天津神明宮鳥居通初上棟祭 | 魚との対話

天津神明宮鳥居通初上棟祭

天津神明宮(鴨川市)で二十年に一度行われている鳥居の建て替え神事である式年鳥居木曳祭の結びの神事・鳥居通初上棟祭(とりいとおりぞめじょうとうさい)が、10月15日(土)に執り行われた。

「遊子の会」では、8月22日(土)の鳥居曳神事に続いて、15名が2台の車に分乗して駆け付け、これを

見学した。

主宰者YUさん不在の中、統率を依頼された私は写真を撮りたいので、まとめ役を鴨川ガイドの資格を

持つKANさんとSUGIさん、そして運転手の二人に依頼。

結果として、四人が話し合いながら皆を案内した行程は次のようなものとなった。

 旧館山市民センター駐車場→天津神明宮鳥居通初上棟式→御社殿参拝→神賑行事(奉納芸能・餅投

 げ)→いろは堂あんもりの買物→須賀神社参拝→中国料理東洋にて昼食(おらが丼)→旧館山市民

 センター駐車場

かくして、私はいつものように写真を撮り、皆は和やかにのんびりと秋晴れの鴨川の一日を楽しく過ごした

のであった。

それでは、写真と共に鳥居通初上棟祭を振り返って見よう。


二ノ鳥居

二ノ鳥居  :  天津神明宮駐車場に到着後、一ノ鳥居へ向う途中、建て替えられた二ノ鳥居に出会う。


一ノ鳥居

一ノ鳥居 : 見上げる大きさに感嘆、鳥居曳での御神木を思うと感無量。

        我々は巫女さんに加わってもらって集合写真を撮った。


通初式一行到着

一ノ鳥居 : 須賀神社での鳥居通初式を終え、天津神明宮へ行列で参進した一行が到着。


通初式一行到着

一ノ鳥居 : 一行の到着


鳥居通初式

一ノ鳥居 : 鳥居通初上棟式の始まり。


通初神事

一ノ鳥居 : 鳥居通初上棟式での通初神事の一つ。我々は、ここで様々な神事(儀式)を目にする。


浦安の舞

一ノ鳥居 : 巫女による平和を祈る浦安の舞


浦安の舞

一ノ鳥居 : 浦安の舞


通り初め

一ノ鳥居 : 通り初め。神職、宮司を先頭に鳥居をくぐる。


笹万燈も通り初め

一ノ鳥居 : 氏子が引く小型屋台の笹万燈も鳥居をくぐる。我々も一般参拝者として通り初めに参加。

        一ノ鳥居をから二の鳥居をくぐり御社殿に向う。


御社殿参拝

御社殿 : 参拝者の列。中央左側は今回も笑顔で迎えてくれた天津のHさん。

       我々は参拝後、御社殿脇の御神水で一息つく。飲めば長生きして死ぬまで生きられるよぉ~、

       と言う人あり。


続く御社殿前の広場での神賑(かみにぎわい)行事までには、時間があった。

広場東側にある舞台と呼ばれる建物脇に、真新しい鳥居を認める。

鳥居の奥は市指定天然記念物神明神社の林で、林の中の急階段を登れば、イザナギ、イザナミの両大神を祀るなぎなみ神社にたどり着くという。

健脚のMさんを先頭に4人で登ってみた。可憐なホトトギスを見ながら急階段を進むと、奇妙な樹木に出くわす。ここで下山者に会い、なぎなみ神社まではあと半分と言われ、すっかり汗ばんでいたので登頂は止めることにした。

広場に戻ると、KANさんから、先ほどHさんが鳥居の御用材調達に多大な貢献をされたとして表彰された、と告げられる。私は記念にと宮司と表彰状を持つHさんが並ぶ写真を撮って差し上げた。


神賑行事では、奉納芸能の後、餅投げで盛り上がる。私はカメラをKONさんに預け意気込んだのだが、

無念にも1個のみのゲットに終わる。


奉納芸能

奉納芸能 : 舞台でイメージソング「むすひ」を熱唱する松尾貴臣。KONさん納得のイケメンシンガーだ


それから、我々は同じく鳥居通初式が行われた須賀神社を訪れる。


須賀神社鳥居

須賀神社の鳥居 : 神社下は、道路を挟んで漁港であった。


須賀神社社殿に神輿

須賀神社に参拝 : 社殿には神輿が鎮座していた。


おわりに

私の見た天津神明宮鳥居通初上棟祭は、たかが鳥居の通り初めと言うことなかれ、それは町が一体となった伝統に裏打ちされたお祭りで、立派なコミュニティー活動であった。

かくして、漁師町の意気を感じながら、我々は天津の町を辞したのである。