第37回東京信陵俳句クラブ句会開催さる | 東京信陵会公式ブログ

第37回東京信陵俳句クラブ句会開催さる



第37回東京信陵俳句クラブ句会開催さる

第37回句会は、2016年5月23日(水)13時半から東京信陵会館で16名の参加にて開催された。開会前の雑談の話題も豊富で、TBSのプレバトに出ている俳句の夏井いつき
先生の辛口俳句指導や梅沢富美男の多才ぶり、また“俳句をやっている限り認知症にはならない”云々。
今回の兼題は「更衣」・「冷奴」。最初に順不同・作者名空欄で列記された句を詠んでの互選(自分の作品を除いて一人7句およびその中から特選を指定して投票)、互選結果の発表、特選に選んだ句の鑑賞を参加者が披露。そのあと先生の選んだ特選句、秀作・並選の説明、ほかの全句の鑑賞・批評・講評と続く。
出席者互選による得票順位は、大沼卓郎さん(大7)が16票で本人によると久しぶりの1位で吟醸酒をゲット、2位は上野浩さん(大8)が15票、以下金沢伸展さん(大8)14票で3位、岩東詔彦(大14)10票で4位、佐野豊さん(大7)が9票で5位。湯浅先生は16票の得票だったが順位には含めない慣例。
今回のポイント、 「更衣」ときたら二物仕立てがよい、季語と離れた景を詠まないと特選にはなれない。「二の腕眩し」“眩し”と言ってしまうとそれで終わってしまい広がりがない。“白し”などとすべし。食物を詠む際にはおいしそうに。 
“鯉のぼり野良着のままで読む便り“  ”鯉のぼり“で田舎の雰囲気が醸し出され”野良着“とかすかに繋がる。 中七・下五が上五の季語と響きあうかどうか、作者および読む人の感性に委ねられる。
東京俳句会ニュース:湯浅先生から句会後に届く会報に、俳句専門誌月刊「俳句界」の別冊「投稿俳句界」に会員の入選句ありとのニュースあり。特に野路邦雄さん(大18)が毎号多数入選、大沼卓郎さん(大7)も最近入選しているとのこと。

次回は7月26日(火)兼題は「夜の秋」・「サングラス」投句締め切りは7月24日(日)。

今回の参加者は(敬称略)、山口由蔵(大2)、吉田勉(大2))・大沼卓郎(大7)・佐藤 廣(大7)・佐野 豊(大7、欠席投句)・ 田中松魚(大7)・中村俊夫(大7)・丸山利亀(大7)・吉田正浩(大7)・上野浩(大8)・金沢伸典(大8)、湯朝秀夫(大9)、林崎政行(大14)・岩東詔彦(大14)・野地邦雄(大18)・安達知子(大19)及び湯浅康右(先生)

新人参加募集
 東京信陵俳句クラブは現在会員16名、奇数月に定例句会を開催しております。指導して下さる先生は大同生命におられた湯浅康右氏で、出席者は13‐15名なので3-4名の余席があります。 句会は渋谷の信陵会館で13時半~16時。 
退職して気持ちに隙間ができていませんか? 俳句は‘自分の心との会話‘’元気の出る妙薬投句‘です。貴方も俳句の材料を心の引き出しに沢山持っています。それを一定のルールで組み合せても俳句が出来ます。“俳句などこれまで縁がなかった”という方も歓迎ですので是非参加して下さい。 認知症の予防にも最適です。 体験句会参加もOKです。詳しくは事務局にお電話下さい。
                       (文責 岩東詔彦 大14)