チュニジアを旅行される方のほとんどは、首都チュニスからチュニジア入りされることとも思います。

チュニジアの首都チュニスは、地中海に通じるチュニス湖とスジュミ湖とに挟まれた地峡に位置します。日本との時差はマイナス8時間。日本の富士市とほぼ同じ緯度にあります。メディナと呼ばれる旧市街には、伝統工芸品などを所狭しと並べる市場(スーク)がびっしりと軒を連ねます。さらに東へ向かうと、ヨーロッパ風の街並みである、新市街が広がります。碁盤目状の街には、機械産業や繊維業などの工業地域があるほか、官庁や大学、公共施設の建物があります。この地区には、フェニキアからアラブまでの文化遺産を見ることができる、バルドー博物館があります。

チュニスの旧市街は、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。その他にも、チュニジアを訪れたのなら、カルタゴ遺跡は見逃せません。これもユネスコの世界文化遺産に登録されています。

カルタゴ遺跡は、チュニスから電車で20分くらいです。いたるところでカルタゴ時代とローマ征服時代の遺跡を見ることができます。
第三次ポエニ戦争でローマに負けたカルタゴは、壊滅的な打撃を受けました。カルタゴの復活を恐れたローマは、植物も生えないようにと廃墟に塩までまいたといわれています。そのためカルタゴの遺跡には、実際、墓地しか残っていません。いたるところに遺跡は存在してはいるものの、完全な姿を残している遺物はほとんどありません。


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ユネスコの世界遺産登録の開始以来、世界文化遺産をめぐって世界各地を旅行されているという方が最近、多くなってきました。チュニジアには、文化遺産が7つ、自然遺産が1つ登録されています。
世界遺産というのは、1972年のユネスコ総会で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(世界遺産条約)に基づき、世界遺産リストに登録された遺跡や景観そして自然などのことです。人類が共有すべき普遍的な価値をもつもの、とされます。
世界遺産は、文化遺産、自然遺産、複合遺産に分類されます:

●文化遺産・・・すぐれた普遍的価値をもつ建築物や遺跡など。
●自然遺産・・・すぐれた価値をもつ地形や生物、景観などをもつ地域。
●複合遺産・・・文化と自然の両方を兼ね備えるもの。

その他、「危機にさらされている世界遺産」として「危機遺産」があります。後世に残すことが難しくなっているものです。

チュニジアの世界遺産は以下のものです:

●文化遺産
チュニス旧市街・・・(1979年、文化遺産)
カルタゴ遺跡・・・(1979年、文化遺産)
エル・ジェムの円形闘技場・・・(1979年、文化遺産)
ケルクアンの古代カルタゴの町とその墓地遺跡・・・(1985年、文化遺産)
スース旧市街・・・(1988年、文化遺産)
ケルアン・・・(1988年、文化遺産)
ドゥッガ/トゥッガ - (1997年、文化遺産)

●自然遺産
イシュケル国立公園・・・(1980年、自然遺産)

●複合遺産
なし

チュニジア旅行を計画されている方は、たいてい首都チュニスからチュニジア入りするかと思います。旧市街のスーク(市場)の活気に酔いしれてみてはどうでしょう。

「チュニジア」という国名は、フェニキアの女神、チュニスに由来します。アフリカ大陸の北端に位置し、リビアの北西部とアルジェリアの北東部にはさまれた形になります。チュニジアに北部や北東部は地中海に面します。
チュニジアは、アルジェリア、モロッコ(リビアを含む場合もあります)とあわせて、マグレブ諸国と呼ばれます。マグレブとは「日の沈む西の果て」という意味です。

チュニジアの面積は、日本の約5分の2です。国土の南部には、サハラ砂漠が広がっています。かつてここには、都市国家カルタゴがあり、フェニキア人の貿易の基地として栄えました。現在も、海岸の都市は港町として発展しています。
独立後の工業化によって、繊維、食品、鉄鋼、石油化学などの工業が発達しました。チュニジアは、世界的なリン鉱石の産出地であり、重要な輸出品となっています。石油も産出しますが、その量は大きくありません。農業は
あまり盛んではありませんが、小麦、オリーブなどが主に栽培されています。

近年は、観光業に力を入れていますので、チュニジアを旅行する方は是非、楽しく、快適な旅を満喫してください。

比較的豊富な観光資源に恵まれているとはいえ、有機的な開発が進んでいるとはいいがたく、失業問題や社会不安は絶えません。政府はIMF(国際通貨基金)と世界銀行の指導にしたがって経済構造の改革を推進しています。現在は、ヨーロッパ人やペルシア湾岸産油国の一部の富裕層が、夏期の避暑地として利用することが多いです。