レディ・ガンナーと二人の皇子
図書館で借りた本、かなり楽しく読めました。
- 著者: 茅田 砂胡
- タイトル: レディ・ガンナーと二人の皇子 (上)
『デルフィニア戦記』 など、楽しく読んだよなぁ~、
その頃は、図書館三昧で、特にそれぞれの実家に帰って、実家近くの図書館で借りてきたという、
『デルフィニア戦記』 は、最終巻近くで、まとめて借りてきて、みんなで回し読み…、
次の人が待っているよ~!! 早く読め~!!と、ある種、修羅場でした。
『レディー・ガンナー・シリーズ』は、軽い…ライトノベルズ、
簡単に、小気味良く読めます。が、異種人種を使った、人種、身分…差別問題など、考えさせられる内容でした。
完全懲悪で、すかっ~!! とした気持ちよさ、面白いです。
で、『デルフィニア戦記』 もそうですが、食べ物の表現、ものすごく美味しそうなんです。
すご~い材料を使った、豪華な料理ではなく、さりげない料理でも、よだれもの、美味しそうです、食べたいです。
例えば、朝食のシーン
珍しい南国の果物を使った絞りたてのジュースに焼き卵、ベーコンに数種類のパンといった献立だった。
上陸した時から思っていたことだが、この国は野菜も果物もびっくりするほど美味しい。
しかもリベラ・ホテルの料理人の腕は超一流である。こんな簡単な朝食でさえ、思わず関心するほどの味だった。
食べたいなぁ~
スープ…魚肉を丸にして衣をつけて油で揚げたものが具に入っている。
お菓子…出されたカスタードは本当においしかった。卵とバニラがたっぷりときいた濃厚な味である。
香りのいいお茶も楽しみ、・・・・・・
そして、ピクニック
ほとんどは食べ物で、ホテル特性のパンやピクルス、様々なチーズ、テリーヌ、魚の燻製、マシュポテト、アップル・パイや、カスタード・パイといった惣菜の類だったが、一つのバスケットを開けると金属製のグラスが二つと丸ごとのオレンジが沢山出てきた。ナイフと絞り機が、一緒に入っている。
これで、オレンジジュースをつくれというらしい。さらに特大バスケットの一番底からは、ひときは大きな真鍮の缶が現れた。
食べ物が入っているような感じではないので、キャサリンは首を傾げながら蓋を開けたが、途端。ひんやりと冷たい空気が流れ出た。
「まぁ、これ! 氷だわ」
「驚きましたねぇ!」
二重構造のなっている缶の内側に氷を入れてあったのだ。午前中ずっと走っていたこともあって、だいぶ溶けてしまっていたが、まだ、充分、氷の塊が残っている。
さらに、別のバスケットを開けると、これがまさにとどめだった。生ハムの塊と肉きりナイフ、火を熾すための簡易かまどに摩擦マッチ、足つきのフライパンまでが入っていた。
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簡易かまどに火を入れ、切り分けたハムを足つきフライパンの上に並べる。
ニーナは二つに割ったオレンジを次々に搾ってジュースを作り、まだ形の残っている氷を入れた。
こんな野外で、搾りたての冷たいオレンジジュースを飲み、焼きたてのハムを食べるなんて、最高の贅沢だ。
しかも目の前には絵のように美しい風景画あり、涼しい風が運ばれてくる。
兎肉のテリーヌや香りの高いチーズに舌鼓を打ちながら・・・・・・・・・・・・・・・
いいなぁ~~~、食べたいいなぁ~、
がんばれば、作れそうな気もするし、
また、自然も大切ですね、おいしい素材~、それだけで・・・・・しあわせ。
次は、中巻か・・・・・、図書館にあるのかな?