震災で家を失って、たくさんの方からお見舞いをいただきました。

ここ何年も連絡をとっていない方からも、安否の確認や救援物資の援助がありました。

みなさんとても親切で、私の気持ちをいたわってくださり、本当にありがたいと思います。


震災の被害は小さいものではありませんが、実は私にとっては震災よりも胞状奇胎の方が何倍も辛い出来事でした。

胞状奇胎になった時の方がいろいろな感覚、特に悲しみに対して反応が鈍くなり、また、理解されない苦しみ、誤解による新たな苦しみが多かったように思います。

私にとって震災の方が心理的被害が少ないのに、周囲の手厚いフォロ-は不思議でした。

震災の被害者に対して適切なフォローがあるのに、胞状奇胎に対しては傷つく対応ばかりだったのが不思議でした。


なぜこんなに対応が違うか考えると、残念なことですが、震災は多くの人が犠牲になったということや、震災の被害が多くマスコミで取り上げられたからではないかと思います。

また多かれ少なかれ多くの人が震災の被害にあい、恐怖感や喪失感をもっているから、共感しやすいのかもしれません。


私も今回の震災では自分が生きていることが不思議だし、親戚や友人で犠牲になった人は多かったです。

でも私は胞状奇胎でもっとも身近で大切な人を亡くしています。

そのことすら理解されず、間違った対応が多かったことが今でもとても残念です。



私と同じ状況でも、震災の方が辛いと感じる方はいらっしゃると思いますし、被災地の現状はまだまだ本当に大変です。

何が辛いかはその人しだいだと思います。


私は胞状奇胎で世を儚んでしまったので、その後の悲しい出来事に感覚が鈍くなっている傾向がありますが、相手の辛い思いを軽視せず、少しでも支えになりたいと思います。

約5ヶ月ぶりの更新になってしまいました。


このブログを定期的に見てくださっている方がいるのかは分かりませんが、

ご無沙汰して申し訳ありませんでした汗

とりあえず私は生きていますチョキ


二つほどご報告したいことがあるのですが、


1 一つ目は

3月11日の震災で、家がなくなりましたガックリ


それで音信不通になり、今は応急仮設住宅に入居したところです。

震災のときは職場にいて無事で、命が助かったことをありがたく思っていますしょぼん


2 二つ目は

これは病気と戦っている方や、ベビ待ちをされている方は読まない方が

いいかもしれませんが、























来月、家族が増えますヒヨコ


家がなくなったのに、子供が産まれるってどうしたらいいんだむかっ、って感じですが

やっと住むところが見つかり、なんとかなりそうです。


以前にも書きましたが、このブログは胞状奇胎のことを中心にしようと思っているので、

妊娠や出産の話題を載せる予定は無く、ご報告のみにさせていただきます。


落ち着いたら妊娠・出産と震災のことをメインとしたNEWブログを別に作りたいと考えています。



これからも、変わらぬお付き合いをお願いいたしますヒマワリ






初めての妊娠で胞状奇胎になった私にとっては、これが妊娠のすべてですが、一般の人にとってはもちろん病院にとっても「珍しい事ビックリマーク」のようです。


ということで、病院だからといって「分かってくれているだろう」と気は抜けませんえっ


まず、先生は忙しいですから、部屋に呼ばれた時点で、病名を確認するどころか、前回の記録すら目を通していない可能性があります汗(こんな先生は私のところだけかもしれませんが)。


明らかに忙しそう&疲れていそうな時は、こちらから病状を説明するのが吉合格かと思います。

例えば、「胞状奇胎の経過観察○日目になりました。」とか「前回の血液検査の結果はどうでしたか?」など

そう言っておけば、基礎体温を提出してもタイミング指導とは間違われないでしょうかお


次に、看護師さんなどスタッフの方々ですが、

もしかしたらその人にとって初めて胞状奇胎の患者かもしれないので、検査表からβ-hcgを探せなくても、試験管のサイズが分からなくても、見守るかやさしく教えてあげましょう得意げ

ベテラン看護師でも珍しい検査値みたいなので、自分でいろいろ覚えておけば何かとスムーズで安心音譜です。


もし無神経なことを言われてしまったら、悲しそうな顔をしょぼんしてその理由をその場で言いましょう。

怒ってむかっ言ってしまうと、患者の言葉を受け入れられないかもしれません。


それでもひどいときは、迷わずその人よりも年上で役職がある方に相談しましょう。

同じ態度を他の患者さんにとると、病院の信用が落ちてしまいますので、裏星空でうまく対応してくれるでしょう。

対応できない病院は・・・私なら病院を変えることも検討します。


私が行っている病院は、先生は熱心だし、スタッフは気がきいて優しい方が多いです音譜

口コミでもいい評価を受けていて、私はこの病院のことが気に入っていますラブラブ


それでも、残念な対応というのは何度もありますあせる

珍しい病気だからということもありますし、お互い人間だから仕方ないのかもしれません。

私もかなり迷惑をかけましたしダウンお互い様って感じもあります。


この病気(胞状奇胎)は、人任せにせず(先生を含む)、自分でも勉強して管理することがお勧めですチョキ


もう少し具体的な対応を書いておこうと思います。

舅の発言に失礼な言葉がたくさんありますので、苦手な方はスルーしてください。

















ドクロ「子供がいない共働きをDinksと言うんだそうだ。」(「子供がいない」に重きがかかった言い方)

パンチ!「子育てにはお金がかかりますから」

パンチ!「昔と違って、今は終身雇用が崩壊していて、夫の会社でも頻繁にリストラが行われているので、二人で働かないと心配です」


ドクロ「女性が働いているから少子化が進むんだ」

パンチ!「働いている女性がのほうが、たくさん子供を産んでいるという統計があります。少子化の原因は女性が働いているからではありません」

(夫と会社の協力がある程度ある場合は、働く女性の方が子供をたくさん(特に3人目を)産んでいる。少子化の原因は未婚・晩婚化と社会体制の不備が原因と最近は考えられている。先進国で出生率が回復している事例からも伺える)


ドクロ「このままでは○○家が滅びる」

ドクロ「昔は3年子無きは去れっていわれたんだ」

パンチ!「○○と言う苗字は多いので大丈夫ではないですか」

パンチ!「お父さんは私のことを雅子様のようにしたいのかしら。このままではそうなります。(そうなったら子供どころじゃなくなるんですけど)」

パンチ!「そんなに欲の強い人がいては、コウノトリさん(神様、仏様なども可)もこの家はやめておこうと思うんじゃないかしら」合格

舅の前で私女の子「(夫の名前)さんは、私と離婚したいの?」

男の子「いや、二人で仲良くやっていこうね」


前時代の価値観が満載の方には、正しい情報を伝えることが重要です。

テレビ等の扇動をすぐに信じる人は、きちんとした情報を伝えるとそれもすぐ信じる人が多いです。

舅のプレッシャーを少なくする一番よい方法は、舅の興味を自分たちからそらすことです。

弟の就職とか、親戚のトラブルとかがあって私への一転集中はだいぶおさまりました。


なお、私が一番気に入って合格使っているのは、コウノトリさん発言です。









私にはどうしても苦手なタイプの人がいて、その典型的な人物が舅、すなわち夫のお父さんです。


結婚披露宴の挨拶では「早く孫の顔がみたい」と断言され(私の職場の上司も来ていたので困りました)

結婚後も、「○○家が滅びる」「3年子無きは・・・」と、それはものすごいプレッシャーでした。


苦手なタイプに加えて、もう一つめんどくさいことが、私は舅に嫌われたくないということ。

夫は、あんな人のご機嫌はとらなくていいよ、と言いますが、嫁の立場としてはそうはいきません。


子供がなかなかできなかったときは、加えられたプレッシャーに押しつぶされて毎日泣き、離婚まで話し合いました。(夫婦間では二人で生きていこうと落ち着いたのですが)。


病気(胞状奇胎)になってからは、孫だけを楽しみにしている舅の言葉すべてがストレスなので、盆も正月もあからさまに会っていません。


病気になったことすら話していなかったのですが、チャレンジできない経過観察中のプレッシャーはあまりにも辛いので、夫からやんわり伝えてもらいました。

ただ、流産したとか病名までは伝えていません。後々まで言われるとめんどくさいので。


舅は相手を思いやるよりも、自分の要求を口にしてしまう性格なので、やんわり言ったぐらいではおさまりません。

そこで、私と舅が顔を合わせるときは、夫が必ず最初に「ぼくの妻をいじめないんだよ」と舅に注意します。


舅も私に嫌われたいとは思っていなかったようで、この一言がとてもよく効いています。

それから姑(夫のお母さん)を味方につけて、日々のフォローをしてもらっています。

姑はよくできた(あの舅と30年連れ添っただけでも相当)、本当に立派な方です。


まとめると、私の舅への対策は、

1できるだけ会わない、

2夫から伝えてもらう(余計な情報は与えない)

3舅の周りの理解者と協力者を集める

でしょうか。


私が結婚したのは夫であり、舅ではありません。

舅はまもなくあの世に行くと、楽観するのも手かと思います。


家族として長年付き合っている夫に対応をお願いして、私はできるだけ「いい嫁」を演じさせてもらっています。