがホテルを建設するみたいでね」
中「これも何かの機会かと、私も引退して、後を任せようと思っている」
中「君が次期社長候補だ!」

信濃が嬉しい気持ちを示すように一歩前に出て、
信「本当ですか!?
爆  笑

すると、令→まりこ→敬介と
一人ずつ前に出て、「本当ですか!?
爆  笑」と続く。
中「あなた達は違うから!
タラー
中「さっき、散々弄ってきておいて…(苦笑)」


信濃が中條に対し、
信「喜んで、お受けいたします!」
信「社長の背中を追いかけて、仕事に励んでまいりました!」
信「私はこの花月ホテルをもっともっと大きくしていきたいと考えております!」

中「信濃君」
中「君の花月ホテルを愛する気持ちは有り難い。嬉しいよ
照れ
中「…だが、もう一人、ライバルが居てね」


中條に呼ばれ、高井(高井俊彦)が現れる。
高「信濃!久しぶりやな!
ニヤリ
信「高井!
びっくり

森「誰ですか?」
信「俺の長年のライバルで、今は東京の花月ホテルの支配人なんや」

中「二人の仕事ぶりを総合的に判断し、次期社長を決めたいと考えている」
中條と安尾が応接室に向かった。


信濃と高井が向き合う。
信「お前には絶対、負けへん!
プンプン
高「お前はこのホテルをどうしたい?
ニヤリ
信「それは…素敵なホテルに
アセアセ
高「お前は昔からそうや
ニヤリ
高「もっと具体的な話は無いんか?
ニヤリ

熱血漢の信濃とクールな高井、対照的な二人。


客の圭吾とほたるが客室から現れる。

圭吾は手から溢れるほどの大量のもじゃもじゃの毛を見せ、
圭「おい、部屋に髪の毛落ちとったやないか!
プンプン
信「落ち過ぎでしょ!
タラー
信「しかも縮毛で…あなたのものでは?」
圭「失礼な!慰謝料を払え!
プンプン

高井が間に入り、圭吾達に応対にする。
高「お客様、失礼いたしました
キラキラ
高「別のお部屋をご用意いたしますので
キラキラ
ポケットからチケットを取り出し、
高「エステの無料券もお付けいたします
キラキラ
重「それやったら、許します」

圭吾達が客室に消えていった。


中條と安尾が現れる。
中「素晴らしい!
照れ
中「高井君。一部始終を見させてもらったよ」
中「君はホテルマンの鑑だ!」

中「高井君、一緒に休憩しないかね?
ウインク
高「喜んで!」
中「何か飲みたいものはあるかね?」
高「『緑茶』、お願いします!
おねがい笑い泣き

中條・安尾・高井が応接室に消えた。

信「あいつ、媚びとるな。(苦笑)」

 

 
その4に続く