こんな人を見つけたので
話しかけてみました。
以前勉強していたものですと簡単に自己紹介しました。
「名古屋の姉妹は気の毒でしたね」
「え、ああ、そうですね。ああいう事故は防げませんからね」
「正式に発表がありましたか?」
「いいえ、ニュースで聞いただけです」
「そうですか、どうしてちゃんと教えてくれないのでしょうね?」
「以前交わっていらしたなら、ご存知かもしれませんが……
わたしたちは、もうまもなくやってくる裁きの日に備えて、エホバの良い便りを伝えるために……」
「もうまもなくっていつですか?」
「それは、誰にもわかりません」
「では、あなたたちが『もうまもなく』って言い始めて何年ですか?」
「え? ……」
「100年です。それを踏まえてあなたたちの「もう、まもなく」っていつですか?」
「ですから、それは誰にもわかりません」
「いつ来るかわからないのに、もうまもなくだということは分かるんですか?」
「今の世の中に起きていることと聖書に記されていることを、丹念に読み解けば、もうまもなくということが読み取れるのです」
そして、タブレットで宣伝動画を流し始める。ボリュームの調整がうまくいかず、がなりたて始める。あわてて音量を下げる姉妹。
それでもにこやかに「ここは南アフリカ、ここはイギリス」と解説を加える。
「まだ、終わらないのか?」と聞くと「最後まで見てもらえませんか」とお願いされた。
終わったところで、いきなり突っ込んでみた。
「あなたたちは、ちっとも聖書を読まないよね」
「そんなことはありません。雑誌に書かれた聖句をちゃんと調べるし、日々の聖句からも聖書を調べています」
「それって聖書を辞書として使うってことですよね。そうではなく、聖書だけを使って初めてから終わりまで通して読んでいますか?」
「読んでいますとも。あなたは以前学んでいたとおっしゃったけれど」
「いま、ルーテル教会に通って聖書を学んでいます。あなたたちのように、雑誌や書籍ではなく、聖書そのものを学んでいます」
「私たちは聖書理解の助けとして出版物を使いますが、聖書から得られる実際的な教えを学びたいと思っています」
「本当ですか?みんな、次々に発行される書籍や集会、奉仕で忙しく、聖書だけを通読する時間が取れないのでは?」
「あなたは、エホバの証人について誤解をされているようです」
この後お決まりの聖書からエホバの名を消したとか、ぶつぶつ言い始めました。
年鑑に日本の伝道者の増減がでないのは、海外へ渡っている者が多いため正確な数字が把握できないからだそうです。
「へぇ、そんなこと言っているんだ。おもしろい!」
JW.ORGを見て真実を知って欲しいというので、
「あなたたちもエホバの証人が犯している児童への性的虐待の事実を知らなければいけません」というと
「エホバの証人の中にはそういう罪を犯した者もいるかも知れないが、やがてエホバが正してくださいます」と応酬話法通りの答えが。
そういう風に真実を知ろうとせずに、組織が出してくる情報のみを鵜呑みにしているあなたたちは、組織の犯罪隠蔽に力を貸していることになるのです。
あなたたちのそういう行動こそ、サタンの手先そのものですよ。
やがてエホバが正されると、自分の責任を放棄し続けている間に、
アメリカ、イギリス、スエーデン、カナダ、フランス、あなたたちが全地に伝える活動と共に、会衆に紛れ込み僕や長老の地位と信頼を得た性犯罪者も全地に送り込まれたのですよ。
彼らの児童虐待は、何年にも渡って繰り返し行われるという特徴があります。
なぜでしょうか?それは、あなた達が組織の不正に何も見ない何も言わないという権威主義を正当化する風潮に加担したせいです」
「協会は100年前からずっと『もうまもなくです』って言い続けていますよね。1914の世代を見た人はけして過ぎ去らないって言ったり、それは重なる二つの世代だと言ってみたり、くるくるクルクル言うことが変わるのに、あなた、本当に自分の頭で考えていますか? うのみの塔だと言われないようにしっかり考えなきゃだめですよ」
小さいほうの姉妹はキキーって吠えましたが、 大きい方が取りなして行ってしまいました。