時々、読んでいるブログ「インサイダー」で懐かしい名前をみつけた。
「佐々木ベジ」
兜町の有力仕手筋とされるが、謎が多い人物だった。新米記者のころ、兜町担当の先輩記者がベジ氏を何度か取材していたことを覚えている。
たしか、小説「巨大投資銀行」にも佐々木ベジ氏がモデルとなった人物が出てきた(エイボン買収の件)。
ウィキペディアで「佐々木ベジ」を調べてみて、びっくりした。
現在は、フリージアトレーディングを核として、フリージアハウスやピコイ等を含む比較的優良な企業群を10数社程率いている。中小企業の再建を特に得意としている他、諸外国においては、スウェーデン、ベトナムに特に強い人脈を有するという。
「ベトナム」に強い人脈があるとは知らなかった。
2月29日、プノンペン水道公社で、新規株式公開(IPO)の「ロードショー」(説明会のこと)が開催されました。会場には300人以上がつめかけ、すごい熱気でした。カンボジア証券市場に関心が集まっていることを実感しましたね。
ロードショーには、プノンペン水道公社のエクソンチャン総裁、カンボジア証券取引委員会のミンバンコサル事務局長、幹事証券会社であるトンヤン証券(韓国系)のハンキュンテ現地法人社長らが出席し、IPOの手続きや、プノンペン水道公社の業績などを説明しました。
参加者に配布された資料を見ますと、今回のIPOでは発行済株式数の15%、約1300万株が売却されます。公開価格を決定するためのブックビルディング(BB)の入札期間は2月29日~3月13日。
その後、3月29日~4月4日に一般売出し、クメール正月の明けた4月18日にカンボジア証券取引所(CSX)での取引が開始される予定となっています。
私の計算では、BBの価格でのPERは10.5倍~16.5倍程度。合理的な価格帯であると思いました。財務内容もいいし、安定して成長できる企業だけに、長期投資向きでありましょう。
なお、ロードショーのときに配布された資料は以下のサイトからダウンロードできます。
アジア株総研
台湾系のプノンペン証券(Phnom Penh Securities、金邊證券)も訪問してみました。
ここは、すぐに証券口座の開設手続きができるということなので、私自身、口座を開いてみました。4種類の書類に記入するだけで済みますので簡単です。必要なのはパスポートだけです。
ここは、すぐに証券口座の開設手続きができるということなので、私自身、口座を開いてみました。4種類の書類に記入するだけで済みますので簡単です。必要なのはパスポートだけです。
仲介部門のChea Kimlayさん(チア・キムライ、写真左)は日本語、英語が話せますし、大変親切な人でしたので、私たち日本人投資家も安心です。
なお、同証券の自己紹介プロファイルは以下のサイトからダウンロードできます。
アジア株総研
サコムバンク証券(SBS)から幹部社員が流出…。危険信号でしょうか。
今年はいくつかの転換点かもしれません。
たとえば、ドル円の為替相場。「円安転換」の意見がだんだんと目立ってきました。
また、日本株も日銀のバレンタインプレゼント(金融緩和)以降、強い動きとなっています。
わたしはバリュー投資を代表するひとり、石川臨太郎さんのブログを愛読していますが、彼は先日のコラムの中で、「ついに過剰流動性相場がやってきた」
と察知しています。
私自身は、おそらく大型株の循環物色から中小型株、そしてその一部資金は「最終局面となった円高メリットを生かすため」、海外株(ベトナム株もそのひとつ)へシフトするのではないか、と予想しています。
私が日本株で注目しているのは富士フィルム(4901)です。
時価総額1兆円の大企業ですが、PBR(株価純資産倍率)は0.56倍、万年割安株に甘んじています。
しかし、この会社、デジタルカメラに席巻され、主力の写真フィルム市場が事実上、ゼロになってしまうという地獄を見ながら、複写機(富士ゼロックス)や
医薬品事業を柱に巨額の収益を稼ぎ出している底力のある会社です。
「そんな会社が安値で放置されるのっておかしくないか?」と思っていましたが、日本株を見渡せば、そんな会社がゴロゴロ。ここ何年もバリュー投資家の方たちが「ミスターマーケットの考えがわからない」とぼやいていました。
しかし、そんな中、今年1月にフジメディアがサンケイビルをTOBするというニュースがありました。TOB価格は740円で、市場価格の約2.5倍でした。
ミャンマーで苦労してインターネットに接続してこのニュースを知ったとき、「ああ、ついに日本株の逆襲(水準訂正)が始まるんだな」と直感しました。
1998年ごろのインターネット株ブーム(ヤフー、ソフトバンク、光通信)、
2003年ごろのIPOと新興市場株ブーム(ライブドア、不動産流動化銘柄など)、
そして今年2012年はTOB、PBR1倍割れのバリュー株ブームが起きると予感しました。
さらに、投資家が日本株でたんまり儲けたあと、その資金が必ずや、新興国の株式市場に向かうはずと思っています。
なにしろベトナム株も極端に割安ですから。
今年後半には、ベトナム株昇竜ブームが巻き起こることを期待している今日この頃です。
たとえば、ドル円の為替相場。「円安転換」の意見がだんだんと目立ってきました。
また、日本株も日銀のバレンタインプレゼント(金融緩和)以降、強い動きとなっています。
わたしはバリュー投資を代表するひとり、石川臨太郎さんのブログを愛読していますが、彼は先日のコラムの中で、「ついに過剰流動性相場がやってきた」
と察知しています。
私自身は、おそらく大型株の循環物色から中小型株、そしてその一部資金は「最終局面となった円高メリットを生かすため」、海外株(ベトナム株もそのひとつ)へシフトするのではないか、と予想しています。
私が日本株で注目しているのは富士フィルム(4901)です。
時価総額1兆円の大企業ですが、PBR(株価純資産倍率)は0.56倍、万年割安株に甘んじています。
しかし、この会社、デジタルカメラに席巻され、主力の写真フィルム市場が事実上、ゼロになってしまうという地獄を見ながら、複写機(富士ゼロックス)や
医薬品事業を柱に巨額の収益を稼ぎ出している底力のある会社です。
「そんな会社が安値で放置されるのっておかしくないか?」と思っていましたが、日本株を見渡せば、そんな会社がゴロゴロ。ここ何年もバリュー投資家の方たちが「ミスターマーケットの考えがわからない」とぼやいていました。
しかし、そんな中、今年1月にフジメディアがサンケイビルをTOBするというニュースがありました。TOB価格は740円で、市場価格の約2.5倍でした。
ミャンマーで苦労してインターネットに接続してこのニュースを知ったとき、「ああ、ついに日本株の逆襲(水準訂正)が始まるんだな」と直感しました。
1998年ごろのインターネット株ブーム(ヤフー、ソフトバンク、光通信)、
2003年ごろのIPOと新興市場株ブーム(ライブドア、不動産流動化銘柄など)、
そして今年2012年はTOB、PBR1倍割れのバリュー株ブームが起きると予感しました。
さらに、投資家が日本株でたんまり儲けたあと、その資金が必ずや、新興国の株式市場に向かうはずと思っています。
なにしろベトナム株も極端に割安ですから。
今年後半には、ベトナム株昇竜ブームが巻き起こることを期待している今日この頃です。
今回のミャンマー訪問で、一番困ったのはホテルの予約でした。
ほとんどのホテルが満室で、なかなか予約できませんでした。
今回はここ、City Star Hotelに泊まりました。3つ星クラスですね。1泊47ドル。
短期の滞在なら、十分快適でした。
ほとんどのホテルが満室で、なかなか予約できませんでした。
今回はここ、City Star Hotelに泊まりました。3つ星クラスですね。1泊47ドル。
短期の滞在なら、十分快適でした。
一方、こちらは5つ星のTraders Hotelです。ちょっとコーヒを飲みに立ち寄りました。
通訳氏によると、「ヤンゴンにはホテルが少ない。最近、観光客が多く、稼働率が100%近いので、ホテル側は料金を値上げするなど強気です」とのこと。
ベトナムでもミニホテルなどの事業で成功した「ベトナムビジネス」の先駆者たちがいます。
ミャンマーでもこれから、ホテルビジネスが注目を集めることになるんじゃないだろうか。
ASKコンサルタントグループのDavid O Abel会長(73歳)の自宅を訪問しました。
Abel氏は、元財務大臣など軍事政権で要職を歴任した大物政治家です=写真右。
通訳さんによると、「軍事政権の時代でも柔軟な考え方で知られ、現政権とも親しい関係」だそうです。
Abel氏は「日本とミャンマーは昔から深い関係がある。(イギリスからの)独立戦争では、日本と一緒に戦った。独立(1948年1月)後も日本の協力を得ていた。1895年から二国間貿易がはじまり、100年以上の歴史がある。しかし、欧米の経済制裁が始まってから日本からの貿易、投資はなくなり、その間に中国が入ってきて独占している」と振り返りつつ、日本との関係再開を要望しました。
Abel氏は 経団連のBIG9の会社の顧問もしているそうで、「日本政府からの相談もある」と話してくれました。
一方、ミャンマーとベトナムの関係についても言及し、「ベトナムは革命を起こし、独立した国。ミャンマーと同じである。工業省の施設をベトナムの会社が落札した。ホテルをつくる計画だそうだ。また銀行の進出計画もある」と、両国の経済交流が始まっていることを示唆しました。
Abel氏は、元財務大臣など軍事政権で要職を歴任した大物政治家です=写真右。
通訳さんによると、「軍事政権の時代でも柔軟な考え方で知られ、現政権とも親しい関係」だそうです。
Abel氏は「日本とミャンマーは昔から深い関係がある。(イギリスからの)独立戦争では、日本と一緒に戦った。独立(1948年1月)後も日本の協力を得ていた。1895年から二国間貿易がはじまり、100年以上の歴史がある。しかし、欧米の経済制裁が始まってから日本からの貿易、投資はなくなり、その間に中国が入ってきて独占している」と振り返りつつ、日本との関係再開を要望しました。
Abel氏は 経団連のBIG9の会社の顧問もしているそうで、「日本政府からの相談もある」と話してくれました。
一方、ミャンマーとベトナムの関係についても言及し、「ベトナムは革命を起こし、独立した国。ミャンマーと同じである。工業省の施設をベトナムの会社が落札した。ホテルをつくる計画だそうだ。また銀行の進出計画もある」と、両国の経済交流が始まっていることを示唆しました。