40名収容の会場は満席。
まず、事務局から、都議会での質疑や修正案のポイント、議決結果について報告をした後、出席者からの発言に移りました。
関係者の声に最大限耳を傾けることを心がけ、受任者との直接対話にも臨んだ笹本都議は、地元都議の中で唯一原案に賛成しました。「修正案を出した立場ではあるが、住民の真摯な思いを受け止めた結果の判断だった」と。
請求代表者・佐藤直己さん(品川区)は「民主主義発展のためには、自分たちが行動し、提案できる社会にしていくことが大事」とし、政治に無関心だったと自覚しつつ、今回自主的に参加した人同士がこの運動を継承し、「『原発』都民投票の会」を10月に発足予定であると報告されました。
「住民投票のテーマとして、今これ以外のものがあるか」との思いで主体となった同・坂下香澄さんは「主権者としての意識を持ち、話し合って物事を決めていく力を都民・国民が持つべき」と語り、「対立するのではなく対話で決めていくために、ファシリテーターの養成が必要」と提言を。活動の継続とともに、都議会の構成を変えることが共通のメッセージとして発せられました。
会場からは「さようなら原発1000万人アクション」や「国民投票」の署名活動、首相官邸包囲のデモ活動などに関わる参加者から、やはり「つながりあうこと」を前提に、本当のことを知り、共有し、決定に参画する取り組みを進めていくことが確認されました。今回の修正案では「16歳以上」「永住外国人」が削除されてしまいましたが、こうした行動を未来につないでいくためには、若者の意思を決して置き去りにしてはなりません。
「直接請求を成功させる会江戸川」はこの集会をもって解散しましたが、これまでより大きな自治のエネルギーの創出に向け、ともに歩みをすすめていきましょう。