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東北大学山岳部のブログ

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青葉クライミング

 

11月23日(水)勤労感謝の日

 

参加者:CL鈴木(3)、SL佐藤(3)、長谷川(3)、大村(2)、安(2)、永田(M1)

06:00片平キャンパス→06:30出発→08:30駐車場着→08:45岩場着→15:30出発→15:45駐車場着→片平解散

 

岩場では初め、(永田・佐藤・長谷川)パーティと、(鈴木・大村・安)パーティに分かれて各自南のエリア2や展望台でクライミングをした。最初は5.8や5.9のグレードのものから快適に登っていた。3、4本登って2パーティが合流し、そこから(永田・佐藤)(長谷川・大村)(鈴木・安)のパーティに分かれてクライミングを継続した。場所は南のエリア2、展望台、広場等様々な場所で行った。グレードは、5.8~5.10dあたりに挑戦し、人によっては12台を登るものもいた。各自テーマを持って取り組んでいた。筆者は“オンサイト”を目標にやってきていたが、5.10aの「ブタブタ子ブタ」、5.10dの「カブトガニ」は何回かテンションをかけてしまった。11台への道のりは長い。しかし一年生のころは5.8の「こだぬきぽん」をトップロープでかろうじて登れていたぐらいの者が二年でそれなりに成長していることが実感できた。他のメンバーもおのおの成長を感じていることと思う。今年度最後のフリークライミングとしては90点の満足度といえる。残り十点は来年度の伸びしろのためにとっておく。(鈴木記)

 

1753磐梯山

11月19日

参加者:CL山崎(4)、SL千田(2)、安(2)、大橋(2)、鈴木(1)、ファルク(1)

 

4:00片平集合→4:30片平発→6:30裏磐梯スキー場駐車場→6:40山行開始

→8:10櫛ヶ峰下分岐→8:35櫛ヶ峰→9:45弘法清水小屋→10:20磐梯山

→11:15弘法清水小屋→12:40銅沼→13:05裏磐梯スキー場駐車場、下山

 

天候:曇りのち雨、一時雪

片平で装備チェックを行い、その後レンタカーで出発した。入山してから櫛ヶ峰頂上までの道程は目立った天候の悪化は見られなかったが、山頂での休憩中および出発時に猪苗代湖上空に雨雲を認め、天候の悪化が懸念されたため、この時点で全員雨具を着用した。実際、その後すぐにみぞれや雨が降り出した。弘法清水小屋に着く頃には雪が降り始めており、磐梯山頂にかけての道はアイスバーンの上に少々雪が積もっている状態だった。登りは歩行練習も兼ねてつぼ足で通過し、下りはアイゼン、スパッツ、ピッケルを装備して歩いた。この際、頂上でアイゼンとスパッツを装着するにあたって、オーバーグローブをつけたまま作業をするのに手間取り、かなりの時間を浪費してしまった。下山時、アイスバーンやぬかるみに足を取られ体勢を崩すことが多々あった。再び弘法清水小屋に戻ってきたところでアイゼンを外し、以降も計画に沿って下山した。計画よりも大幅に時間をまいて山行を達成することができた。

冬山を断念した私としては、この山行が今期最後の山行となった。未だ自分の中に改善すべき点や反省すべき点が多く見られた山行であったが、来期に向けて個人的に技術や知識、体力の向上に努めていきたい所存である。(鈴木記)

 

子持山獅子岩クライミング

11月5日(日)

メンバー: CL鈴木(3)、SL長谷川(3)、安(2)、木村(1)

 

0530 起床

0600 出発

0640 取りつき

0700 登攀開始

1115 登攀終了

1140 出発

1220 子持山

1320 下山

 

天気: 晴れ

気温: 8~18℃

前日に7号橋までいき幕営した。道路は途中から倒木のため車両通行止めとなっていたが、どう考えても倒木が理由ではない。世紀末のように荒れ果てていた。暗い中で大変歩きにくかったが、道路がこれほど波打っているのも珍しく、何となく心が躍った。

 絶対に車がたどり着けない駐車場にテントをデポして入山し、屏風岩を左手に見て沢沿いを登った。しばらくすると落ち葉の積もった斜面に出る。看板は右に獅子岩、左にキケンの文字が書いてあったが、ここを左に斜面をトラバースする。岩壁に突き当たるところでそれ沿いに少し上るとルートがあった。『日本マルチピッチクライミングルート集』のトポと見比べて支点を確認。テラスやフレークっぽいのもここで確認できたが、確信まではせずに上り始めた。

 1ピッチ目、核心は中ほどにある横移動か。体一つ分ほど左に移動するが、意外とホールドと足場がない印象。

 2ピッチ目、途中支点を3つとったあたりが核心。ハイステップ。

 3ピッチ目、フレークの処理が核心。右手でフレークをキャッチしてからはそれだよりで登った。楽しいらしい。私は怖かった。しかしあとから思い出せば楽しい記憶……いや、手汗が出てきた。安定したテラスが終了点なので少し休憩。核心の前にご丁寧なことだ。

 4ピッチ目、ここがルート全体の核心部。彼の本によると5.8だが巷では5.9といわれてるそう。スラブであることを意識して体全体を壁に貼り付けて登る。岩に顔面を擦りつけながらなんとかオンサイト。

 5ピッチ目、ボルトが左と右に分かれて打ってあり、相方は左に行った。ここは右が正解。4ピッチ目終了点から体をのけぞらせれば5ピッチ目の終了点が灌木の下に光って見える。確認を怠ってしまった。双方無事にノーテンで登りきるが、終了点が悪く早々と再スタート。

 6ピッチ目、後半に垂壁があるのでそこが核心。悪めのホールドを疲れ気味の右手でつかんでクリア。

 7ピッチ目、ここはおまけであるといわれていたが、一応登る。しかし途中に登山道を普通に歩くのでそこでやる気とそれまであった達成感が削がれる。6ピッチ目で終わったほうが気持ちよく終われただろうなと少し後悔。

 総じて安定した支点であった。1ピッチ目の最初のあたりの支点はハーケンだったがそのほかはハンガーボルトで心強かった。

 見晴らしの良い獅子岩で休んでから子持山へ。行ったはいいが意外と登りが急だし山頂も木々に囲われた平坦なもの。人もいっぱいいた。行かなくてもよかったねと言い合う。大ダルミ経由で下山したがここも急だし落ち葉のせいか道が分かりにくい。人間が絶滅した後の世界のような道路を歩いて車まで戻った。やはりこの道は面白い。

(長谷川記)