初めてのGCAPが終わった。

週に2回、計10回だった。

どれくらいの効果があったのかは分からないが。



息子の嫌いな全粥もご飯に変わった。

ただし、柔らかめに炊いてあるので
ベチャッとしていてあまり美味しそうではないが、
それでもお粥よりはマシだそうで
息子は食事の時間がより楽しみになったようだ。

足もだいぶきれいになってきた。

見た目はまだまだグロテスクだが、
痛みが少なくなってきて、
トイレに行くくらいなら
痛くないかかと部分を床について
歩いていけるようになった。

お腹の調子もよく、
便も普通に形のあるものになったし
息子は退院の日が近いのではないかと
予想しているらしいが。

先生からまだその話はない。



以前先生は、ステロイドを減らすと同時に
免疫抑制剤を投与して
移行させていくと言っていたが、
今のところその予定はないらしい。

私は仕事の帰りに面会に行くのだが、
主治医の先生がいないときがあり
会えないことが多い。

先生から息子には話をしてくれているらしいのだが
息子から私に伝えられる事は
断片的なので困る。

息子がもっと小さい子どもだったら
きっと先生は
何でも保護者の私に話してくれるのだろうが
高校生だから理解できるだろうと
息子に直接話してくれるのだろう。

が、その息子が適当に聞いていたりして
私に伝わる話がいまいちなのだ・・・

闘病中の本人はつらいだろうが、母としては
息子にもう少し本気になってもらいたいと思う。

自分のことなのだから。




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先生が言っていた一通りの検査は終了した。

大腸の内視鏡に胃カメラ、
そして小腸のバリウム検査。

あとは生検の結果を待って
先生の説明を聞くだけ。



息子が入院して一ヶ月になる。

4人部屋に入院しているのだが、
この一ヶ月で何人の人たちが退院して行ったか。

入院二週間目で
息子はあの部屋で一番古い患者になった。

それからも入っては退院し、の繰り返しで
そのたびに息子は
「あっちのおじさん、明日退院なんだって」と
少し淋しそうに言っていた。

どんどん退院していく人たちに比べて
息子の退院のめどはまだ立たない。

確定診断が出て治療方針が固まって
それからということになるのかもしれない。



早く退院したい息子の気持ちはよく分かる。

が、以前の病院では苦い経験をしているので
今回はきちんとした今後の治療プランが出るまでは
退院できなくても仕方ないと腹をくくっている。

以前入院した病院では良くなってきた様子を見ると
本当に良くなったかの確信もないまま退院をさせ、
数日で悪化して再入院を繰り返した。

もうあんなことは二度とごめんだ。

だからこそ、今回は自宅で具合が悪くなりながらも
以前の病院には行かずに
我慢してこの病院に診てもらえるまで
連休を我慢して待ったのだから。



とは言え、具合の良くなってきた息子は
当然、一日も早く家に帰りたいようだ。

確定診断が出たら、
入院があとどれくらい続きそうなのか
先生に聞いてみようと思う。



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小腸バリウム検査の当日。

仕事が終わってから息子のところに行ってみると。



「胃カメラよりつらかったよ(。>0<。)」と
息子は言っていた。

小腸のバリウム検査では、
胃カメラのように発泡剤を飲まないかわりに、
鼻から入れた管から空気を送り込むらしい。

つまり、バリウムを注入したあとも
管はずっと入れたままだったとのこと。

空気を入れるたびにお腹が張って苦しく、
息子はまだ終わらないのかと
何度もたずねてしまったそうだ。



小腸の確認したいその部分に
空気がうまく入らないときには
空気を新たに入口から送りこんでみるか、
それでも空気が移動しな場合には
しばらく待ってみるかしかなく、
胃カメラの倍くらいの時間がかかったらしい。

自然に飲みこんだ空気とは違い
無理やり送り込むわけだから
お腹の張りによる痛みとは違う苦しさが
写真を撮る間しばらく続くわけで
息子はげんなりした顔で
「胃カメラの方がマシな気がしたよ」と言っていた。



それでも検査の結果が気になったのか、
検査の途中で息子は
「どんな感じですか?」と聞いたらしい。

すると先生が「今のところ何も異状はないよ」と
言っていたらしいが。

その場で肉眼で見ただけの感想なので
あとで写真を精査するまでは何とも・・・

と思ったが、息子には言わなかった。

胃カメラに続き小腸バリウムと
検査で苦しい思いをした息子が先生の言葉を聞いて
結果が良い可能性が高いかもしれないと
安心したような顔をしていたから。

悪い結果が出たわけでもないのに
わざわざ悪いかもしれない可能性に
言及する必要はない。

息子が不安になるだけで
何も良いことはないんだから。



検査後は、
注入したバリウムを出すための薬が出た。

【ラキソベロン内用薬0.75%】

造影剤(バリウム)検査後の排便促進に
用いられる。

まるで目薬のような容器に入っているせいか、
注意書きには「点眼しないでください」と書かれていた。

これを20滴飲んだらしい。






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