乳房全摘自家組織同時再建手術その後
乳がんの手術をして半年ほどになります。手術箇所は乳がん切除の左乳房の近く2cmほど背中の筋肉(広背筋)を取り、それを左胸に入れるために背中左側10cm、左脇6cm(大阪大学医学部形成外科さんの画像をお借りしました。)背中と脇の傷痕は思っていた以上に大きいです。私の場合、痩せ型で筋肉量が少ない分切除部分が大きくなったのかもしれません。病院ではリハビリはなく、退院後は何をしてもよいのでよく体を動かすように言われた。始めは手を伸ばして高い所のものを取るのにすごく圧迫感があったけど、それも3ヶ月くらいでなくなりました。問題なのは背中と胸。背中は相変わらず今も筋肉が付かず常につっぱり感があります。胸は入れた筋肉は小さくなっていき、胸筋を動かすとなかやまきんに君のように胸が動く。これがなんとも気持ち悪い(>_<)病院からもらった冊子に、「自家組織再建は、乳房には自然なやわらかさと温かみがあります。」と書かれているが、ビミョウな感じです(-_-)左背中のつっぱりは体の歪みになってしまい、腰痛と肩首の凝りでしんどくなることもよくなります。私は仕事柄自分でケアしたり、時々マッサージに行ったりしています。手術前にこんな症状も出る事を教えて欲しかったと思うけど、医者からしたら命が助かったのだからこれくらい大した事ないって感じなのかもしれない。幸い、リンパ節は残すことができたからよかったけど、リンパ節切除してたら今の仕事は出来なくなっていたと思う。何を重視するかは本人。忌野清志郎さんとつんくさんを襲った咽頭がんお二人の治療が良い例かもしれない。命を削ってもミュージシャンとしての生涯を全うした清志郎さん。家族のためにミュージシャンの命とも思われる声を切除して生きる選択をしたつんくさんどちらも美しく感じます。その選択を本人が納得して選択できるような医療であってほしい。