ウキウキ釣り日記

ウキウキ釣り日記

陸っぱり小物釣りとバードウォッチングの日記です。

対馬探鳥の5日目。

今日は帰るので探鳥は午前中だけです。

渡りの遅いヤマショウビン探索のために佐護川下流の左岸を目指す。

途中、井口バス停のちょっと手前で車を路駐し、ツリスガラがいないかとヨシの群落を探っているとアカショウビンの囀りが聞こえた。

遠いので向う岸に行こうと井口の橋を渡ったけど獣害防止柵に阻まれてアカショウビンの近くへは行けなかった。


ヤマショウビン監視場所は佐護川左岸の鳥居和夫商店のちょっと前の辺りだ。

ここは44年前、まさに到着したヤマショウビンを発見した場所だ。

1980年5月5日の朝、ヤマショウビンは背後の山を越えて飛んで来て、佐護川を横切り、対岸の林へと消えて行った。相棒の東君が「ササゴイじゃねえか?」と言ったのは一生の不覚と言わねばならぬ。


商店の自販機で買った缶コーヒー飲みながら、向こう岸にヤマショウビンが到着するのを待つ。
ヤマショウビン監視だけでは飽きるので、背後の山のタカの渡りも楽しむ。ヤマショウビンとアカハラダカの両狙いだ。

2時間監視したがヤマショウビンは現れず、アカハラダカは1羽見られた。こちらの亜種チョウセンハシブトガラスはハシブトガラスのくせに随分とちっちゃくて、タカを追いかけていじめる習性があるとのことで、ちっちゃいハシブトガラスが、もっとちっちゃいアカハラダカを追いかけまわしていた。アカハラダカは小さくて両翼の先端が黒いので識別は容易だった。


3時5分発のプロペラ機で対馬を後にする。

見たことない種を3つ見れて満足の対馬探鳥だった。

次は7月に沖縄県石垣島の轟海岸でアジサシ類を堪能する予定です。

対馬で探鳥4日目です。

まずは佐護の湊浜シーランドステージの駐車場に車をとめて、タカの渡りの観察だったが、40分間ではハイタカが上空を通過しただけで、渡りをするタカは現れなかった。

それにしてもこの湊浜シーランドステージは広い干潟を埋め立てて造成され、向かい側には佐護湊漁港が昭和50年頃から造成が始まったから、今では干潟、というか浅い砂浜は完全に消失している。44年前、砂浜にカラシラサギがいたのを鮮明に憶えている。

ここはジャンボシロギスが釣れることで有名だったけど、今でもキスは釣れるのだろうか。44年前に釣りエサにしようとジャリメを掘った所もなくなっている。

湊浜シーランドステージの前の道で、山の斜面からコマドリ的だがコマドリより弱々しく繊細な囀りが聴こえた。残念ながら姿は見えず。


次は湊入口バス停付近を探鳥した。

ヤマガラのつがい、巣材をくわえたホオジロ♀、オオヨシキリの囀り、等々一般種のみで、春の対馬らしい鳥は現れない。渡りのピークはとっくに過ぎていたのだ。



足が疲れて来たので、午前中で終了して、午後は岬の絶景などの観光をした。


明日は帰るので、鳥見は午前中だけだ。渡りの遅いヤマショウビンの捜索だけする予定です。



対馬探鳥の3日目です。

今日はまず舟志(しゅうし)という所に行ってみた。

舟志自然学校の校庭に車をとめて自然学校の周辺を探鳥するもヤマガラなどカラ類が多く、お目当てのホオジロ科の鳥は見当たらない。何処を探鳥したらいいのか情報もないので、早々に引き上げて、次は佐護の佐護川河口の漁港へ行った。漁港では普通のツバメが多いが赤っぽいツバメも飛んでるので双眼鏡で見たらコシアカツバメだった。近くに飛んできたハクセキレイは亜種タイワンハクセキレイだ。

漁港の駐車場に車をとめて天道山の上空にタカを探す。狙いはアカハラダカとハチクマだ。


この天道山は上昇気流が発生していて、トビが気持ちよさそうに旋回している。たまにハチクマやアカハラダカがやってきて旋回しながら遥か上空まで上がっていく。
1時間ぐらい見ていたが、ハチクマは2羽、アカハラダカは1羽の出現だった。
アカハラダカはちっちゃくて翼下面がやけに白く見えた。アカハラダカは初見なので、ライフリスト301種目となった。

お食事処月亭というお店でお昼を食べた後、田ノ浜ヘ行った。
探鳥ポイントに入るやカワセミが足元から飛び出した。このカワセミ、やけに青が濃い。まるでオオルリのような色だった。そういえば、44年前も対馬のカワセミは色が濃かった。
田ノ浜ではノビタキ、ツメナガセキレイ、チゴハヤブサなども見て、再度佐護地区へ移動した。

大岩橋のたもと付近に車をとめて、こんどは大岩橋より北の田んぼの縁の道をぐるっと歩く。
歩き始めるやアカガシラサギが飛んで来て、直線道路を横切り佐護川へと消えていった。
アカガシラサギは1988年3月の石垣島以来だが、石垣島のは冬羽だったが、今日のは夏羽なので嬉しかった。
シギはタカブシギが居た。
最後にコホウアカのポイントでパチリと写真を撮って本日の探鳥は終了だった。
どうもエンベリザがコホウアカだけでは物足りないので、明日は対馬南部の探鳥地へ遠征してみる予定だ。
※と思ったのだが、ネットで南部の様子を調べると豆酘崎という所が珍鳥続出で凄いことになってるようで、そういうのは嫌だから遠征は見送り、4日目もバードウォッチャーのほとんどいない佐護を中心とした北部でのんびり探鳥することにした。