[概要]
祇園花月の新喜劇公演では、
新喜劇後に『ズッコケ体験コーナー』があります。
コーナー開始時に、当選者が5名発表されます。
選ばれた方は舞台に上がり、
座員さんのギャグに合わせて、コケます。
また、応募用紙に記入された内容を見ながら、
ズッコケ体験者一人一人と濃い会話をする座長さんも居ます。
最後に、記念品(非売品)がプレゼントされます。
ズッコケ体験に当選しなかった方も、十分楽しめるコーナーです。
[応募方法]
ロビーに応募用紙と応募箱が置かれており、
基本的には、開演前に記入します。
(公演中、ロビーに出て記入することは出来ますが…)
NGKと違い、記入スペースがある程度設けられているため、
下敷き類が無くても、記入できると思います。
開場から開演まで名目上30分ありますが、
開場10分程度は混雑し、
開演前10分程度は芸人さんの前説があるため、
落ち着いて記入できる時間は、
開場~開演までの間、10分程度かもしれません。
[備考]
NGKのズッコケ体験と比較すると、
幅広い年齢層から選ばれる傾向にあります。
観劇している者の感覚としては、
無作為に選んでいるとは思えませんので、
『ひとこと』欄等、きっちり記入されると良いかもしれませんね。
[ズッコケ体験の撮影について]
(2017/03/23時点)
劇場の方針として、
ズッコケ体験時の撮影は、『原則、撮影不可』になったようです。
ただし、舞台上の座員さんから「撮影可」の声があった場合に限り、
座員さんが個人的に肖像権を放棄したもの見做して、
例外的に撮影を許可しているそうです。
※
補足。
話の大前提として、単なる一ファンである私が、
劇場ルールに関して、『こうあるべき』と言うつもりはありません。
また他の観客について、とやかく言うつもりも一切ありません。
単に、「最近、こういうことがありました」、という話です。
『祇園花月のズッコケ体験=撮影可』という認識が広まっており、
また、私の観劇経験上からも、「そのタイミングは撮影可では?」という場面で、
劇場スタッフさんから写真撮影を注意される観客を複数回、見掛けました。
個人的に、わざわざお金を払って劇場に足を運んで、
演者や大勢の観客の前で注意されて、恥ずかしい思いをして、
不快な思い出として残るのだけは避けたいと、
撮影ルールについて把握しておきたいという思いになりました。
振り返ってみると、
座長さんによって、撮影許可のタイミングがあまりにも異なり、
撮影可否について触れない公演もありました。
そこで、厳密には、どの箇所が撮影可能なのか、
スタッフさんに尋ねてみたところ、
後日、『原則、撮影不可』という、予想外の回答がありました。
これは、スタッフさん個人の考えではなく、
劇場としての方針だそうです。
その理由としては、座員さんの肖像権の問題はもちろん、
舞台に上がった一般のズッコケ体験客の画像がSNSに載ってしまい、
そのことで多数トラブルになっていて、対応に苦慮しているのだそうです。
以前は、スタッフさんから「ズッコケ体験は撮影可です」と説明されたことがあり、
実際に、撮影可の時代もあったそうです。
ですが、「時代が変わった(=社会が厳しくなった)」、という説明がありました。
舞台上の座員さんから撮影許可があった場合についても、
一般人の画像がSNSに載る問題は依然として残っており、
劇場としては、止む無く、黙認しているのだそうです。
アットホーム感・緩い雰囲気が最大の魅力と思われる祇園花月にとって、
厳しいルールが良い事なのかどうなのか、わかりませんが、
企業の判断ということで…。