昨日の夕暮れ前。



朝から打ちに行くもアテが潰れて、昼も大分過ぎた頃に整理券を取りに行った。



その帰り。



どうせ今から打つアテ無いし、気候も良いし、と少し遠回りでドライブする事にした。



片側一車線の林道にさしかかると、風がとても心地好くノリノリで運転していた。



すると、いつの間にか後ろに2tトラックが。



少し左右に揺れながら、僕との車間距離が物凄く近くなったり離れたり。



眠いんか?大丈夫か?



事故られては折角のドライブが台無しになるので、ゆっくり進むことにした。



かなりの重量物を積んでいるのか、ブラインドコーナーが連続する林道で大きく左右に振れだし、さらにあろうことか直線でも大きく左右に振れだした。



居眠りだろうか?
それとも車体のバランスが悪いのであろうか?



そこまで車体のコントロールに支障をきたしているドライバーがとても心配になったので、スピードを更に更に下げることにした。



先程まで心地好い風に酔いしれていたというのに、今ではトラックドライバーの心配でそれどころではない。



こんなに他の人を心配して思いやる行動をとってしまうなんて。



もしやこれは



愛?



愛なの?



そうこうしているうちに、クラクションまで聞こえてきた。



うんうん。



分かってる。



大丈夫。



僕はココにいるよ。



運命の分かれ道が僕達を別つまで、僕はずっと君の前にいるよ。



大丈夫。



前方は僕が守ってあげる。


しかし幸せな時間は短く、ついに別れの刻がやってきた。



僕が悲しみに暮れる他方、トラックドライバーは寂しさを振り切る様に猛スピードで走り去っていった。



愛ってムズカシスィ。






(これはフィクションです)
汁さんの言う通りに僕のパチンコライフについて書くべきなんでしょうが、自分のニワカっぷりを晒すのはどうにも気が引けます。



かといって、ボケーっと日々を過ごしてる僕にはネタになるような事が頻繁にある訳もなく。









昨夜のことです。



日課であるダイエットと筋トレを兼ねて小さな公園まで行きました。



その公園は宅地から少し離れていて、照明は公園の真ん中ひとつ。



公園は土手沿いにあるのですが、土手に照明は一切無く辺りは真っ暗です。



勿論、こんな夜更けに誰もいません。



僕はライターさんと電話で話しながらストレッチをしていました。



何気なく、本当に何気なく後ろを振り返りました。



照明の光が僅かに届く木陰、そこに隠れるように人が立っていました。



僕はビビりです。



その昔、人が変装して脅かすオバケ屋敷に入った際、ストロボフラッシュみたいなのに照らされながら近寄ってきたオバケ担当に「なななんじゃゴラ!ワレェ!」と怒鳴りながらへっぴり腰ケンカキックを繰り出した僕です。



当然ビビりました。
『うわっ!なにっ!?ビックリしたぁ!』

と大声を出しながら、足があるかチェックするとあります。



人智を越えた物体でないことを確認すると、少し落ち着いて観察しました。



『あー、なに?なんなん!?こわっ!』



ビビりなので声を出して威嚇することは忘れません。


『なに?なに?どした!?』
ビビり過ぎて状況を説明出来ないせいで、ライターさんもオロオロ。



落ち着いてよく見ると、どうやら外国人ぽい。



しかも白人系の若い女の子のようです。



普段なら御馳走なんですが、このシチュエーションでは余計に怖い。もう泣きそう。
てか電話中でなければ確実に泣いてます。



ここで勇気を出してフランクに話し掛ければ良かったと今なら思いますが、その時はんな余裕無し。ナシナシです。



相手も大声出して威嚇してる日本人男を見て、さぞかし幻滅したことでしょう。


サムライ・大和魂・ローニンで有名な日本男子は居なかったと。



あ、でも今の僕の状況はローニンに近い。



そんな訳でいっちょ大和魂を見せに昨日の公園へ









行く訳もなく。



違う公園に着いたので、今から筋トレします。
絶望を体験してなお生還を果たした人達がいる。



我輩もその一人であると勝手に思っている。



そこで感じた事は、自然と感謝の念が生じるということが多くなることである。
何故かはよく分からないが。



みんなありがとう。



ということは



我輩がみんなに感謝する。
  ↓
地球は我輩のモノである。
  ↓
我輩の地球で存在出来る事にみんな感謝する。



この三段論法が成立する。



みんな照れずにもっと我輩に感謝してもエエねんで?



しかしながら、つい先日実に嘆かわしい事があった。



最近の我輩はとても腹の調子が悪く、連日のようにゲリピーであった。



ちょっとしたゲリピーではなく、ほぼ液体と化し、まるでオシッコがお尻の穴から噴出しているかのごとく調子が悪かったのだ。



当然トイレも汚れてしまう。



だが、普段から絶えず周囲に感謝している我輩にはトイレ掃除の大役は免除されていた。



その日も腹が痛くなったので、ウンコウンコ~と言いながらトイレに向かおうとした我輩に、相方さんが突然のたまった。



『これからはトイレでウンコすんの禁止』



『出そうになったら近所のコンビニでやってきて』



意味が分からない。



トイレとはバッチイものを出す所。
つまり、トイレは汚れる為に存在している。
それを汚れるからウンコするなとは、便器に対する物凄い侮辱である。



『でも、もう産まれそうやから今回はココでするわ』


『アカン。走って行け』



こんなことがあっていいのかと嘆きながら外に出て歩き出した。



その時である。



急にタンが喉に絡まり咳き込んだ。



ゲホッゲホッ!



タンが吐き出されると同時に、「前から後ろから」状態。



固形物であればブロック出来たであろう我が括約筋も、液体の前では僅かないきみも命取りであった。



ほのかな温かみをお尻に感じつつ我輩はコンビニへ急いだ。



コンビニの中に入った時には、匂ってない?もうズボンまで侵食されてない?かと気が気ではなかったが、無事トイレに辿り着きパンツを下げた。



メッチャついてた。



常に感謝の男が、思わず悪態をついてしまうほどの屈辱であった。



ナプキン状にトイレットペーパーを敷き、家に帰った我輩は、渾身の投球フォームで相方の顔面にパンツを投げつけてやった。



雷が落ちた。



僕の地球を返して!!