最近、私の周囲にいるママがほぼ専業主婦ママになってきていて、

 というのも、知り合う家族が富裕層ばかりで、働く必要がない人たちだからなんですね。

 少し前までは、仕事は自己実現のためにやっていましたが、最近、年のせいか、

 仕事への情熱も枯れたのか、仕事もしたくなくなってきて、遊んだりYoutube見たり、

 ガーデニングや掃除や料理や引っ越した家の整理など、日々の生活にいそしむのが一番幸せ、

 という感じになってきました。

 

 少し前からFIRE(Financial Independence, Retire Early)なんて言葉も流行ってますが、もうFIREしたい状態だったり。

 ほかの専業ママの時間に追われてない感じや、子の教育や世話にあてられる時間の多さ、生活のクオリティの高さ(あるママ友の家は掃除が行き届いたモデルルームのような部屋だったり)、自分磨きやメンテしている体型や容姿などを見て、いいな~~~と思っていたわけです。

 私なんかいつも時間がなくてイライラしていて、子どもにもそのイライラをぶつけたりして、そういうママたちが妬ましく、

 夫が働けなくなったらどうするんだとか、そういうリスクに陥ったときのことを想像して溜飲を下げるとか、

 そういう最悪な状態です。

 専業主婦は勝ち組/負け組、なんて古くからの論争、ありますよね。

 「どっちにしても、自分のいまを幸せだと思える人が勝ち組」 というのがファイナルアンサーだと思いますが、

 専業主婦がうらやましくて、いまの自分が不幸だと思う私は完璧負け組だわなーーー

 と思っていたわけです。

 

 そんなところに今日、二十年以上前に卒業した高校の部活のZoom同窓会がありました。

 7人ほど集まりましたが、そのなかで全員が仕事している子持ちバリキャリママでした。

 卒業以来消息を知らなかった人もいて、当然、いまは何しているの?という話になるのですが、

 そこではなんか仕事してて当然、専業主婦というのは恥ずかしいような空気がありました。

 

 あまりに真逆の空間で目が覚めたのですが、高校の同級生たちは、みんなお金とは別に、プラスアルファで仕事をしている理由や目的があって。

 部活の顧問の先生も囲んで行ったのですが、その先生自体、十年以上前に母校で教鞭を執るのをやめて、ロースクールに通い、五回司法試験に落ちて弁護士をしていることを知りました。たぶん五十代後半とか、六十前くらいに、弁護士に転身したのだと思われます。いま68歳!すごすぎる。

 

 お金のために働くのはもちろんですが、それを別にして、人はなんのために働くのかな~~~と

 改めて考えさせられた一日でした。

 朱に染まる……ではないけれど、あまりいまたまたまいる場所に影響されるのもよくないですね。