先週の土曜日は、第1回(二回目もある前提)観桜会!!


京都は伏見・醍醐寺に行ってまいりました~~~合格



ここは桜で有名なお寺らしく、京都中心部からは大分離れているのに

すごい人だかりでした。天気も天晴れ!とまでは行かないにも、

雨が降りそうなのをガマンしてるってかんじでしたね・・・。


地下鉄醍醐駅をおりて徒歩10分・・・。

ほぼ人の流れに乗ってたどり着いた醍醐寺は三宝院。

その脇にひろがる大樹です!


荘厳かつ優美!

咲き誇るって言葉はまさに桜という花のためにあるのですなぁ・・・。



この三宝院も公開していたのですが、広い庭園があり、

苔生した橋の架かる池、鶴と亀を表す松の小島、仏と真理を

表す庭石など、見ごたえ十分でした。

(残念なことに撮影禁止でしたが)




三宝院の裏では、抹茶を頂けるこんなスペースが有!

ミヤビ~~~(* ̄Oノ ̄*)


濃い桃色の花びら、白い花びらなど多種の桜があり、

風がそよぐ度に、はらはらと舞い散るさまが

人間の情緒を揺さぶるのですね。。。はぁv



三宝院をでて、桜並木を歩いた先には「霊宝館」

なんだか美術館みたいなところでした。

寺の中にこんな建物があるなんて・・・!

しかもめっさ新しいし!!!

と、思って門をくぐると、

桜と竹のかわいらしいコラボレーション↓

華麗かつ優美な人格を象徴するかのような「桜」

実直かつ堅実な人格を象徴するかのような「竹」


相容れないようでいて、どちらも日本人の心を

象徴するかのような組み合わせ。。。



霊宝館脇にもみごとな枝垂れ桜


ケッコウ本格的なカメラをもった人たちも多く。

満開も満開で、雪のように花びらが降り注いでいました・・・

花の命は短いよね、きっと今週末には見ごろは過ぎているんだろうな・・・。





正門らしきところは工事中。しかし、五重塔はみることができました。

しかし、ここらへんの桜ちゃんたちは元気がないのです。


よくよく根元を見ると

(((( ;°Д°))))


早く良くなってね・・・!





正門から見た桜並木。

まだまだこれからの木も多く、桜舞う道を歩きたかったな~

なーんても感じた。





ちなみにこれは三宝院の唐門。国宝だってよ。


この門もそうだけど、あらゆるところで見たのが、

桐の御紋。なんで秀吉?

と思ったら、この醍醐寺の再建(というか改修?)に

秀吉が多大に貢献したんだって。


あらゆるところに桐紋を見つけ、その影響力の強さを

ひしひしと感じておりました。

「秀吉アピールしすぎだよ、さすが関西人め」

なーんて思ったことは内緒。



桜はやっぱりいい。

紅葉もいいけど、心がうきうきするのは桜。

かの在原業平も

「世の中に 絶えて桜のなかりせば 春の心ものどけからまし」

(この世に桜がなかったならば、春になってもこころは穏やかなままで

いられるのになあ(=桜があるから春になると心はそぞろになってくる))

と歌っておられるぐらい。


桜はずーっと昔から「日本の春」の象徴。日本人の心を沸き立たせるもの。

そんな桜にちょっと元気をもらいつつ、今日もこの町で頑張ろう、と決意を新たにするのでした。

昔昔、おばあちゃんからいわれて、新しい国を治めることになった王子様がいました。

都会育ちの王子様は、田舎くさい自分の国が気に入りません。


しかし、そんな様子をみていた地元の領主さまは、

接待の席に自分の娘たちを連れてきました。


気をよくした王子様は、何とか国を治める決意をしたようです。



王子様取り入りたい領主は、チャンスとばかりに自分の娘を売り込みました。

いわゆる摂関政治の基本です。


領主様のところの二人のお姫様は、まったく似ていませんでした。

一人は、華のようなかんばせ。紅色の頬。儚くも美しい深窓の美少女。

もう一人は、岩のようにごつごつした輪郭。太い眉。肝っ玉の据わっていそうなおっかあ顔。


当然王子様は「二人もいらねー」っていうわけです。


しぶしぶ一人だけを嫁がせることにした領主でした。

しかし、領主は結婚式が終わった後、王子様にこう告げるのです。


「この娘を娶ったあなたの血統は、満開の花の如き栄華を手に入れるでしょう。

しかし、悠久の時の流れの中、華の如く散り、その短い栄華を繰り返すのです。

もし、あなたがもう一人の娘も娶っていたら、その娘があなたの血に不変の礎を

もたらし、二人の娘の力が一つとなり、永遠の栄華を手に入れられたでしょうに。」



それまで、王子様の一族は軽く1000年は生きる長命の種族でしたが、

それ以降、代を重ねるごとにその命は短くなり、現代ではたった100年も生きられない

一族となってしまったのでした。





ま、なんでこの話をしたかっていうと、この「華の姫」がコノハナサクヤビメといって、

天皇の一族に栄華と短命という運命をもたらした。という伝説があるんっすね。。

この場合の王子様が、皇祖神アマテラスの孫・ニニギさんです。残念でしたね。



このサクヤビメが、ニニギに栄華をもたらすといって、山の上から巻いた霞が

華になったといわれてます。これが、サクラ。サクヤ→サクラになった、っていうのが

サクラの語源の一つ。


短い栄華を咲き誇る。まさにサクラは人生そのものなのかもしれない。



なんで、こんな話をしたかっていうと。

ようは綺麗な桜が見たいな、ってこと。

普段ミステリィしか読まない私の久々の脱ミステリ小説


村上 春樹
アフターダーク

何だがやっぱりワタシには理解不能でした。

率直な感想としては「結局目ぇさめないのかよっ」みたいな。



結局、誰が誰を理解したのか。

誰が救われたのか。

男はどうなるのか。

主要人物たちは、すれすれのところでお互いの運命をに触れ合いながら

しかし気づくことなくすれ違っていく。


その運命の意図を確かな(?)ものにしたのは主役(?)二人ぐらいか・・・。



なんともすっきりしない終わり方。

だれか、あれはどういう意味だったのかおしえてくれーーー。



でも、(借りてきた猫で申し訳ないが)

大学時代の友人が卒業論文が「村上春樹」だったので

その論文をちょっと読ませてもらった。


なんだか、亜空間とか異空間とか、その相互性とか

難しいSFワールドのような言葉が飛び交っていたが

まさしくそのとおりなのかもしれない。


村上春樹の小説において、「世界」はいくつも構築されている。

登場人物の何人か、もしくはメタ目線で見ている私たち読者は

あたりまえのようにその世界のいくつかを視ている。


ただ、その世界の存在する意味が私の理解とは遠いところに

あるだけ。


きっとわたしがミステリーをすきなのは、

そこに「明確な答え」が用意されているから。

なにかしらの結論、真実がミステリには存在する。


でも、ハルキ(何様)はいぢわるなのでその答えを

くれない。

まさに、狭き門だ。

その理解に到達する人は、果たして日本に何人存在するのか。


彼の創造する世界はシュールすぎて、きっとワタシは生きていけない。

なので、これからも気が向いたら読んでみる程度に収めておこう。


読めば読むほど、どうしても答えが知りたくなるのがワタシの性。

でも見つけられないジレンマに、耐えられそうにない。





先日、彼氏に会うため東京に行ってきました。




片道13000円は貧乏社会人にはつらいっすねガーン


そのとき、今話題(なのか?)の新国立美術館に行ってきました。



感想を一言で言うなら


これからの活躍に期待



美術館というより、多目的ホールのように感じました。

もっと惜しげなく美術品を展示して欲しい。もったいない。





そんな中、無料でやっていたのが「黒川紀章展」

これはなかなか見ごたえがありました。ラッキー音譜



曲線を基調とした、流体的な造詣をした建物を造る人だなあ・・・と。

建築のこととかまったくわからないけど、見ていて目の前が揺らぐ感じでした。ぐねぐね



実は、地元に程近い市の庁舎も彼の方の作品だったりして親近感も沸きましたし。

この人、都知事に立候補してんだよなぁ・・・。



別に推薦するわけじゃないけど、彼の作品を見ていると、歴史や伝統を尊重しているというより

近未来的、宇宙への進出をめざしているのか?と感じる。

それはきっと、子供のころ「ドラえもん」に影響されて思い描いた

「未来の世界」

の建物が、彼の建築物に近いものだったから。


丸い、ガラスバリの建物や、曲線で描くビルの乱立。

まさに、ドラえもんのすむ世界を彼は既に建てていた。


思えば新国立美術館もまさに宇宙ステーションのよう。


ドラえもんに続く未来は彼が作っていくのかもしれない。




有名な政治家には、文学者が多い。

弁の立つ人が多い。



建築に詳しい友人が行っていた。

「物事を3Dで捉える人が政治をしたら面白くなるかも」と。

うーーーん。まさにそんな時代がやってくるのか?


ただ、石原さんも十分破天荒なので、どっちにしろ都民のみなさんは

刺激的な未来が待っているかもなのですがね。



今週は西川さんのTV出演強化週間でしたねぇぇぇ~


ほくほくでテレビの前にいました。

ごきげんよう初日を録画ミスするという手痛い失敗を教訓に、

連日ほぼ苦笑いで小堺さんとトークする西川さんは大人でした( ̄▽+ ̄*)


しっかしまぁ、西川さんがTVに出てると、友人、親、果ては彼氏まで私に

「今TMテレビに出てるよ」

と連絡してきやがります。

しってるっつーの!


でもまあ、みんなありがとうってことですね。

気にかけてくれて。


堂本ぶらざーずはなんていうか、正直しんどいの延長版というか、

トークにのみ特化したしんどい。みたいなかんじでしたね。

まぁ、ようしゃべること!面白かったけどさっ


時差ぼけですか?「ううぅん?」がひたすらかわえぇ(●´ω`●)


あんな和やかな雰囲気の中のハイプレッシャー。

ほぼカラオケ、のノリだったような・・・。西川さんより、後ろの武田真治(?)の

ナガブチですかバリの衣装での激しいサックスパフォーマンスが気になってショーがなかった。

うーーん。やるなぁ(何



HOWLING試聴してきましたーーー:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

公式HPからディスコグラフィに行くまでもなく、TOPで

流れまくってましたねv

まるまる1番vvvv



サビA、サビBと仮に分けるとしたらどっちも後半が素敵v

(わからない人は実際に試聴してみることをおススメ)



やっぱ、いい意味でも悪い意味でも万人受けしそうなメロディ、

だけどこーいうの嫌いじゃないしv

何よりもギターカコイイvvv


ていうか、ボーカルの息がよく続くなぁ・・・と

「凄み」を実感。


ナーバス~のほうもねv


試聴段階ではHOWLING派☆

でも聞き込めば変わるのかしら?


どっちも早く生でききたいなぁ。

もうすぐアルバムが出そうな予感がひしひしと感じられます。


abingdon boys school・・・30代半ばにシテ

こんな素敵なおっさんたちに魅せられる私・・・。


ライブ・・・アルバム・・・。

はー楽しみ。



でも、それ以上に今年はライブレボリューションがあるのかがとても心配。

だったりするさやかさんなのでしたっ!

気がついた。


伊坂こうたろーは、タイトルのつけ方が微妙だ。

いや、世間一般にはこれを絶妙というのだろうか。。。


もうしそうならごめんなさい。





伊坂 幸太郎
アヒルと鴨のコインロッカー

物語の中でも述べられているのだが

これは「過去の物語」だ。


物語の終焉に少しだけ出演しているにすぎない主人公。

いや、主人公というのも違うかもしれない。


あくまで主人公は、過去の3人であり、

私たち読者が、それを神の目線からみせられているに過ぎない。




なんとも切なく、因果応報を信じたい、信じたくない、

生まれ変わりを信じたい、信じてもいいのだろうか。



なーんて、もどかしさが体の中を這うようだ。





ブータンという、純粋なる国民性が、うまく物語を

まわす歯車の一つとなっていた。


急速に終幕へと向かう物語が、

最初はぼんやりと広がるキーワードが、


クライマックスへと、鮮やかに収束していくのが

伊坂氏の素敵な描写だと思う。

スキ。



ただ、タイトルはどうにかならないもんか。

最初に戻る↑


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ 明日はPJの収録ですか・・・。

いいな、久々のTMR・・・。参加したかったな・・・(´・ω・`)


absの西川さんも素敵だけど、

眼鏡なしでキラキラの妖精さんにもソロソロ会いたいな・・・。



何はともあれ、明日参戦する皆さん、頑張ってください!




゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


あと、堂本兄弟出演ってマジみたいですね!

早くオフィシャルでも発表してくれないかなо(ж>▽<)y ☆


あの番組の構成はケッコウ素敵だと思うので、

TVの前の人たちが皆西川さんの素敵さに気づけばいいのさっ(何様


剛くんとも久々なんじゃない?

二人ってまだ仲良しなのかなーーー??



何はともあれ、時期的に「西川貴教」名義での出演ぽいな。

ミュージカル関係かな?


これで、明日のPJやこの出演がTMRの新曲のためだったら

西川さんは、本気でサプライズをくれるネ申だと思う。(ま、多分違うでしょ



゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


最近、ほんと、西川不足です。


WEST WINDの収録にも行ったはずなのに、

ちょっとわがままかな、自分(w_-;


西川絡みじゃないと、東京へ行く気になれない自分に

彼氏もちょっと呆れ気味っすね。

いやーーーーー・・・ごめん。

ほんとに積極的活動が出来なくなってるね、自分。



まだ、3月。


ミュージカルまでまだ2ヶ月もある。



そして、ライブレボリューション’07は・・・


あるのかっ!!??

有栖川 有栖
白い兎が逃げる

火村&アリスシリーズ。


そういえば、ここんところ国名シリーズ読んでないなあ。

なんて、思いながら。。。


やっぱり有栖川氏の短編は読みやすい。

いつもにくらべると、やや現実離れしている、、、というか

論理性にかける・・・というか、


ちょっと物足りない気はしたけど、それでも

ファンとしてはやっぱり活躍してくれる二人を見れるのは楽しい。


表題作「白い兎が逃げる」よりも

おススメは「比類のない神々しいような瞬間」


それは、機械仕掛けの神様の如く、物語に現れる「動かぬ証拠」


専門知識、とまではいかないけど、

「そんなんしるかっ」って突っ込みたくなるような証拠だったけど。


一つの作品で、いろんなミステリ要素が楽しめるのはいいなって思った。


ダイイングメッセージがマニアックだったのにもしっかり理由があったんだけど、

そのマニアック性にもしっかり意味を持たせていたので面白かった。


うーん。この二人が光るのはやはり短編集だよね!


次はぜひ、国名シリーズで二人の活躍を見せてください・・・。

楡 周平
フェイク

本屋さんのおススメコーナーに長いことあったので、ついに買って読んで見た。


どんな駆け引き、打算・計算・罠・・・が仕掛けられているのだろうと思ったが

なんのことはない、よくありがちな金儲けの話か・・・。


「いかにして金をもうけるか」を、「夜の銀座」を舞台に繰り広げたもの。


なにゆえに、私には受け付けないのか。。。



第一に共感できる登場人物がいないこと。


第二にありがちな世界設定であること。



特に1番目の理由は決定的。

主人公格二人の男がダメダメ。

もう萎え萎え。


ストレートな金儲け駆け引き話は合わない、ということを何となく再認識したことが

唯一の収穫だったか・・・。





「世の中にウマイ話なんて一つもない」


が、自分の根底に根付く考え。

リアリストの母に教えられた世のコトワリ。



この「フェイク」が、ダメ男がちょっぴり改心して、

それでも大金を手にして、またうまい話をもっていく・・・


で、物語を終わらせず、


その先の落とし穴と転落までを描いてくれればもう少しスキになれたかも?

小物のワル程度の働きでは、心躍らされることも、震わされることもない


もっとダークorピュアな作品にしてくれ。