北原白秋・自身の推敲(1-1) | ◆気になる言葉たち◆短歌と詩と

北原白秋・自身の推敲(1-1)

歌集に組み入れるときに、一度発表した作品を改作することがあります。
どのような考えで作者は改作をしたのでしょうか。


先ず作者は原作のどこが問題だとしたのか。考えてみましょう。


冬の日の光つめたき笹の葉に雨蕭々とふりいでにけり 北原白秋(原作)


・蕭々(せうせう):風雨・落葉などの音のものさびしいさま


(つづく)