猫のために何が出来るか

私の理想としている風景があったのでご紹介

楢葉町

先日　ニュースで流れた

来年春を目標に　町民の帰還を目指すとしている町です

人口７５００人

このうちの何人が帰町するのか分かりませんが

人が帰ってこないことには猫たちは生きていけません

そんな楢葉町に

「えさ台」を何台か置かせていただいているのですが

そのうちの一ヶ所に　いつも黒猫がいます

よく来たにゃー

いつも朝に来ているので　ご飯を待っているのですね

この子は野良ではありますが

金物屋さんからご飯をもらっている猫

（１月撮影）

そう　

今年１月に　ネズミホイホイ　をくっつけてた子です

金物屋さんに取ってもらいましたが

スースーして寒かったでしょう

ぱたり

撫でさせてやってもいいよ？

そんな感じでくつろいでくれます

ころころ　ころころ

こちらが準備している間　ひとりで遊んで賢く待っています

そうこうしている間に朝８時となり　お店がオープン

住むのは許されておりませんが　朝から夕方までは滞在ＯＫ

その間に営業しているわけです

ちなみに日曜日はお休み

お客さんは除染の業者さんが多いようですよ

ご主人が現れるとダッシュで向かいます

毎朝　待っているのでしょうね

こちらのお店のご夫婦は　もともと猫を飼っていたわけではありませんが

お腹を空かせてお店にやってくる猫たち（最低２匹）を

見捨てられずに餌をやり始めたそうです

お店のご主人にもらった餌を一心不乱に食べる黒猫

幸いこの子は去勢手術がされているオス猫でした

手術さえしておけば　これ以上増えることはありません

人が帰ってくるまで最短で１年

増えた猫が餌をもらえる保障はありません

こちらの金物屋さんができるのは

せいぜい家の前に来る猫に餌をやることくらいです

しかし　それでいいと思うのです

まずは彼らを生かすこと

そして増やさないために不妊手術をすること

もし　不妊手術がまだだったとしても

私やボランティアさんが不定期ですが顔を見せています

いくらでも相談に乗れるし協力もできるでしょう

ご主人の　「クロ」　を見つめる目は優しい

かわいいねえ

でも

このままずっと面倒を見ていくには負担が大きい

しかし見捨てるわけにはいかない

そういう時には

奥様　作

これしかありませんね

（興味ある方メールくださいね）

福島に限らず

自分たちの家の周りの猫たちに

この金物屋さんがしているようなことをすれば

どれだけ多くの猫たちが救われるだろうと思うのです

殺処分ゼロ

国や行政に訴えていくことと同時に

人任せにせず自分で動く

大変なことじゃあないですよ

目の前の１匹に手をかけてやるだけですから

さあ勇気を出して

一歩を踏み出してくださいね