二年ぶりに書くこのブログですが
トゥルーは2017年8月14日、亡くなりました。
11歳3か月6日の短い一生でした。
フィラリアもような変な咳をし始めたのが6月。
かかりつけの動物病院で治療し始めたのが
6月29日。
心臓弁膜症による肺高血圧症と診断され
以来だんだん具合が悪い日の間隔が
短くなるも
30年来の付き合いの獣医師であったため
病状を疑うこともなく。
ただ注射を受けた時に症状が一時的に良くなっていたけれど、
4日に一回が2日に1回と
どんどん咳が酷くなり。
動物病院に行くと症状が良くなっていたので
「どこが具合悪いの?」と何度も繰り返し言われ。
そうこうするうちに
8月3日、夜の散歩から帰ってきて1時間経っても
はぁはぁと荒い呼吸が治らず、夜中でも対応してくれるはずだった
行きつけの動物病院は何度かけても不在で。
結局戸塚にある救急対応してくださる動物病院に行ったら、
肺炎で入院することになり。
初日は症状が改善するも、2日目にまた酷くなって。
昨年ちょうど8月に良性の乳腺腫瘍を切ったのですが、
その上の腋の下に気になるしこりがあって
かかりつけ医で訴えてみたものの、親指大と言われ。
このしこり、気になっていたので超音波で調べてもらったら
3.5センチ大あり。
それが悪性のがんで
転移して肺がんなのかもしれないと診断。
初日からまわりは皆重症わんこに囲まれて
鳴く気力もない子ばかりで
相当つらい状態(外でしかちっこうんpできなかったので、感覚的には漏らす感じ)
その上酸素室に閉じ込められて出してもらえるのは
検査と治療の時だけで。
においもキツクて自分も苦しくて
トゥルーにとってあの入院期間は
訳も分からず、たとえ動物病院のスタッフがよくしてくださっても
相当辛かったと思います。
その証拠に私が面会に行っても目を合わせてもくれない(怒ってた)
妙な要求吠えを覚えてしまうという状態でした。
すぐに連れて帰りたかったけれど、酸素室の用意が出来ずに
翌日人間用の高濃度も出来る酸素発生の機械を
レンタルで調達して大型犬用のビニールテントのような
酸素ルームを買って組み立て
迎えに行きました。
人間の場合、病院で用意してくれるけれど
わんこは飼い主が業者と交渉して用意しないといけないんですね。
連れて帰って1週間、
何度も危篤状態に陥るも
家の前の道路に連れていくと息が正常に戻るという
不思議な体験を毎日しました。
退院時17.6キロあった体重は
亡くなった日に計ったら14キロしかなく。
薬がなくなったので
以前行ったことのある近くの動物病院で
鎮静剤と抗生剤などを注射してもらったら
呼吸が少し楽になったようだったので
父も母も安心して買い物に出かけていた
午後4時20分、飼い主一人でそばについていたら
突然呼吸が2回おかしくなって。
手を鼻にあてたら
呼吸をしていませんでした。
急いで心臓の音を聞こうと胸に耳を当てるも
心音きこえず。
鼻から息を吹き入れて
心臓マッサージをするも、
帰ってきてくれることはありませんでした。
亡くなったばかりの時は
ショックが大きすぎて
悲しいとかそういう感情がマヒしていたけれど、
3か月経った今は苦しくて悲しくて悔しくて
毎日泣いている日々です。
亡くなる前日まで歩いて散歩していたから
今でもひよっこり帰って来そうな
そんな風に思うこともあり。
呪文のように私が看取って火葬にしたの、戻ってくるはずはないと
唱える日々です。
亡くなった日から寝る前と起きた時
あぁ、トゥルーは死んでしまったんだという
絶望感に襲われます。
一緒に寝ていたので
今年の冬は殊更寒さが身に染みる
夏は自分で涼しい場所に寝ていたけど
冬は抱っこして布団を分捕られていたもんね。
49日まで眠れないし食べられないと思っていたけれど、
看病していた時は不思議と空かなかったおなかも空くし
夜になれば眠れもした。
今考えるとトゥルーが心配して食べさせて寝かしつけていてくれたんだね。
彼女が入院してから食べ物の味があまりしないけど
(だから食べても美味しいと思えない、今現在も)
飼い主は日々何とか生きてます。
我が家の子は
先住犬のびんも心臓が生まれつき悪くても
16歳まで生きてくれたので
トゥルーもその辺まで生きてくれると
勝手に思ってた。
でも考えてみたら
やたら気ぃ使いしぃで
ダメって本気で言ったことは
次から絶対やらないいい子で。
いつもうるさいくらい元気で
ひょうきんで
毎日飼い主を笑顔にさせてくれた
飼い主の面白くない人生の唯一の華。
そんな子は神様にも
きっと愛されて
早くに召されてしまったのでしょうか。
あまり長く悲しむと成仏出来ないとか
他人は勝手に言うけれど。
絆が深かった分、
悲しみは日々深くなるばかり。
前に亡くした時はトゥルーがいてくれたから
乗り越えられた。
今は何を見ても何を聞いても
トゥルーのことを思い出してしまう。
ねぇ、トゥルー。
私の子で幸せだった?
飼い主はあんなに可愛くて楽しいひまわりのようなトゥルーに
出会わせてくださった大河原のママさんパパさん、
それから沢山の犬ともさんに
感謝しきりです。
トゥルーは分離不安だといわれていたけれど、
分離不安だったのは
飼い主のほうでした。
トゥルー
11年も飼い主の傍にいてくれて
笑顔にしてくれて沢山沢山有難う。
面倒な飼い主だったから
大変だったと思うけど
長らくお守り役、お疲れさまでした。
出来ればカルーアばあちゃんのように
また私のところに
生まれ変わって
戻っておいで。
ずっとずーっと待ってるからね。