午後から竜巻があるかもしれないという予報だった木曜日、知り合いのお誘いで、半日のバスツアーに参加してきました
同年配の女性10名のアートツアーです
行く場所は、ポピュラーな美術館ではなく、いわゆるコネがないとなかなか経験できない少々マニアックなツアーでした
ツアーの主催者は、「Hands On Tokyo」という、東北の被災地でボランティア活動をしようと思ってる外国人を手助けするNPOですそのNPOの方2名が添乗してくれました
最初に行ったのは、神保町の三田アートギャラリー浮世絵専門の取引業者です
社長さんは、ディヴィト・キャプラン氏というかなり年配の方で、40年以上日本にいるそうですやはり、浮世絵は外人に人気なんですね
北斎、豊国、歌麿など江戸時代の浮世絵から、棟方志功、伊東深水といった昭和の作家の作品まで、本物は、印刷物とは全然違う迫力があります
1時間余りキャプラン氏のお話を聞きながら浮世絵を眺めて、バスに戻りました
次の場所に移動する間、バスの中でお弁当をいただきました
私は初体験だったイスラエル料理のケータリングランチ美味しくて食べ始めてしまってから慌てて写真撮りました
3月末から6月いっぱい展示されているのは、写真家杉本博司「ハダカから被服へ」というテーマの作品群
どうして人類は服を着ることになったのか?・・・考えたことなかったなぁ
ニューヨーク美術館のジオラマを撮ったという原始人の写真から、現代のファッション作品の写真まで、杉本氏のユニークな解説がなかなか面白い展示でした
窓から外の景色が見えない位の雨の中、最後の見学場所に到着
ここは、南麻布にある、大林組の大林剛朗会長のプライベートゲストハウス
基本的に非公開のギャラリーで、見学するには紹介してくれる方がいないとダメなのだそうです
そんな貴重なところで、なんと会長ご本人に出迎えて頂き、じっくり解説までしていただきながらの見学会だったのです
大林会長は、会長といってもまだ50代で若々しく、すらっとして背の高いとてもダンディーな紳士です
まさに、リアル道明寺さすが、創業者一族のプリンス もてるだろうなぁ~
安藤忠雄氏設計のコンクリート打ちっ放しのモダンな邸宅は、住むこともできるようになっていますが、まぁ、生活感は皆無で、建物自体が芸術作品と言えます
そして、部屋のあちこちに大林氏の現代美術コレクションが展示されています
絵画、彫刻、立体作品 また家具や調度品も作品です
重さ1トンもある厚み15センチくらいのガラスのカウンターテーブルには、パーティーの時などお寿司を並べるとキレイなんですってお金持ちのやることは桁が違います・・・
写真は撮っても良いけど、ブログとかに載せないでね、と言われてしまったので、残念ながらご紹介出来ません
大林邸を出る頃には雨は小降りになり、解散場所のアルジェリア大使館前あたりは濡れた新緑が美しく輝いてました
ちょっとだけアカデミックなバスツアーはこれでお開き