NEWSポストセブン 2015年3月15日
http://news.livedoor.com/article/detail/9889783/
ベトナム、湾岸、イラク・・・戦争と日米摩擦は密接に絡んできた
安倍晋三首相は2月18日の参議院本会議で、TPP日米交渉の早期妥結に意欲を見せた。一連の交渉で、米国は日本にどのような圧力をかけてきたのか。ジャーナリスト・武冨薫氏が日米交渉の闇を抉る。そして、そこには「戦争」の影があると指摘する。
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イスラム国がジャーナリスト・後藤健二氏の殺害予告映像を公表した1月下旬、折しもニューヨークでは「環太平洋戦略的経済連携協定」(TPP)の首席交渉官会合が大詰めを迎えていた。
日本政府はこの場で、米国が求めている牛肉の関税引き下げと米国産米の輸入拡大について大幅な譲歩案を提示したと言われている。
TPP担当の甘利明・経済再生相は1月30日の会見で、「一歩も踏み出せないということであれば交渉が成り立たない」と発言。牛肉やコメなど重要5項目を「絶対守り抜く」としていた政府方針は案の定、腰砕けになった。
TPP交渉は米国側農業団体が日本側の譲歩案を「不十分」とし決着は先送りになったものの、邦人人質事件が日米の駆け引きにデリケートな影響を与えたことは想像に難くない。
(以下略)
甘利大臣の開き直りみたいな発言にはムカッとくるね。
重要5品目は守り抜くんじゃあなかったのかぁあああああああああああああああ!
今更の指摘だけども、一応叫んでおきました。
しかし、甘利大臣は過去に1センチも譲らないって発言してたよねぇ~。
なので、「自分の力不足、能力欠如のためにアメリカ様に大幅譲歩案で擦り寄るしかありませんでした。国民の皆様申し訳ございません」と、謝罪しろっつーの。
でも実際は謝罪どころか、「一歩も踏み出せないということであれば交渉が成り立たない」~?
一歩どころか相当進んで大幅譲歩してんじゃん!!!
開き直りでしょーよ、この発言は・・・・・・
でもって、政府はTPPの早期妥結したくてたまんないって、どんだけ足元見られる外交してんだか!
交渉が成り立たないどころか、交渉下手って言うんですよねー、そういうの。
そんなヘタれな安倍政権に対し、アメリカから嬉しいニュースが・・・・・
日本農業新聞 3月13日「献金停止 議会に圧力 TPA法案廃案めざす 全米最大労組がTPP反対で行動」によると・・・・
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=32506
米労働総同盟産別会議(AFL-CIO)が、当分の間、連邦議員候補への政治献金を差し止めると発表。
TPA法案に賛成しようとする議員に、資金面から絞め上げる狙い。
同会議のリチャード・トラムカ会長は地元メディアに「TPPは生活や賃金の低下をもたらす」と話し、鍵を握るTPA法案の廃案に向け全力を尽くすと強調。
だそうだ。
アメリカ人はすでにグローバル化が、労働者の賃金低下につながった経験をしてるからね。
海外の安い労働力と競争しなきゃいけなくなり、結果必然的にアメリカ人の賃金も下がって行く。
TPPも同じ状態になるのを知ってるわけよ。
けども、日本は危機感薄い、全く残念なことに。
TPA法案が可決されないとオバマに権限が無くて、TPPも妥結できないから、どうか一つ全米最大労組には頑張ってもらいたいものです。
他力本願で行くしかないのが、今の日本でございます!
TPPよ、漂流し続けて消滅しちゃえー!!!
じゃ、またね