50代の腰痛が10分でスッキリ

奇跡の亀龍気功(かめりゅうきこう)

 

認知症でぼうこう癌になった父。

今日は介護生活で面白いことがあったので書きます。

 

 

ぼうこう癌の手術をしたので、

経過観察のために病院へ行く日のことです。

 

朝の10時までに病院に着いてないといけません。

 

父の外出介助に1時間は必要なので、

私は自宅を早めに出ます。

 

真冬の東京の朝、

自転車で1時間走ると鼻の頭まで赤くなります。

実家につくと父はまだ寝ていました。

 

冬はお布団を出るのが遅くなりがちです。

前日に「明日は病院だよ」と言って帰りましたが、

忘れてしまったのでしょう。

 

私「お父さん、今日は病院の日ですよ〜っ」

「○×@%$○!!!」

 

機嫌が悪く何を言っているのか分かりませんが

怒っています。

 

目を覚ましてもらいたいので、

障子を開けて朝日を部屋へ入れます。


 

私「ほら〜っ。今日はいい天気よ〜っ!」

「○○#×@〜%*!!!」

 

何を言っているのか分かりませんが

益々怒っています。

 

とてもだるそうなので、熱を測りますが平熱です。

しばらく様子をみましたが、とても起きそうにありません。

とうとう病院の予約時間に間に合わなくなりました。

 

「父の体調が悪いので、申し訳ないですがキャンセルを」

と病院へ連絡しました。ケアーマネージャにも報告します。

 

私は父の枕元で電話していました。

父が薄めを開けて私のほうをチラッと見ます。

 

私「大丈夫よ〜っ、みんな連絡したからね」

大事なのはお父さんだからね〜というこちらの意思が伝わるように、できるだけ穏やかにゆっくりと話しかけます。

 

すると・・・・・・

 

父からやっと意味の分かる発言が。

 

「腹が減ったなぁ〜」

 

でした。爆  笑

 

そしてむくっと起き上がります。

 

あれ? 仮病?

登校拒否ならぬ、通院拒否!?

 

 

可笑しくって、可愛くって、笑いを堪えながら

「はいはい、朝食作ります〜っ」

 

と台所へ行った私。

 

(父はホントに認知症なのか!?)

 

ぼうこう癌はきれいに取れていません。

その後の治療も受けさせることが難しい。

癌は再発するでしょう。

いいえ、すでに他の臓器に転移しているかもしれません。

しかし、それを調べて何になるのでしょうか。

検査をつづけて、父の寿命はいかほど延びるのでしょうか。

 

父の幸福な暮らしとは?

できるだけ痛みや苦しみがなく人生の幕を閉じるには?

 

命との向き合い方を父から教わっています。