韓国の「お騒がせMERS」もいよいよ終息するようです!! | ソウルの風に吹かれて、時には優しく、時には雷雨のごとく!

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韓国での暮らしを通して観た韓国社会の素顔や日韓関係、南北問題、韓流など興味を引く情報を紹介してゆきます。

韓国保健福祉部は26日、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染者が21日連続で確認されなかったと発表した。 死者も12日以降は発生していない。 感染者は計186人、死者は計36人のままとなっている。
現在治療中の患者は前日と同様の12人。 このうち11人は検査の結果、2回とも陰性だった。 事実上の患者とされる最後の1人も検査によっては陰性反応を示すという。
(朝鮮日報 7/26)






6月に韓国社会を脅かしたMERSもほぼ終息しつつあるようです。

このまま新しい感染者が発生せず、最後の一人が完治してから28日後にMERS終息宣言を出すのが世界保健機構(WHO)の基準だそうです。

そうすると早くても8月末という事になりますが、韓国としては外国人旅行者が多く訪れる8月をそのままやり過ごすわけにはゆかず、8月早々には「もうMERSを心配する必要はない」とのメッセージを発表するようです。

韓国人の友人が勤めているホテルは7月末になってもまだ中国人観光客が全然戻って来ておらず、ホテル自体が存続できるかどうか分らないと心配しておりました。

韓国経済にも計り知れない被害を与えたMERSですが、同時に韓国社会の人々の姿もあからさまに露出させた騒動でもありました。


MERSもいずれはセウォル号沈没事件のように人々の記憶から消え去ってゆくのでしょうけど、これらの社会的事件で社会が何か変化し、良くなってゆくことも期待するのは無理なようですね。