星野真里 出演映画 ベスト10
派手ではないですが可愛らしい感じの女優さん。
結婚し、出産後は映画出演も減ってしまい寂しいですが、
また落ち着いたらスクリーンでも復活して欲しいです。
1 吉祥寺の朝日奈くん
年下の男の子に好意を抱かれる人妻を星野さんが可愛らしく演じています。でも夫は不倫中。主役の桐山漣君と作り出すほんわかとした雰囲気についつい引き込まれてしまうような、可愛らしくも優しい映画です。特に星野真里が秀逸の演技で、ゆったりとした話し方の中に見せる様々な表情がすごくリアルで、これなら、いくら子持ちの人妻だと言っても、朝日奈くんがどんどん惹かれていくのも納得なのです。のんびりとしたテンポで進んだ淡い恋の物語が、最後になって大きく展開するのですが、それでも最後は二人のキャラクターが生きた前向きな結末となり、ハッピーエンドでなくても、後味が爽やかで良かったです。
2 GO-CON!
若者を描いた軽い映画かと思いきや最後は純愛でしめくくるという、意表をつかれた分、意外なもうけものでした。ほとんどを合コンが行われている居酒屋を場面にしているにも関わらず、閉鎖感も退屈感もなく、最後にはハッピーエンドで気持ちよく観終わることが出来ます。特に合コンを繰り返す前半は結構笑えました。実は出演者も豪華で、星野真里以外にもはいかりや長介、高橋克典、内山理名、木村多江、篠原涼子、内山信二、そしてピコ太郎の古坂大魔王がメインキャストの一人として出ています!
3 携帯彼氏
携帯を使った伝染ホラーは最近ままある題材ではありますが、いかにもありそうな携帯彼氏というアプリを使った、アイディアのある脚本になっています。死から逃れられない恐怖は結構なスリル、信じない大人といった定番要素も盛り込んで、テンポよくひっぱってくれました。欠点としては、携帯サイトという広い範囲に通じるものを使いながら、起こっているのは身近な狭い範囲。そのあたりの突っ込みはありますが、総じて面白かったです。星野真里は女性刑事役。結構衝撃的な役どころ。
4 60歳のラブレター
60歳前後の男女の人生の転機を描いた大人のドラマ。悪い言い方をすれば「ベタ」「みえみえ」「くさい」ということにもなるかもしれませんが、この作品が目指すところ自体がそのあたりにあるでしょうから、「ベタ」も悪くないでしょう。その中の一人中村雅俊と原田美枝子の夫婦の娘を演じるのが星野さん。
5 感染
グロ+オカルトの世界。寂れた病院の夜という陰鬱な世界で繰り広げられるホラー映画です。惨劇となるまではいいのですが、いわゆる「おばけ」的なものにやや頼り過ぎ。まだまだ注射も下手な新人看護師役で星野真里は出演。
6 死に花
おじいちゃんたちがトンネルを掘って現金強奪を目指すという、ターゲットを分かりやすく絞って作られた高年齢者への応援歌ともいえる映画です。テーマも分かりやすい。生きているときっと楽しいことがあるよ、もう一花咲かせようというのが唯一にして最大のテーマとなっていました。作品中で唯一の若者が星野真里で、いいアクセントになっています。13年前の作品で、主要キャストの宇津井健、青島幸男、谷啓、藤岡琢也、長門勇と、山崎努以外はすべて故人となっているのが淋しい限り。
7 さよならみどりちゃん
星野真里の主演作で、内容よりも彼女のヌードが話題になった作品です。最初から最後まであやふやでうやむやなのは、描いている男女の関係自体があやふやな関係なのだから仕方ないのですが、内容的には結局は何を描きたかったのかが伝わってこなかったです。ただ星野さんが最後に吹っ切れたようにカラオケで歌うシーンは楽しそうで良かったです。
8 虹をつかむ男 南国奮斗編
映画への思いに溢れていたマニアックな前作より、人情物語が中心になった2作目。その分ありきたりになった印象はあります。出戻りシングルマザーとの恋、昔惚れた女との再会、そしてその結末はお決まりのパターン。いまひとつはじけずに無難無難で終始した作品でした。星野真里は主人公吉岡秀隆の妹役。
9 私は猫ストーカー
猫を好きでない人にとっては、ちょっと辛い映画でした。とにかくなーんにも起こらない(実際にはちょっとしたことは起こるのですが)。終始のんびりムードで、人の少ない古本屋で、うだうだ時間を費やしているのが大半。なので、特に猫に興味のない私には、正直退屈。こういったのんびりムードの映画も嫌いではないです。嫌いではないですけれども、でも猫を好きなわけではないので共感はできないし、かといってくすくす程度の笑いがあるわけでもなく、猫が縁側で日向ぼっこをしてるがごとくスクリーンをまったりと見つめているのも、限度がありますからね。星野さんは主演です。
10 空気人形
評価する人も多い作品ですが、私にはどうもダメでした。この空気人形にどこまで感情移入できるかが評価の分かれ目になりそうな気はするのですが、所詮人形は人形、人の形をした道具に過ぎず、虚構の世界に引きずり込まれるほどの魅力をこの作品からは感じられなかったです。過食症のOL役で星野さんは出ています。