悪の華
物語を面白くするのは、悪役だなぁ~と思う、悪役びいきの私。
はるかはるか昔は、悪役は悪であり、憎らしくて、倒して万歳!!の存在だった。
それが、いつの頃か、悪にも悪の事情があり、
それが、時によっては、悪側の正義でもあり、その滅びに涙したこともあった。
先ほど没した、声優・市川治氏の演じた悪役から、その立場が変化したという、
ファースト・ガンダムの頃は、はじめは独立を認めない、連邦の方が悪に思えた。
ヤマト、ガミラス星のからみたら、自業自得とはいえ、星を滅ぼしたヤマトが、悪だ。
立場的な悪、主人公・ヒーローさえ、何を信じて戦えばいいのか?悩むべき者も出てきて、
絶対悪、倒して万歳!!の敵親玉がいなくなり、敵を倒しての、すかっとした面白みが少なくなった、とも言う。
ひいきの敵方キャラの戦死に涙し、(しかし、それが生きていたりすると、複雑…)
悪役として、憎まれながら死んでいくモノ、
それぞれの思いのなかで、死んでいくモノ、
悪役びいきの私は、いつも涙し、いつかはヒーローを好きになりたいものだと、思っていました。
最近では、ご存じの通り、
主人公側が武装テロリスト!!なんて、とんでもモノがアリまして、
どう考えても、主人公が悪だろう(笑)
しかし、その立場ゆえの、主人公としてのつらぬく正義があり、面白く見ていますが、
一期では、もっと悪を出しちゃって、それに悪責任をかぶせちゃって、終わりにして、
二期では、対敵する組織を、目的の為なら手段選ばんの悪役、倒すべき敵にしちゃって、
そんな中で、己の道(歪んじゃたけど)を突き進む、あの方は、どのようなラストを迎えるのだろうか……
悪役…と、言っても千差万別、
どうであろうとも、ヒトの心残るような、役を…、悪役ではなく、
悪役ならば、誰にでも憎まれて、死んで、胸がすかっとするような、一部の救いのない悪役!!
今はいないですね。
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