いやー
またもやベインキャピタルは綺麗なエグジットを決めましたね!
サンタさんからの1000億円の贈り物です。

ベインキャピタルは、アメリカに拠点を置くPEファンドで、
アメリカでは、トイザらスやNXPセミコンダクターズなどを買収しています。

分かる限りのIRRは、
1995年のファンドは49%
1998年のファンドは14%
2000年のファンドは20%
2004年のファンドは12%
2006年のファンドは6%
です。
ファンドサイズは、トータルで750億ドルを超えているそうです。

とりあえず、日本における最近の案件

2006年 MEIコンラックス(アドバンテッジと共同で、500億円超でMBO買収)
2007年 サンテレホン(日本産業パートナーズと共同で、355億円超でTOB買収)←ダルトンに襲われてたみたいです
2008年 D&M Holdings(RHJから480億円でTOB買収)
2009年 ベルシステム24(シティグループ・キャピタル・パートナーズから1200億超で買収、2014年に伊藤忠商事に持分の半分を売却)
2010年 ドミノピザジャパン(60億円で買収)
2011年 すかいらーく(野村プリンシパル・ファイナンスから2600億円で買収、日本産業パートナーズも資本入れてます)
2012年 ジュピターショップチャンネル(住友商事から1000億円で買収)
2014年 マクロミル(513億円でTOB買収)
2015年 大江戸温泉物語(キョウデンから500億円で買収)、雪国まいたけ(95億円でTOB買収)、日本風力開発(97億円でTOB買収)

エグジット
2006年 MEIコンラックス売却
2012年 サンテレホン売却
2013年 ドミノピザジャパン売却(180億円)
2014年 すかいらーくIPO
2015年 ベルシステム24IPO、ジュピターショップチャンネル売却(1000億円)

最近、活発化してきましたね。
にしても、意外と共同買収とかしてたんですね。
あと、商社との相性がいいのかなとか思ってみたり。
ってか日本産業パートナーズってみずほ証券が株主なのは知ってたんですが、ベイン&カンパニーとNTTデータもそうなんですね…
あとファンドサイズも、83億、300億、600億と比較的大きい。

次にチームメンバーについて。
いやーやっぱりベインキャピタルってキラキラですね経歴が…
一応ベイン&カンパニーのメンバーだった方々が独立してつくられた会社だと思ってたのですが、
チームを見ていると、結構BCG出身の方が多いなってイメージで、
その次ぐらいにマッキンゼーの方がいるイメージ。
あと、リップルウッド出身の方も結構いるなって思いました。
これってキーポイントだったりするのかもしれませんね。笑

最後に、華麗なるエグジットについて若干ご説明を。
まず、すかいらーく。
2006年に、野村プリンシパルファイナンスが1000億円、CVCが600億円、シンジケートローン2200億円でMBO買収されました。当時のEV/EBITDAは、9.5倍と結構高かったと。
2008年に、500億円を追加で野村プリンシパルファイナンスが出資しています。
2011年に、2600億円でベインキャピタルが買収しました。
2013年に、資本金を475億円あったものを1億円に減資、それをその他資本剰余金に振り替え、そのうち277億円をベインキャピタルに配当しています。
そして上場。688億円分を売却し、その他アドバイザリーサービス報酬として24億円、上場成功報酬として40億円をベインキャピタルは受け取っています。
また、定期報酬として年間7億円を2021年まだ支払います。

ちなみに今の時価総額は、3000億円ちょっとなので、上場時から20%ほど上昇しています。
有利子負債は、1493億円です。

次に、ベルシステム24。
2004年に、CSKの資本が入っていたのを日興プリンシパル・インベストメント(現シティグループ・キャピタル・パートナーズ)が2400億円でMBO買収しました。
2009年に、ベインキャピタルが、1200億円で買収しました。
この時、シティグループ・キャピタル・パートナーズは、200億円の配当をベルシステム24から受けています。またFAは、ベイン側に長島大野常松法律事務所、プライスウォーターハウス、UBS証券、日興コーディアル証券、みずほ証券、モルガン・スタンレー証券で、シティ側にシティーグループ、ゴールドマン・サックス証券が付いています。
2014年に、ベルシステムから825億円の配当と、ベルシステムに出資しているファンドの490億円の増資を伊藤忠とともに受けます。この時、50.1%がベインなので245億円を出資しており、実質580億円を回収しています。
そして上場。396億円分を売却し、2019年まで年間1.5億円をベインキャピタルに、また、2019年まで年間1.5億円を伊藤忠商事に対してマネジメント契約を結んでいます。
詳しくは、以下のブログをご参考ください。
http://ameblo.jp/heuko/entry-12104892069.html

ちなみに、今の時価総額は、850億円ちょっとなので、上場時から22%近く下落しています。
有利子負債は、807億円です。

いやー
ファイナンスの所が難しすぎる…
でも面白かったー
ってか、契約ってw
一人で笑ってました笑
あと、その他資本剰余金に振り替えて配当ってw
すごいファンドだ…

にしても野村プリンシパルも日興プリンシパルも買収下手くそすぎないか?

参照
田中博文 すかいらーく再上場 / MBOの成功とは何をさすのか? http://www.huffingtonpost.jp/hirofumi-tanaka/skylark_b_5746132.html
ベルシステム24の再上場 ~ ベインの投資ストラクチャー変遷と伊藤忠の投資採算
http://ameblo.jp/heuko/entry-12104892069.html
先ほどは、会社が足りなさすぎたので、書き加えました汗

最近、アメリカのIT企業は、時価総額だけが先行してしまっている気がするのですが…(勘違いかな…笑)
それっておかしくない?と思い、今回は、アメリカのIT企業の売上(3年間分)、成長率、営業利益、営業利益率、時価総額、PER、社歴を調べてみました。

単位を毎回忘れてしまうのですが、10億ドルです。
アップルの売上の場合であれば、2337億ドルです(日本円で大体28兆円くらい)
あと、PERですが、普通は時価総額÷純利益で計算するのですが、この場合は時価総額÷営業利益で計算しています。





まずアップルのPERですが、8倍って低すぎですよね…笑
確かに、iPhone7がずっこける可能性があるとはいえ、これはねぇ…
でも、元の時価総額が6000億ドル近いとなると、なかなか難しくなりますよね…
低いPERといえば、IBM。利益率が意外に高い割に、PERが低い。
んまぁ成長してないからだと思いますが…
一方でAmazonやLinkedInのPERの高さ…
んまぁ年によっては50%以上の成長をしているので、ご愛顧かなー笑

次に社歴。
AppleやMicrosoft、Oracleって40年近いんだなーっと。
自分は、XP世代だったので、Microsoftとか1990年代の会社かと思ってました(さすがにそれは盛りすぎか)
でも、ビル・ゲイツってもう還暦だし、Oracleのラリー・エリソンなんて71歳ですからね…笑
それなのに、OracleのCTOになってAWSに対抗しようとしているのはすごい…
ちなみに、Amazonのジェフ・ベゾスは、51歳です。20歳差…
一方でFacebookすごいなーって改めて思いました。

最後に、最近のバズワードのフィンテックに関係すると思われるPayPal、Intuit、LendingClub、Squareについて。
SquareやLendingClubの場合、赤字なのにこんな時価総額がついて!何て言われちゃうと思いますけどまぁめちゃくちゃ成長しているので…
逆に驚いたのが、Intuit。
減収に陥っているという…
日本だと、クラウド会計や!!PFMや!!なんて言われてますけど、Intuitの場合、Mintを2009年に買収しているという…
そういう意味で、日本って遅れてるなーなんて。
んまぁ遅れていても便利になればいいので。笑

この結果を見て、自分的には、アメリカのIT企業って意外にバブルじゃないんじゃないか?
なんて思ってしまいました。
しまったってなんだよwって思われるかもしれませんが。笑
ってかむしろ、日本の方がバブルなんじゃないかなんていうのも思いました。

いや確かに、この一覧には、古い企業も入っている一方で、
最近IPOした企業が少ないことは、否定しません。
あとは、
「そもそもバブルなんつうものは崩壊し始めている!」とか、
「バブルなのは上場企業よりも未上場企業なんだ!」とか
いろいろ意見もあると思います。

んまぁとりあえず、
もっと勉強しなきゃー。
東洋経済の負債ランキングとやらがあり、首位がソフトバンクでした。
去年は、トヨタ自動車だったんですが、NewsPicksで叩かれに叩かれまくっていたためか、今年は入ってませんでした。笑

でもふと、ソフトバンクってどんな負債を抱えてるんだろうか?と思ったので、調べてみました。
しかしまぁ日本会計基準からIFRSに変わったためか、悪戦苦闘しました…
結果として、あってるのか間違っているのかわからないグラフができてしまうという…
お見せするのは恥ずかしいものの、とりあえずまとめてみた以上投稿してみようと思った次第です。

以下がそのソフトバンク負債の流れです。



2000年から2015年までです
年が入らないというね…
googleのスプレッドシート難しい…笑

次にソフトバンクの現金及び預金の推移。



この2014年の現金の減りは、ifrs移行のためっぽいです。

そして最後にソフトバンクの売上と営業利益の推移。



結論としては、スプリントの負債がめちゃくちゃ重い…
それもほとんど社債という…
また、ソフトバンク自体も社債を増やして現金の確保に走っていますと。
他にも色々気づくことがありますね。

しかし、ソフトバンクには、まだ隠れ玉がありますよと。
それは、アリババやヤフーなどの持ち株。
今のところトータル保有株式の時価総額は10兆8591億円、含み益8兆7707億円っぽいですよ。



にしてもソフトバンク本体の時価総額7兆3000億円しかないのとはなぁ…

※誤りが多そうなので、あくまでも参考程度にしていただけると幸いです。
※ファイナンスの先生絶賛募集中です。
最近、世界の時価総額ランキングを見るとトップ10は、アップルとかマイクロソフトとかITジャイアントばっかりだし、
バズワードもユニコーン企業、フィンテック、VR/AR、HRで、
こういう企業ばかりに目が行ってしまいがちだなっていうことに対して、問題意識を持っていますと。

成長分野に目がいくのは当たり前なんだけど、他の業界もみとくべきなんじゃないかなーって思って今回は、わりと身近な世界の巨大消費財、食品、飲料メーカーについて調べてみました!

基本的にドルは120倍、ユーロは130倍、フランは120倍していただくと日本円になりますが
面倒臭いので100倍でもいいと思います。
規模が大きすぎてめまいが起きそう…笑

ネスレ
売上 916億スイスフラン
営業利益 140億スイスフラン
営業利益率 15%
時価総額 2318億ドル
展開しているブランド 「キットカット」「マギー」「ネスカフェ」「ミロ」「コントレックス」「ペリエ」

P&G
売上 762億ドル
営業利益 117億ドル
営業利益率 15%
時価総額 2125億ドル
展開しているブランド 「アリエール」「ボールド」「レノア」「ジョイ」「ファブリーズ」「パンパース」「パンテーン」「H&S」「ビダルサスーン」「ウエラ」「ジレット」「ブラウン」

ユニリーバ
売上 484億ユーロ
営業利益 79億ユーロ
営業利益率 16%
時価総額 1291億ドル
展開しているブランド 「Dove」「リプトン」「ベン&ジェリー」「モッヅヘアー」「LUX」

モンデリーズインターナショナル
売上 342億ドル
営業利益 27億ドル
営業利益率 7%
時価総額 705億ドル
展開しているブランド 「クロレッツ」「ヤマザキナビスコ」「リカルデント」「オレオ」「リッツ」「キシリクリスタル」

クラフトハインツ
売上 291億ドル
営業利益 43億ドル
営業利益率 14%
時価総額 872億ドル
展開しているブランド 「ハインツ」「フィラデルフィア」「PLANTERS」

ペプシコ
売上 666億ドル
営業利益 95億ドル
営業利益率 14%
時価総額 1426億ドル
展開しているブランド 「ペプシ」「フリトレー」「トロピカーナ・ジュース」「ゲータレード」

コカコーラ 
売上 459億ドル
営業利益 97億ドル
営業利益率 21%
時価総額 1848億ドル
展開しているブランド 「コカコーラ」「スプライト」「ファンタ」「burn」「ミニッツメイド」

ゼネラル・ミルズ
売上 176億ドル
営業利益 20億ドル
営業利益率 11%
時価総額 340億ドル
展開しているブランド 「チェリオ」「ベティ・クロッカー」、「ビスクイック」、「ヨープレイト」、「プログレッソ」、「ナチュラル・バレー」、「ピルズベリー」

ケロッグ
売上 145億ドル
営業利益 10億ドル
営業利益率 6%
時価総額 253億ドル
展開しているブランド 「コンフレーク」「コーンフロスティ」「チョコクリスピー」「オールブラン」「玄米フレーク」「フルーツグラノラ」「フロスティ」

ダノン
売上 113億ユーロ
営業利益 8億ドル
営業利益率 7%
時価総額 437億ドル
展開しているブランド 「ダノンビオ」「OIKOS」「ダノンヨーグルト」

アンハイザー ブッシュ インベブ
売上 470億ドル
営業利益 156億ドル
営業利益率 33%
時価総額 2037億ドル
展開しているブランド 「バドワイザー」

フィリップモリス インターナショナル
売上 801億ドル
営業利益 117億ドル
営業利益率 14%
時価総額 1346億ドル
展開しているブランド 「マールボロ」「メリット」「パーラメント」「フィリップ・モリス」「ラーク」

アルトリアグループ
売上 245億ドル
営業利益 76億ドル
営業利益率 31%
時価総額 1120億ドル

ロレアル
売上 225億ユーロ
営業利益 38億ユーロ
営業利益率 16%
時価総額 971億ドル

五月雨式に書いてみたのですが…笑
この中には、世界最大の投資家のバフェット銘柄と言われるものが、幾つかあります!
コカコーラであったりクラフトハインツであったり…

にしてもコカコーラとタバコ儲かるなー笑
こう言った企業は、最初からこんなにたくさんのブランドを持っていたわけではなく、買収によってブランドを獲得しています。
日本とか比べたらかわいそうなことになりそう…

花王
売上 1兆4017億円
営業利益 1332億円
時価総額 3兆円

ユニ・チャーム
売上 5536億円
営業利益 613億円 
時価総額 1兆4896億円

ライオン
売上 3673億円
営業利益 124億円
時価総額 3481億円

キリンホールディングス
売上 2兆1957億円
営業利益 1145億円
時価総額 1兆5702億円

アサヒグループホールディングス
売上 1兆7854億円
営業利益 1283億円
時価総額 1兆8700億円

サントリー食品インターナショナル
売上 1兆2572億円
営業利益 859億円
時価総額 1兆6531億円

JT
売上 2兆1539億円
営業利益 4997億円
時価総額 8兆9760億円

なんとなくご理解いただけたと思いますが、日本企業って小さいし、儲かってないんですよね笑
でも世界には、ジャンアント企業が複数ありますと。
かつ、数兆円単位の買収が起きてますと。
このままだと日本企業は、外資系企業に押しつぶされちゃいますね。
お疲れ様でした!ってならないように頑張ってほしいものです。
ご無沙汰してしまいました。
今回は、日本のベンチャーキャピタリストで、慶應出身の方や早稲田出身の方とか多いなーって思っていたので調べてみました。
通常は、慶應と早稲田が戦う試合を早慶戦って言うみたいですが、これは早稲田出身者が言う言葉なんですよ!笑

それではまずは、慶應出身の方から!

NTVP 村口和孝氏
グロービスキャピタルパートナーズ 仮屋薗聡一氏
WiL 久保田雅也氏
YJキャピタル 堀新一郎氏、田中祐介氏、大矢俊樹氏
サイバーエージェントベンチャーズ 白川智樹氏、波多江直彦氏
伊藤忠テクノロジーベンチャーズ 億田正貴氏、土川哲平氏
セールスフォース・ベンチャーズ 浅田慎二氏
インキュベイトファンド 本間真彦氏
グローバルブレイン 御林洋志氏
ANRI 佐俣安理氏
ベンチャーユナイテッド 金子陽三氏
グリーベンチャーズ 青柳直樹氏、堤達生氏、伏屋亮氏
ACCORD VENTURES 内田陽介氏
慶應イノベーション・イニシアティブ 山岸広太郎氏
East Ventures 坂上聖奈氏
コロプラネクスト 千葉功太郎氏
GMOベンチャーズ 宮坂友大氏
マネックスベンチャーズ 飯田敦氏
gumi Ventures 三川剛氏
リードキャピタル 谷本徹氏、鈴木智也氏
Samurai Incubate 柴田かな氏、辻勇気氏
ANTキャピタル 飯沼良介氏、赤荻貴夫氏
モバイル・インターネットキャピタル 元木新氏
IMJインベストメントパートナーズ 廣田隆介氏

続いては、早稲田出身の方々!

グロービスキャピタルパートナーズ 東明宏氏
サイバーエージェントベンチャーズ 竹川祐也氏、鈴木 隆宏氏
YJキャピタル 平山竜氏、小澤隆生氏
East Ventures 松山太河氏、大日方祐介氏
WiL 西條晋一氏
Scrum Ventures 宮田拓弥氏
Skyland Ventures 木下慶彦氏
GENUINE STARTUPS 高野真氏
ACCORD VENTURES 石丸文彦氏
Samurai Incubate 両角将太氏
Klab Ventures 長野泰和氏
産業革新機構 安永謙氏
サンエイト 小林健伸氏
ウエルインベストメント 松田修一氏、瀧口匡氏
GMO Venture Partners 村松竜氏、塩田幸子氏
サイボウズスタートアップス 田里友彦氏
ANTキャピタル 小木尊人氏
Opt Ventures 坂本徹氏
グローバルブレイン 中川 太介氏
DeNA 中川綾太郎氏
TLM 木暮圭佑氏

順番は、特に関係ありません!

この人抜けてる!
この人早稲田じゃない!慶應じゃない!
って方がいらっしゃいましたら、ご指摘いただけると幸いです。

いつかVC三田会作りたいなー!
フォーブスの記事に、ウーバーが時価総額でGMを抜いた!っていう記事があったので気になって読んだのですが、それよりも驚いたのが、トヨタの時価総額の高さw



日本の自動車メーカー多いですよね。
日本トップの時価総額で、25兆円(ドル換算だと2000億ドルになってしまうけど)を誇ります。
そして同時に、2位を圧倒する自動車メーカーでもトップの時価総額を誇ります。
そこで今回は、各自動車メーカーの年間販売台数と売上、営業利益、純利益、営業利益率を調べてみようと思います。



ユーロと円とドルがぐっちゃぐちゃですみません…
面倒臭くて…笑
本当は、一台あたりの売上高 一台当たりの営業利益も出したかったんですが、今度出そうと思います…
あともっと言ってしまうと、この売上は、金融事業やバイク事業も入ってしまっているので、
結構問題があるというか…

ちなみに、トヨタが一番稼いでいる(利益を上げている)市場ってどこかご存知でしょうか?
実は、日本なんです。
日本 1兆5714億円 
北米 5379億円
欧州 811億円
アジア 4217億円
中南米オセアニアアフリカ中近東 1115億円

中南米オセアニアアフリカ中近東ってめっちゃ広いなっていうw
そういえば、ISISや反政府軍、革命を起こす方々の愛車もトヨタらしいです…

リビアから亡命する人たちが使ってたのもトヨタのハイエースだった気が…


今回は、サードポイントのダニエル・ローブを取り上げたいと思います。
運用資産は11B、年のリターンは-5.48%とマイナスであるものの、他のアクティビストに比べたらまだマシな方ですね…
サブプライムショックで、50億ドルあった資産も16億ドルまで減ってしまうという憂き目にあいますが、そこから金融株で大復活。
2010年が38%、2011年はほぼ横ばいでしたが、それ以降は2012年が21%、2013年は26%とリターンを得ています。
それでは、ポートフォリオから。

BAXTER INTERNATIONAL INC  16.69 -1.06%
AMGEN INC 12.85% 9.34%
ALLERGAN PLC 9.41% 39.60%
DOW CHEMICAL 9.40% 24.62%
YUM! BRANDS INC 8.75% -10.17%
KRAFT HEINZ CO 5.49% -5.34%
MOHAWK INDUSTRIES INC 3.69% 16.11%
T-MOBILE US, INC 2.44% 9.59%
ROPER INDUSTRIES, INC. 2.37% 30.72%
SEALED AIR CORP 2.32% -7.39%

びっくりぽん!ですね。
トップ3が製薬です。中でもアクティビストが大好きなアラガンもしっかり入ってます。
ジョン・ポールソン、ジョージ・ソロス、ジュリアンロバートソン、レオン・クーパーマンなど名だたるアクティビストが投資しています。
アラガンは、面白い会社なので、別の回にまとめたいと思います。
他にもTモバイルとかクラフトハインツとかいいですねー笑

でも皆さんのダニエル・ローブのイメージって多分、ソニーにエンタメ部門を分離しろ!っていうのが強いと思います。
自分も数年前から言ってる事だったんですけどね…
結局分離しなかったので、やっぱダメだなーって思いましたけど。
株主となって、発言した事に意味が有る。

他にも実は彼、めっちゃバリューがある事やってるんです。
まずはヤフー。
彼は元、ヤフーのボードメンバーでした。
その間に、CEOを学歴偽装でスコット・トンプソンを辞任に追い込み、
その後任にグーグルにいたマリッサ・メイヤーを引っ張ってきたのが彼と言われています。
現在の株価としては、彼女はCEOとしての能力に対して疑問視されていますが、
そもそもヤフーはこの運命であったと。
それでも最後のあがきとしては頑張ったと思います。
最終的には、サードポイントの一部をヤフーに買い取ってもらったみたいですが…笑
ちなみにヤフーは、eBayとペイパルを分離に追い込んだカール・アイカーンも何もできなかった会社です。

次は、セブン&アイホールディングス
これは、ソニーとちょっとパターンが似ていて、総合スーパーを分離しろ!っというものでした。
いや、間違ってないよね。笑



オムニセブン戦略は間違ってないし、セブン・イレブンもいいし、セブン銀行もいい。
んまぁオムニセブンにおける倉庫として使うのもかもしれないけど、正直自分も売却したほうがいいと思う。
でも正直なところ、売るところがないのが現実だと思うけど…

次はスズキ
こちらは、インドにおけるスズキの子会社であるマルチスズキの時価総額や成長率がスズキに反映されてないんじゃない?と指摘されたものです。
いったいどうなのか?
スズキの時価総額は2兆702億円、PER16倍
マルチスズキの時価総額は、1.35兆ルピー(2兆4700億円)
ちょっとマルチスズキの時価総額は、自分でも計算が間違ってるのではないかと疑ってます…
このマルチスズキの株式の54%をスズキが握っています。

ちなみに、日本における競合のダイハツ工業の時価総額は7077億円でPER15倍
んまぁちょっとダイハツ工業はトヨタが50%以上握っているので、比較が難しいのが現実ですが…

他にもファナックに株主還元しろ!とか言っていたりしますが、
こう言った株主しか儲からない方法はあまり好きではないです…

とまぁあまり詳しくまとめられていませんが、サードポイントは、日本だとまだ優しい方だそうです。
アメリカはもっと怖いらしいです。笑
んまぁCEOクビにされちゃうからね…
アメリカについてももっと勉強しなきゃなー

ちなみに、ローブもバフェットのことが好きみたいです。
ディスってますけど。笑

あと、ソーシャルレンディングを展開する自分も大好きなSoFiにも出資してますw
ってふと思ったので、とりあえずどのくらいの人が年間で渋谷にくるんだろうと思って調べてみて、まとめたのが、下の図です。

1日の平均乗車人員の推移について




んまぁ当たり前のことですが、新しい電車が通れば、増えますよね。笑
でも国鉄が開通した年の1885年が18人で、2013年が1571322人だと思うと…

次に、渋谷にある商業施設とか文化施設。
人がなんで集まるかってこれがあるからっしょ!笑
これっていつできたんだろうって思って、調べてみました。

東急東横店 1934年
東横映画劇場(現TOHOシネマズ渋谷) 1936年
渋谷マルイ 1958年
渋谷公会堂 1965年
東急プラザ 渋谷 1965年
東急百貨店本店 1967年
シブヤ西武 1968年
渋谷パルコ 1973年
パルコパート2 1975年(閉店)
東急ハンズ 1978年
SHIBUYA 109 1979年
ONE-OH-NINE 1986年
タワーレコード 1981年
109MEN'S 1987年
ロフト 1987年
Bunkamura 1989年
HMV 1990年(閉店)
ON AIR(現TSUTAYA O-EAST・TSUTAYA O-Crest・TSUTAYA O-WEST・TSUTAYA O-nest) 1991年
キャメロット 1995年
QFRONT 1999年
STUDIO-A(club atom) 2000年
渋谷マークシティ 2000年
セルリアンタワー 2001年
ZERO GATE 2002年
PICASSO347(現cocoti) 2006年 
ヨシモト∞ホール 2006年
VISION 2011年
渋谷ヒカリエ 2012年
T2 2014年

なんか結論見出せないけど、多分東急と西武が頑張ったからかなって思いました。笑
にしても、キャメロット古い!
東急の歴史、勉強せなー

※おまけ
新大宗ビル 1号館 1964年
新大宗ビル 2号館 1971年
新大宗ビル 3号館 1971年
新大宗ビル 5号館 1975年
最近読んでる本といえば、「スノーボール」

ウォーレン・バフェットの伝記です。
最初は、上から読んでたんですが飽きてしまったので、下から読んでますw

そんでもって読んでたら、バフェットって鬼なのか!?って思うような投資案件が…
それは、サブプライムショック時のこと。

当時は、ベア・スターンズにリーマン・ブラザーズとバタバタ潰れ、次に潰れる金融機関どこだ!?と騒ぎになったわけです。

そんな時バフェットは立ち上がったわけです。
わしがアメリカを救うんじゃ!と言わんばかりに、次々と株と社債を買いまくったわけです。

んまぁその株と社債が、ただの株と社債じゃないんです。
それで今回は、バフェットが買い込んだ社債をまとめてみようと思います(スノーボールでわかる限り)

ゴールドマンサックス 優先株50億ドル(配当は10%、1株115ドルで50億ドル買うワラント付き)
ゼネラルエレクトリック 普通株30億ドル、無期優先株30億ドル(配当は10%、行使価格は22ドル25セント、3年以内に随時買い戻し可能)
シールドエア 短期償還社債1億5000万ドル(利率は12%)
ハーレー・ダビットソン 融資3億ドル(利率15%)
USG 偶発転換優先社債3億ドル(利率10%)
ティファニー 社債2億5000万ドル(利率10%)
スイス・リー 転換社債27億ドル(利率12%)←バークシャー・ハサウェイの子会社の再保険のジェネラル・リーの競合

いやー恐ろしい利率や配当ですよね。笑
投資家としては間違ってないけどさ…
恐ろしいわ。笑

これをまかり通らせたサブプライムショックが、どれだけ悲惨だったかがわかりますよね…
ちなみにバフェット、デリバティブなんて金融の大量破壊兵器や!って言っていたのに、
サブプライムショック時、買い込んでます。
それについては、また今度!
最近、叩かれることが多いヴァレアントとともに沈みつつあるビル・アックマン。
もちろんなんでヴァレアントが叩かれてるかご存知ですよね?
買収するけど研究開発費をゼロにして、その費用を元に買収してるからですね。
また、薬価も上げてるという…
くそなビジネスモデルだけど、結構好きです。笑
ちなみにCEOは、マッキンゼーで製薬部門を担当していましたと。

とりあえず、以下がビル・アックマンのポートフォリオです。
保有株式は、14Bを誇ります。

VALEANT PHARMACEUTICALS INTERNATIONAL 24.90% -40.66%
AIR PRODUCTS & CHEMICALS 18.79% 51.41%
CANADIAN PACIFIC RAILWAY 14.35% 146.96%
MONDELEZ INTERNATIONAL 13.02% 3.93%
ZOETIS 12.35% 18.75%
RESTAURANT BRANDS INTERN 9.79% -2.61%
PLATFORM SPECIALTY PRODUCTS CORP 3.88% -33.30%
HOWARD HUGHES CORP 2.93% 65.47%

いやー持ってる会社が少ない!
何かはじめ見た時、フィリップ・フィッシャーの言っていた比率に似てるなーなんて思ったり…笑
比率については、また今度お話ししたいと思います。

ビル・アックマンといえば先日、「ベビー・バフェット」としてフォーブスでも取り上げられていました。
→http://www.forbes.com/sites/antoinegara/2015/05/06/bill-ackman-baby-buffett-howard-hughes/
しかし、バークシャー・ハザウェイのチャーリー・マンガーにはディスられてしまうという…
http://jp.wsj.com/articles/SB12239780145041894104204581350341406319476

せっかく、ヴァレアント以外の株では、いい成績を残されているのに、ヴァレントが真っ赤っかのおかげで、この一年のリターンは、-21.18%です。

実を言うと、自分的にはアックマンは嫌いです…
それは、『リスクテイカーズ』という本を読んでいただければ理解いただけると思います。

『リスクテイカーズ』もまとめたいなー