この記事は過去記事の再掲です。

過去記事とコメントは こちら → 私が離教した経緯(3)教祖サマの他界

https://ameblo.jp/toraji-j/entry-12171474836.html

 

今日のお題は 「教祖サマの他界」 でございます。

2012年9月3日に統一教会の教祖サマ=文鮮明氏が他界されました。

その時は私もまだ教会に通っていたので

お葬式にも行って献花もして来ました。

盛大なお葬式で何かの行事のようでした。

数日間、神妙な面持ちで過ごしてはいましたが
私の心の中では釈然としない思いが湧きあがってきていました。




それは
「メシヤなのに何故

ご自分の他界する日を予言できなかったのだろう?」
ということでした。



私は教会に入教する前に

「ムー」 という雑誌が好きで時々 読んでいました。

そこに出てくる有名な霊能者とか

スウェーデン・ボルグさんなどは
自分が他界する日や時間までも予言して
その予言通りに亡くなったという事実を知っていたので
「お父様(文鮮明氏)も 亡くなられる前に
ご自分の他界される日時を必ず予言されるに違いない!」
と当然の事のように考えていました。

それなのに他界される日を予言もされずに
ある日、病院に入院され 1ヶ月後に亡くなられるという
ごくごく普通の一般人と変わりのない亡くなりかたをされた事に対して
驚いたというか釈然としませんでした。

それで、真面目なシック(信者さんの事)の前では言えなかったのですが
「何で? もしかして スウェーデン・ボルグ以下?」
という想いが ふつふつと湧いてきました。




それも 翌年の1月に予定されていた
統一教会にとっては重大な行事

「基元節」 を待たずして亡くなられました。

「基元節」 は教会内では前々から

とても大切な行事として宣伝されていたし

その行事に参加するための条件として
信者達には献金などの項目が挙げられていました。

それなのに、その行事の前の年に亡くなられたのを見て
ご自分の他界される日時を全く予知できていなかったのだ…

と思いました。

もし予知できていたならば、他界される前に
基元節を予定しておくべきではなかったのか?

とも思いました。




私にとって教祖サマは
偉大なる霊能者であり、神様や霊界と精通して、その存在を教えて下さり
人生の目的や、どう生きるべきかを教えてくれた 「師匠」 でした。

周り(特に女性信者)の方達のように
「キャ~~! お父様~~ラブラブ
という感じではなかったです。


なので
「何故、神様や霊界と精通していらっしゃるはずの方が
一般の霊通者もできた自分の死に対する予言もできなかったんだ?」
という想いが頭の中でグルグルと回っていました。

教会では、弁明のような話がされていましたが

私には納得できなかったです。






教祖サマが亡くなられてから

私には もう一つの変化がありました。

教祖サマのご存命中は
教会長から理解できない、納得できない方針を指示されても
それが本部からの公文による指示事項であれば

「その命令の背後には、神様とメシヤの隠された意図があって
出されている方針だから従わなければならない。
そこには何か深い意味があるに違いない。」 と考えて従っていました。




奥様の韓鶴子女史の存在感は私の中では薄かったです。

3番目の奥様だと聞いていたので
メシヤは代わりがいないけれど

真の母はスペアがきくんだなと思っていました。




それと、清平で金孝南さんが得意げに話していた内容が
すごく印象的で記憶に残っていました。

それは、韓国の清平の山の上に
天成宮という建物を建てる直前に話された内容でした。

自称 霊能者の金孝南さん曰く
「お父様(教祖サマの事)が私に こう仰られました。
 霊界の天国にある建物と一寸の狂いもなく
 全く同じサイズ、同じ構造で建てなさいと。
 霊界での この建物は 地上に生きている人間の中で
 私と お前の たった二人だけしか知らないのだから。」

その話を聞いて、私は心の中で
「あ~ やっぱり

お母様(韓鶴子女史)って全く霊通してないんだな。

霊的な能力が無いんだな。」
と思いました。

だから、韓鶴子女史が

妻として夫に従順に従う姿には尊敬の念を抱いていましたが
霊的には精通していない方だーというのが私の印象でした。





話を元に戻して

教祖サマが亡くなられてからも

以前と同じように日曜礼拝が行われ
教会長や日本人宣教師会からの指示も来ていました。

でも、以前のように
「そこには何か深い意味がある…」 とは
考えられなくなっている自分がいました。

以前は説教や指示を下す教会長の背後に
常に神様と繋がっているメシヤの存在があると信じていたのですが
その糸がブチッと切れてしまったような感覚でした。

そうしたら急に目の前の教会長が ただのオジサンに見えました(笑)

そして納得できない内容があると
「その命令は一体 誰が出しているの?
お母様だって霊通していない方なのに!」 と思うようになり

上からの指示に黙って従う事が難しくなっていきました。

 


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