ひとりで静寂な時間を過ごすようになり
気づけば3年ほどの年月が経っている

大丈夫じゃないのに平然を装い
強がっていた頃の  孤独感は
いつのまにか 消えて

朝起きると「今日も何も予定がない」
そんな毎日が穏やかに通り過ぎていく

思考は止まったまま その時 感じるままに
何もしなくていい感覚からはじまる。


これで良かったのかも?知れない
知覚が広がり 自分ではない者に出会える
境地に入れたような感覚に包まれて
今までは感じることのなかった


  孤独の喜び



住まいの掃除 庭の植栽 整った環境の中で 
自分でつくる料理 神棚と仏壇にお供え
今ここに立ち止まりその場に座り瞑想

軽めのヨガと  ゆったり湯舟に入って
寛ぐバスタイムに 身体との対話

その後は時間をかけて身体のケア
ゆるくなった意識で入念にストレッチ


心と体が自分のところへ戻ってくる
そんな感覚をやっと覚えているが・・・

そうではなかった状態のほうが
ずっとずっと長かったのは事実である


意識が自分から離れて
自分とは異なる波長になっていると
身体も精神もどこか遠くに感じるもの


やっと少しずつ戻って来た
そう思えるようになった時に

  奇跡が訪れる





先月から一緒に田んぼで稲作をしている
幼なじみの友人との15・6年ぶりの再会


「何となく思いついて何してるのかな?」
「家の人にまず聞いてみようと思って!」

「あれからどうしてたの」


   言葉にならない 喜びがある

その友人とヨガ発祥の聖地
リシュケシュを訪れたのは20世紀の終わり

あれからもう30年もの歳月が過ぎている
なんて! とても思えない
不思議な感覚さえもある


時代も社会も 移り代わっていくけれど
何年経っても変わらぬものは 変わらない


今の自分たちの状態で また 
リシュケシュに 行くと!
どんな気持ちになれるのだろう?

初めて自分の手でつくっている「お米」と
同じくらい とても楽しみである


しあわせを感じるチカラ
大切なことのように思う