最高評価S~最低評価F
【演出力】A
【構成力】A
【キャラクター】A
【設定】A
【総合】A
【あらすじ】
お笑いのセンスはあれど、人前では緊張してしまう内気な少年・四十万畦道! かたやネタは作れずとも表現力はピカイチの元天才子役・東片太陽! 生きてきた道も違えば、性格も違う高校1年生の2人だが、目指す目標は唯一つ“お笑いの頂点”!! 全力で夢へと駆けてゆく「お笑い」青春ストーリー第1巻!!
【感想】
めちゃくちゃ面白かった。漫才を扱った漫画なのだが、漫才のシーンでは声を出して笑ってしまうほど面白かった。
それもそのはずで、原作の浅倉秋成はこのサイトでもたびたび紹介していた『 第13回講談社BOX新人賞"Powers"』の受賞者で『ノワール・レヴナント』や『フラッガーの方程式』など緻密な伏線と劇的な回収で読み手をあっと驚かせるミステリー小説を生み出した作家なのだ。
その作家と『DEATH NOTE』の小畑健が組んだのだから面白くないわけがない。
各キャラクターも魅力的で応援したくなるし、ジャンプならではの友情、努力、勝利がすべて詰まっている。
お笑い好きにもミステリー好きにも読んで欲しい一冊。