ついに最終章…


それにしても、12月まで同じチームでプレーするのが、こんなに長いシーズンになるとは…。

もはや、学生で真剣勝負を前にラクロスをしているのは、

金城学院大と、のみ。

大学選手権が終わってからのチームの練習には、

これまで戦った相手のチームからの助っ人参加や、

クラブチームの選手の参加もあり、内容の濃い練習が出来ていました。


この頃のチームの戦術的習熟度は、当然の事ながら過去一番。

やはり、厳しいビックゲームを勝ってきて、選手には自信がはっきりと感じられてました。

更に、DF戦術での代名詞とも言えたゾーンから、マンツーマンへのチャレンジをしていた事も、

選手達のスキルやモチベーションを上げていたと思います。


この頃の練習でのドローコントロール力、本当に強かったなぁ…



12/9 全日本選手権準決勝 

対NLC SCHELZO@大井第2球技場


11/24にMISTRALとのクラブ選手権決勝で、延長戦で敗れ2位となったNLC

後半終了間際までリードし、あと一歩で優勝を逃したチームは、前年の全日本覇者。

日本代表日本国旗ATのIクラ選手や、同じく代表日本国旗GのMヨを擁し、

当然ながら、試合巧者。


攻撃力や、ゴーリーのセーブ力はもちろん脅威ではありましたが、

最も大きなキーポイントは、

相手が『学生より年上の、関西弁を操るクラブチームの選手』という事で、

実力とは関係のない力関係を感じる事無く、

本来の自分達のラクロスで勝負できるかどうか、

ということでした。


本当に日本一になりたいなら、『本気』を見せろ、と試合前には言いました。

ACのAヤ『顔が大事』の話には、選手も共感を抱いてましたね。笑



ichiノート


前半 3-5

後半 4-1

TOTAL 7-6

勝利。10/11。


前半、早い時間に点を取り合う展開でスタートしたものの、

やはり堅さが見られ、足も動いておらず、

実力以上の何かにプレッシャーを受けているかのようなミスが続き、

前半の流れはNLC

やはり、NLCGのMヨは存在感を発揮していました。

も早めにGを4年Aヤカに変え、なんとかNLCの攻撃を凌ごうとしました。

そんな前半を1-4の3点差からズルズル離されず、2点差で終えられたのは大きかった。


ハーフタイムの選手達の様子を見ていて、後半は行ける、と確信しました。

クラブチームという名札だけ見て、上に見てはいけない、と分かっていたものの…

という感じで試合に入っていって、25分戦ってみて、「やれる」と実感したようでした。

後半は、『自分達のラクロスをやって勝つ』という意志と、『顔』をはっきりと感じられました。


あとは、自分達をどうコントロールして、普通にプレーできるか。


後半開始早々は、チャンスを決めきれず、焦れる展開。

それでも、ポゼッションは圧倒的に

後半の6分に最初の得点を2年Mキから3年Iデのフィードで決め、

その後のプレーで、4年GのAヤカが果敢なインターセプトを見せ、

速攻で3年Mッシが決めてからは完全にの流れ。

走力では、完全に勝っていたので、最後まで走りきれるか。


2年Mキが連続でゴールで2点差となった後の、残り3分でミスからNLCに決められ、7-6。

DF陣は、3年Mケが相手キーマンを機能させず、後半かなりよく守っていたので、

後半初めての失点ながら、この形での失点は、あまり良くないなぁ・・・という失点。

その次のポゼッション次第では、同点も覚悟。


ichiノート

『やっぱ、7点ぐらいで勝とうとしちゃ、ダメっすよね~。10点取りに行きましょ』

なんて、ベンチで話してたような覚えが。

それでも残り2分を、しっかりとボールを動かして、チャンスを与えず勝ちきり。

この2分は、結構叫んでしまったかも…


ichiノート

自分の学生時代以来、20年ぐらいぶりの『江戸陸』への切符獲得。

選手に感謝、でしたね。


真の日本一への挑戦権を獲得。

目指していたものを、本当に獲りに行ける試合に臨めるのは嬉しかった。

の顔ですね。↓


ichiノート



男子の準決勝では、

が、クラブチーム2位のSTEALERSを12-8で下し、

男女で、全日決勝へ。

OBOGの盛り上がりも、またも最高潮でした。




12/16 全日本選手権決勝

対MISTRAL@江戸川区陸上競技場


もう何年も、ラクロスで学生が日本一になった事が無い中で、

今年は、のラクロスがその歴史を塗り替える。

日本一良いラクロスをやったチームが日本一になる

その「日本一」を、江戸陸で見せる。

コーチとしては、

「試合をやってみないとわからない」ではなく、この決勝は、

慶應のラクロスの質が勝つ、という試合にしたいと思っていました。

試合前の選手達の心技体の充実ぶりを見ていて、これは確信していました。


女子の決勝の前に行なわれた男子決勝は、FALCONS

9-14というスコアでFALCONS5連覇するのをOB席で見届け、

『女子が必ずリベンジしますよ』

と、一緒に見ていたOBのIリさんに言い残し、スタンドを去りました。



日本一奪還を目指すMISTRALのメンバーの充実度は言わずもがな。

日本最高のATのDんを筆頭に、日本代表級日本国旗の選手も多く、

簡単な試合になるわけはない、と思っていましたが…



前半 7-1

後半 3-5

TOTAL 10-6

優勝!日本一!11/11達成!あっぱれ



(図らずも2人が同じタイミングで同じガッツポーズの瞬間…)

ichiノート



ichiノート

前半からクラブ王者に全く臆する事無く、

自分達がポゼッションして、試合をコントロールするラクロスを見せ、

2年Mキの先制点から、ドローも完全に支配し、圧巻の6連続得点。

正直言って、この流れは想像していませんでした。

結果的には、この全日決勝が、11試合の中で一番楽な展開になってしまったという印象。


後半は、MISTRALが意地を見せ、さすがの攻勢に出るも、

も要所で追加点を挙げ、危なげなく勝利。


チーム戦術を深く理解し、自分達のスタイルに自信を持ってプレーすれば、

こんな試合ができるんだと、本当に楽しんでベンチから試合を見れました。


スタートの4年、主将Yカ、副将NツキMグが3人揃って良いパフォーマンスを見せるのも、

案外この試合が初めてだったかもしれません。

そして、ゴーリーのスタートは、いつもの3年Hカリではなく、

4年のAヤカ

決勝に向けての準備で見せた、ひたむきな努力と集中力で、

過去2年慶應の守護神として見せてきた本来のパフォーマンスをやっと取り戻してきました。

この4人の「四天王」に負けず劣らず、

フィールドに立った後輩達も、常に積極的に激しくプレーしてくれた事が、

本当にチームの成長を感じさせてくれました。


決勝で、クラブ王者に対し、2桁得点で勝利。

選手達が、シーズン当初から掲げてきて、ずっと見れなかった

『圧倒的ラクロス』

が、全日決勝という舞台で初めて披露できた。

最高でしたね。


ichiノート


ichiノート


ichiノート


もう何年も見ていなかった

『3 Cheers for KEIO LACROSSE TEAM』

の復活。


実は、最近の学生はこの儀式の存在を全く知らないそうで。

主将Yカだけでなく、4氏と私ichi以外の選手達は、

何をやっているのか、あんまりわからないまま、やっていたのではないかと。

90年代OB的には、嬉しい瞬間だったようです。


ichiノート

優勝メダル金メダルをもらえないコーチ陣ですが、

帰宅すると、我が子から最高のメダルをもらえました。


ichiノート





優勝して思うこと…


「さぁ、次がまた大変だ」






ほんじゃあの

関東には、

非公式ではありますが、『準リーグ』なるリーグ戦があり、

各大学のサブチームによるリーグ戦を自主運営で組織して、戦っています。


関東決勝の翌日は、

準リーグの準決勝

何の因果か、ここの相手もまた明治


前半 5-3

後半 2-3

TOTAL 7-6

勝利


『真の日本一のチーム』になる為に、サブチームも負けられない試合でした。

この時期に真剣勝負が出来るチームは、関東優勝チームのみ。

サブチームが、さらにモチベーションを保って練習を積む為にも、いい勝利でした。



そして、さらに11/18には、これも何の因果か青学との準リーグ決勝

(何の因果ではないですね。明治青学も、チーム全体を強化しているからこそ、

FINAL4に残ってくると言えるわけです)


前半 1-2

後半 2-3

TOTAL 3-5

負け。準リーグ準優勝。


残念ながら、サブチームは最後に負けてしまい、

『関東完全制覇』とはなりませんでした。

4年の、Kララ、Hノカ、Aーの3人にとっては最後の試合を勝ち切れず残念でした。

しかし、下級生が多いサブチームのこの負けも、

悔しさを糧とした成長があるとすれば、無くてはならないものであったと言えるかもしれません。


今後は、はもっとリーグの運営に積極的に関わらなくてはいけないでしょう。




さて、トップチームは約2週間を経て、全学

各地区の優勝校による、真の学生日本一を決める大会です。



11/23 全日本ラクロス大学選手権準決勝 

対北海学園@大井第2球技場



初の関東制覇を成し遂げたの選手達が、

日本一に向けて気持ちをどうコントロールしていくか、というところで重要な2週間でした。


実力的には、関東王者として順当勝ちできるであろう相手ながらも、

過去の全学準決勝では、関東優勝校が危うく敗退しそうな試合もありました。



目に見えない心の油断と、相手の高いモチベーションで、

『こんなはずでは…』という試合にしてはいけない。


中1日で迎える決勝へ向けて、きっちりと自分達のラクロスをやり切る姿勢を出して勝てるか、

というところを注意していましたね。



前半 8-1

後半 7-4

TOTAL 15-5

勝利。8/9。


『圧倒的ラクロス』で勝つ。

シーズン当初に立てたこの目標を、リーグ戦で必ずしも見せてこれなかったチームが、

関東制覇という、これまで超えられなかった壁を超えた事で、

一皮剥けて、メンタル的にも本当の圧倒的ラクロスを見せ始めたと言える試合だったかもしれません。


試合開始から、『一泡吹かせてやろう』と1点をもぎとろうとする北海学園に対し、

それ以上のメンタリティで、自分達のやるべき事をやるという姿勢を見せてプレーし、

軽いプレーをせずに戦えた事は、決勝へ向けていい状態であると見れました。


この試合では、1年のMFMカが公式戦初ゴール。身長を活かしたドローでも活躍。

2年のMFSチも速攻からのシュートを決めましたね。


これで、学生に2枠与えられる全日本選手権への切符も手に入れました。



そして同じ日、大阪会場で行なわれたもう一つの準決勝

金城学院大学同志社大学は、

激戦の末、10-8で金城学院大学が勝利し、東海勢として初めて

全学の決勝へ。

決勝の相手は、金城学院大学

これまた、OGのKワチがHCとして率いるチームで、

2009W杯でACとして一緒に戦ったHビノ氏もコーチとして所属しており、

大変楽しみな組み合わせとなりました。



11/25 全日本ラクロス大学選手権決勝 

対金城学院大学@駒沢オリンピック公園陸上競技場



駒沢オリンピック公園競技場。

20数年前、広島から上京し、

友達からもらったチケットで観戦した

Johns Hopkins Univ アメリカvs Australia代表オーストラリアの試合をこの会場で見て、

自分のラクロス人生が始まったと言ってもいい、思い出の地。

正直嬉しかったですね。


この試合の前に行なわれた男子決勝で、

京都大を接戦で破り、学生王者。

こうなれば、狙うは初のアベック学生優勝

試合前は、ドヤ顔の男子から激励を受け、いい雰囲気で試合へ入りました。


関東FINALに続き、アベック優勝を願うOBOGが集った応戦席も、

盛り上がってましたね。
ichiノート-全学観客席


前半 7-4

後半 7-4

TOTAL 14-8

優勝!9/9達成!

ichiノート-得点版



試合序盤は点の取り合い。

早い時間で、AT3年Iデの華麗なロールダッヂで先制し、

MF2年Mキがキラーパスを次々と繰り出して得点するも、

金城学院大学も落ち着いた試合運びを見せ、

イエローカードイエローカードで退場者が出た時間帯には、

4-3とリードされる展開。


観客席は、不穏な空気が流れていたようでしたが、

選手達は、この展開でも完全に落ち着き払って試合を進めてましたね。

ゴーリー3年Hカリがちょっと合ってなかったようなんで、

4年のAヤカに代えてからは、DFも落ち着きを見せ、

オフェンス陣は、ボールを動かしながら、ポゼッションを高め、

速攻フィードからクイックシュート、Iデ1on1、など、

多彩な攻めで、前半の終盤からは完全に試合を支配してました。


後半も、前半の流れを失わず。

ルーズボールへの反応や、ゴールに迫る勢いはまさに

『圧倒的ラクロス』

でした。


ichiノート-スコアボード


MVPMVPは、3年MFMッシ

ドローコントロールが急成長し、

攻撃時のカットからのシュートも迫力満点で、

流れをにもたらす重要な役割を果たしました。

(U19日本代表U-19代表だったMッシは、2013W杯の日本代表候補日本国旗にも選ばれてます。)



創部26年目。

初の学生王者。初のアベック王者。


女子ラクロスの歴史を大きく塗り替えたこの勝利は、

これまで、この部に関わってきた全ての人と共に喜びたいと

心から思いました。


ichiノート-カップ



ichiノート



ichiノート


二度目の胴上げは、

関東決勝の時よりも、少しは高く上がったかな…


ichiノート


そして、すでにこの時には、

本当の野望である全日本選手権制覇へ向けて、心は固まってましたね。


「9/9」ではなく、「まだ9/11」

『11戦無敗で、真の日本一へ』



つぎは、いよいよクライマックス。全日本選手権。




ほんじゃあの

リーグ戦を終えて、FINAL4へ向けた約1ヶ月の期間は、

あらためて『個の強さ』を高める期間でした。

関西遠征もやり、関学・同志社と練習試合もこなしてましたね。


この頃、個人的にどうしても選手達にやって欲しくて、

すごく単純な技術ですが、『パスを強く投げろ』と言っていたと思います。

パススピードの『あたりまえ』の差も、圧倒的ラクロスには必要でしょ?と。


11/3 関東学生リーグ準決勝“FINAL4” 対青学@大井第2球技場


~負けたら終わり~

ここ数年、毎年準決勝・決勝で涙を飲んできて、この言葉の意味を痛感していたので、

選手達には言いました。


『この試合は、勝つ事のみが善』

と。


前半 3-1

後半 3-4

TOTAL 6-5

勝利。6/9


青学は、OGのSンがHCとして率いるチーム。

個人の能力が高い上に、戦術的にも当然、こちらの手の内も研究してきていると思われました。

対するうちも、まずは戦術ではなく個人の戦いで負けない準備を積んでいました。


序盤は、やはりFINAL4という大舞台の経験値の差が出た形。

堅い試合運びながらも、相手にボールを持たせない戦いで、

ポゼッション率はかなりが上回ってました。

副将Nキの2得点と、2年Sヤの突破で3得点。

得点としては少ない展開でしたが、安定感のある試合運び。


しかし、そこは青学HCのSンが動きましたね。

このままゾーンディフェンスでは、

ボールを失わないに一生ボールを回されて終わってしまう、と判断し、

ディフェンス戦術を変更してきました。


後半は、完全に青学ペースでしたね。

DFのプレッシャーレベルを上げて、のオフェンスの思考能力を奪いにきました。

特にイエローカードイエローカードが出て以降は、クリアーが上手く行かない時間帯が続き、

GBもドローも支配されてしまいました。

前半の良いペースを失って、まずい判断からのミスを繰り返したに対し、

青学『自分達のラクロス』を貫き通す勇気ある戦いぶりが、脅威でした。


決定機をお互いに何度かミスしながらも、

残り3分で5-5の同点。

本当に厳しい戦いでしたが、ここでうちの選手が素晴らしかったのは、

フィジカルでまだまだ余力が残っていた事

厳しい時間帯で死力を尽くしてプレッシャーをかけてくる青学に走り勝てていたのは、大きかった。

残り2分での大チャンスをミスし、青学ボール。

残り40秒で、DFの3年Yノが相手の1on1にプレッシャーをかけ、

ターンオーバーを引き起こしボール。

2年MFのSヤ3年MFのMシ1年MFのMカと繋がれたボールは、

4年主将Yカへ渡りました。


『行け!』


全くその言葉は聞こえてないと思いますが、

主将はそのまま圧巻の強引な5人抜きを見せ、

魂のシュート残り1秒、ゴーリーの頭上へ叩き込みました。


試合内容に関しては、

青学の戦う姿勢が上回っていた部分も多かったと思いますが、

最後に勝ち切るラクロスを見せた選手達もたいしたもんでした。


学生日本一を獲ると決めたチームには、まさに

『勝つ事のみが善』

とも言える試合だったですね。




11/10 関東学生リーグ決勝“FINAL” 対明治@駒沢第2球技場


準決勝から決勝というものは、本当に短い。

準決勝だけに照準を絞っていては準備不足になりますが、そこは去年経験している分、

準備という面では問題はありませんでした。一応3回目だし。


明治、強かったですね。

全てのプレーヤーの技術が高く、日本代表級日本国旗のキープレーヤーを2人擁し、

HCのIワの下、戦術をしっかりとこなせるチーム。

FINALは初登場。

この際、出場回数は関係ないですね。

勇気を持って、自分達のラクロスを出す事を伝えました。


男子も決勝進出し、初のアベック優勝に向けて観客席のOBOGは盛り上がりも過去最高。


前半 5-3

後半 4-4

TOTAL 9-7

勝利。関東優勝。7/9。


序盤、やっぱり少し固かったですね。

ゴーリーの3年Hカリがスーパーセーブを何本か見せてくれてました。

攻撃面で少し残念なミスもありましたが、

1-2から同点に追いついた頃から、足が動いてきました。


相手の速攻を、DFの3年Mケがインターセプトし、

そこからの速攻で3年Mシが決めたプレーで前半の勢いが付きました。

やはり、勇気を持ったプレーが、こういう大舞台では重要です。


前半はここからの流れで、5-3。

相手エースに点は取られながらも、

なんとか3点で凌いだゴーリーを含めたDF陣が良かった。

ドローを5分以上取れていたのも良かった。


後半の立ち上がりは、お互いちょっとミスが多かった。

ミスが多いと、ファールも増え、そこで点を取った明治が5-5の同点に。


その後、HC4氏がタイムアウトを取ってから、オフェンスは落ち着きましたね。

シュートチャンスは増え、何度かゴールネットを揺らすも、

シュート間際のオフェンスファールやらインクリで、なかなか点差を広げられず。


やっと1点取っては、取り返される形で残り5分で7-7

明治エースの意地が随所に見えました。


ichiノート-関東後姿



しかし、の攻撃陣も全然負けてなかった。

日本代表日本国旗4年副将のNツキが、この時間帯攻守共に存在感を一気に上げました。

相手ボールになった状態からターンオーバーを起こしてマイボールにし、

相手DFの激しいプレッシャーを受けながらも、ボールキープから展開の起点となり、

明治DFがイエローカードイエローカードで退場となった直後の残り2分には、

1on1からの厳しい角度のシュートを叩き込み、決勝点。


この後のドローをMシが取ったのも大きかった。

最後は、明治の捨て身のプレッシャーをなんなくかわし、

残り15秒で3年ATIデがダメ押しの4得点目。

9-7で、創部26年目にして、初の関東制覇あっぱれ


ichiノート-関東集合写真


MVPMVP4年MFのMグ

得点は多くないものの(決勝では先制点)、天才的グランドボール感覚と、ボールを受ける才能が開花し、

完全にの中心選手として活躍していました。



4氏に誘われてコーチ始めて、10年ぐらい経ちましたが、やっと関東の頂点。
ichiノート-4


日本一の手前ではありましたが、緩くなってしまった涙腺を止めるのは、

不可能な感動を頂きましたね。


ichiノート-関東賞状


胴上げは、やはり上がりませんでした…


ichiノート-胴上げ


アベック優勝で、OBOGも感動の瞬間


ichiノート-アベック写真




次からは、いよいよ日本一への挑戦シリーズ。




ほんじゃあの。













リーグ2戦目


9/5 対学習院@大井第2G




全勝しなければ、どうなるかわからないリーグだけに、


『得点を奪って勝つ』という事が、大きなテーマ。


明治が、日女体に14-2という大差、大量得点で勝利していた事もまた、


選手達には刺激となっていたかもしれません。




目標設定は、『25得点』。


初戦の緊張感を乗り越えた後の試合で、


常に目指してきた、相手がどう、ではなく、


自分達は2分で1点を取る『圧倒的ラクロス』をするという数字。


『圧倒的』の具体性に欠けていた選手達も、準備段階から真剣に狙っていました。




前半 11-6


後半 4-5


TOTAL 15-11


勝利。2/9。




目標に6割程度しか届かなかった上に、


個人の勝負ではやられていた部分が多く、


勝利の後なのに、試合後は真っ暗でしたね。(毎度の事ですが…)


学習院は、初戦で法政に6-9で負けていたという事もあり、


勝利に対するモチベーションの差を見せ付けられた、


という印象の試合。




この試合で、個人の練習量に対しての危機感が出た事が、


個人が強い次戦の日女体戦に向けて、良い契機となったとも言えるでしょう。


前半の得点のバリエーションが、後半は消えてしまったのも大きな課題。




4年のDFのAー2年のSチ1年のMカがリーグ戦デビューを果たしました。






3戦目。


9/15 対日女体@葛飾区総合スポーツセンター




初戦を明治に大差で敗れた日女体は、ここでに勝たなければ2敗。


2戦目にして、いきなり背水の陣となってモチベーションは最高に上がっている相手。


その相手に、気持ちとプレーの質で勝ることが出来るかどうか、という試合。




前半 2-5


後半 8-4


TOTAL 10-9


勝利。3/9。




同点の場面で、相手ポゼッションから、ちょっとしたミスを突き、


残り5秒でまさかのDF2年Sキ『何故そこにいる!?』的な劇的ゴールでした。




前半から、ドローコントロールを完全に支配され、非常に厳しい試合。


技術が高く、個人が強く、イージーミスが少ない相手に対し、


MFの運動量が少なく、DFも接点を作れず苦しい展開。




逆に、オフェンスでの他人任せなプレーからのミスが続き、


特に前半は勝機がなかなか見えて来ない感じでしたね。




後半の最初の得点の2年SアヤのRun突破からの得点が、


チームに勇気を与えた。


パスだけではなく、まず『ゴールに向かう』という、


基本中の基本がチームに方向性をつけた。




そこからは、オフェンスマシーンのAT3年Iデが炸裂。


5-5からのマズいミスから、流れが一旦日女体に行くものの、


連続4得点で7-7まで攻め続けた。




残り10分の「本当の戦い」も、観客的には見応えあったでしょう。


入れられたら、入れ返す展開で、残り2分切ったぐらい?で9-9の同点。


結局ここまで、一度もリード出来ず。




実は、ここでベンチワークの痛恨もミスもあり、相手ボール。


そこでもなお、奪い返す手段を探し出したのが、副将Nツキ


そしてGの4年Aヤカの飛び出し。


そこから、2年Mオが繋いで、まさかの2年Sキ


残り2分で得点したのも、2年のMキ


4年もやるが、2年もやってくれた。


ベンチとしては、選手に助けられた試合とも言えるでしょう。




もちろん勝った瞬間は大騒ぎ。


が、試合後は、やっぱり『ドヨーン…』。


収穫は勝った事だけ。あとは全て悪い。


は、全員が感じてました。


日本一目指していたのに、心技体いろいろ課題が噴出。。。


それでもやはり、勝ちきれたという『運』を引き寄せられるのも、


2012チームの力とも言えるでしょう。






4戦目。


9/30 対法政@葛西臨海球技場




3連勝して、2試合残してあと1勝でFINAL4が確定するという状況。


この試合に勝利すれば、ブロック1位通過。


モチベーションとしては、最高に上がっていてもおかしくない試合。


一方で、対する法政は、9/9に明治と対戦して12-2という結果で負け。




短期合宿を張り、課題の修正や戦術レベルの熟成もしましたが、


試合に臨む上でのメンタリティと、9月末にしては暑過ぎる気温が、不安要素。




前半 4-3


後半 4-4


TOTAL 8-7


勝利。4/9。




『自分達のラクロスをしよう』


というメンタリティの部分で、完全に法政が上回ってました。


その結果というか、この時期のチームの傾向というか、


序盤で2点先攻されてましたね。


スカウティング通り、法政ゴーリーの高いセーブ能力に決定機をかなり防がれて、


オフェンスの流れも掴めず。


なんだかんだと、前半で逆転し、後半も一時期リードを広げるも、


暑さからか、判断ミスからポゼッションを失ったり、


不運な失点もあったりで、同点。


残り5分ぐらいで3年Iデの突破で決勝点。




まぁ、勝つには勝ったし、1位通過も決めましたが


試合後はまたも『ドヨ~ン』。。。


自分達が掲げた『圧倒的ラクロス』は、片鱗も見せられず。




この試合では、1年のAT、T山がデビュー。


2年のATMオも、リーグ戦初得点でした。


一方で、この時期の主将、プレー面で悩んでました…笑


切実なメールが残ってます。


まぁ、この後辺りから徐々にプレーが変わってくるきっかけでもあったのでしょう…






5戦目


10/6 対東女体@葛西臨海球技場




ブロック1位通過を決めた後、チームのモチベーションは、『圧倒的ラクロスで勝つ』事。


自分達が25得点という目標に対して挑戦し続ける事ができるか、


という部分で高いモチベーションを持って臨んでいました。




前半 11-2


後半 9-2


TOTAL 20-4


勝利。5/9。




慶應史上2度目の、ブロック全勝通過。


目標の25得点には届かずも、内容としてはやりたいラクロスをやれた感は、持っていた。




2年のゴーリーのNナカが、リーグ戦初出場。


セーブも失点もしましたが、AヤカHカリという代表系ゴーリーの次だと思わずに、


成長して欲しい逸材。




試合後は、初めて選手達の明るい顔が見れました。


厳しいブロックの戦いを、内容はともかく「全勝」で通過した結果は、


確実に選手の自信になったでしょう。


ただ、すでにブロック通過を決めていたこともあり、


FINAL4以降の試合に向けた油断というものは、全く感じられず。


このチームの『勝負強さ』を感じるリーグ戦でした。






一方で、他のチームやブロックに目を向けてみると…


初戦で当たった明治は、ブロックを4勝1敗で2位通過。


得失点差は、+26に対し、+37


リーグを通じて、リベンジに向けて着実にチーム力を上げてきている感じ。




Aブロックは、大混戦と大アップセット。


その中で、早稲田全勝通過


恐らく初のFINAL4進出?


OGのSンがHCとして率いる青学が2位通過。


すごく久し振りか、もしかしたら初のFINAL4進出でしょう。


前年覇者の立教は、FINAL4進出ならず。


そして、前々年学生王者の日体大とその前の学生王者の東海が、


2部との入れ替え戦に回るという事態。


東海は、2部落ちという結果


最近の関東学生リーグは、本当にやってみないとわからない、という感じがしますね。






という事で、次はFINAL4以降へ。






ほんじゃあの



春~夏までの間、

名古屋遠征0や、一部校戦クラブチームとの練習試合などで、

チームとしての熟成は進んでいってましたね。

ACのAスカも所属しているFUSIONとも、

練習試合ながらも互角に戦えるようになってきていたのは、

強化も順調にきている感じでした。


夏合宿は、初めてルネッサンス棚倉

なんか、1年生へのメモリアルメニューの質が段々優しくなってきてしまっているのが、反省。

相変わらずコーチ陣は、4氏が寝かせてくれないので、寝不足との戦いです

最後は、4年にEXILEATSUSHIを踊らされて、辱めを受けました。

いい思い出という事で。


そういえば、2012のチームは、主力の大きな怪我が無い年でした。

最近はだいたい1人は、夏からリーグ戦で離脱するという印象でしたが。

Primy S氏の継続したトレーニングの成果でしょう。

丸子のグランドが整備されたり、

日吉の人工芝グランドで練習できるようになったのも、

怪我が減った理由かも。



関東1部リーグのブロック分けは

Aブロック

立教日体大青学東海早稲田成蹊

Bブロック

明治日女体大学習院東女体大法政


最近の関東学生リーグは、『どっちのブロックだからどう』というのは無いですね。

いずれにせよ、『どうなるかわからない

学生にとって、東学生リーグ戦が最も厳しい戦いである事は間違いないです。


それでもなお、2012チームは、『学生日本一』のスローガンのもと、

リーグ戦×5、FINAL4、FINAL、全学準決勝、全学決勝の9試合を全勝で勝ちきる事を、

呪文のように唱えていました。



2012初戦

8/18 対明治@アミノバイタルフィールド

(恒例により?、仕事で行けず)


前半 5-3

後半 4-2

TOTAL 9-5

勝利。1/9。


初戦という緊張感の中、前半の入りは良かったみたい。

(先制点は取られたようですが)

ただ、最終的に4点差という勝利ではあったものの、試合終了間際まで接戦。

点差ほどの力の差は無いのかな、という印象。(聞いた感じでは…)


まぁ、最も強敵となるであろう明治相手に、5点で凌いだのは、

初戦としては良かったと言えるでしょうね。

3年GのHカリがビッグセーブを連発。

NツキMグ『拾い屋』が、中盤での攻防を制していたという情報もありますね。

2年のMキが4得点と、大器の片鱗も見せてくれたようで。


この試合では、2年のSアヤがリーグ戦デビュー即スタメン。

大学からラクロス始めて、急成長した選手。

そう言えば、初戦から、1年生の大型新人Sヤカもスタメン入り。

わけがわからないまま、試合が終わってしまったという感想でしたが、

順調に育っていってもらいたいですね。

そして、4年のYシコ。度重なる怪我で4年間を過ごしてきましたが、やっとデビューでした。



初戦の次の日から二日間は、新人戦のサマーステージ

ミニゲーム形式なので、α、βという2チームに分けての参加。

高校で経験の無いラクロス初心者の1年生にとっては、初の公式戦です。

2012育成ボスは、MッシMケ。これまたいいコンビです。


結果は

慶應α

vs 東女・成城

前半 5-0

後半 4-0

TOTAL 9-0

勝利


vs 日大β

前半 3-0

後半 3-0

TOTAL 6-0

勝利



慶應β

vs 明学

前半 0-1

後半 1-1

TOTAL 1-2

負け


vs 明治β

前半 3-0

後半 2-0

TOTAL 5-0

勝利


vs フェリス・淑徳・文京・関学

前半 3-0

後半 4-0

TOTAL 7-0

勝利



という事で、慶應α決勝トーナメント進出


vs 早稲田

前半 1-1

後半 2-1

TOTAL 3-2

勝利


vs 成蹊

前半 2-0

後半 2-2

TOTAL 4-2

勝利


準決勝 vs 玉川・国士舘

前半 2-0

後半 1-1

TOTAL 3-1

勝利


決勝 vs 日大α

前半 1-1

後半 0-1

TOTAL 1-2

負け


という事で、αチームが準優勝という結果。

2012育成もまた、『あと一歩』というスタートで。

βが3試合しか経験できなかったのも誤算。

これはこれで、また真剣に、謙虚に練習に取り組む契機になればいいという事で、

『良い負け』であったという事にしたいですね



長くなりそうです。

次は、リーグ戦最後まで一気に行きましょう。



ほんじゃあの






桜と言えば、ラクロス部においては





『新勧





がビッグイベントの一つ。


確か、新入部員は23人ぐらいだったかと。


チームを挙げての新人獲得は、ひとまず成功といったところかと。





それにしても、女子の体育会で70人を超える所帯のチームになるのって、


ある意味ラクロスって、特殊なスポーツですね。











5月の頭は、新人戦シリーズの締めくくり、あすなろカップ。





新人達の『姉御』役である育成担当は、MグEツ。この2人かなりいいコンビ仲良し!


夜な夜な、SkipeSkypeでの育成チャットも、『育成の育成』には効果ありました。





人数が沢山いたので、久し振りに単独チームでの出場。


目標はもちろん、『優勝FIFAワールドカップトロフィー』としていました。


新2年は、直前はほぼオフなしの1ヶ月で、頑張ってましたね。





予選ブロック


vs 筑波・茨城合同チーム 5-0(4-0、1-0)


vs 一橋・外語大合同チーム 5-1(3-0、2-1)


vs 聖心・白百合・学芸大合同チーム 6-1(3-1、3-0)





準決勝


vs 東京女子・日本女子合同チーム 5-1(2-0、3-1)





決勝


vs 早稲田・成蹊合同チーム 2-2(1-0、1-2)⇒サドンビクトリー負け







近年、しっかりと育成に力を入れている早稲田の合同チームに最後はやられました。


(仕事で、見てはないんですが…)


結局最後は、全体的な技術のレベル不足が露呈してしまう、


という毎年のあすなろの風景と同じ事になってしまった感じです。





ただ、真剣勝負の5試合を通じて、選手達に経験を積んでもらい、


メンタル的にも技術的にも成長するきっかけを与える事が出来たとすれば、


最後に負けた事もまた、2012チームとしての育成の成功あっぱれでしょう。


(その成果は、1~2年後に表れますが)





『悔しい気持ちは、一生忘れません』というメールを書いた時の気持ち、


今も持ち続けてくれている事を願いますお願い









さて、春のもう一つのイベントは、早慶戦慶応早稲田


3年幹部による『春練』の集大成としての位置づけ。


4年は就職活動スーツの中、まずはこの試合に向けてなんとか調整をしていましたね。





結果は…





前半 4-3


後半 4-0


TOTAL 8-3


勝利!





序盤は先制されたり、追いついてもまた取られたり・・・と、緊張感のある試合。


前年からのメンバーが多い分、時間が経つにつれ、『それなり』の試合となったが、


やはり、目指すラクロス、できる「はず」のラクロスからは、


大きくかけ離れた試合内容となってしまった。





後半完封という結果でしたが、特にオフェンス選手からは反省反省!の弁ばかりのメール…


あとから考えると、2012シーズンは、勝っても反省ばかりの試合だったと。


その分、目指しているもの、できるはずのものの、レベルが高かったという事にしましょう。





さて、次はいよいよ、夏~リーグ戦







ほんじゃあの






































このBLOG、実はまだ残ってます。

というぐらい、御無沙汰してました。


今年も卒業していく4年からの強いリクエストを受け、2012チームの回想録を。


というか…

ずっと書いているんですが、なかなかシリーズが終わらないんで、ちょっとずつアップする事にしました。




2011チームの終わりは、関東決勝 でした。

久し振りの決勝で、何も出来ずに終わりました。泣


得点王の主将が抜け、GB拾いまくる副将が抜けましたが、

スタメン12人のうち、10人が残りました。


普通に考えれば、『今年は優勝大本命

やってみなきゃわからないのが、最近の関東学生リーグですが、

2008決勝(敗退)、  

2009FINAL4(敗退)、  

2010FINAL4(敗退)、  

2011決勝(敗退)

と来て、

やはり、『今年こそ優勝せねば』という思いは、確かにありました。



学生達が設定した目指すラクロスは、

『圧倒的ラクロスで学生優勝優勝カップ


全ての局面で相手を圧倒して勝つという、非常に高い目標設定をしました。


「圧倒的ラクロス」という抽象的なものを、一体どうやって具現化するのか?

そんな事を、シーズン突入前に幹部陣とよく話した気がしますね。


個人的には、バルセロナバルセロナのサッカーサッカーボールにかなり頭の中が侵食されていたので、

この「圧倒的ラクロス」のイメージはすぐに湧きましたが、

まぁ当然、「出来るものと出来ないもの」もあり、

ちょっともどかしい感じむっもありました。笑



そんな中で始まった2012チームの春練は、

早い時期から個人のトータルの力によってチーム分けしてレベル別の練習メニューを組み、

トップ層は、より高いレベルのラクロスにチャレンジし、

技術レベルが足りない選手達は、基礎固めのメニューに特化取る投げる拾うするという、

これまでのチームではやってこなかった事もやってましたね。

まぁ、例年以上に、リーグ戦を戦ったトップメンバーが多く残ったという事ですね。


この春練の時期からの、座学も含めた今年のHC4氏の出席率は特筆ものです。あっぱれ

過去、一番ではないでしょうか。


コーチと言えば…

今年は、N体大出身で、元日本代表選手日本国旗Aヤが指導陣に加わってくれました。

(4月ぐらいから?)

慶應慶応が卒業生以外のコーチの指導を受けるのは、きっと初めてでしょう。


2012チームの指導陣は、

4氏(言わずと知れた数多くの代表HC歴任日本国旗、コーチ歴13年目)

Aヤ(元日本代表日本国旗、元U19ACU-19代表

Aスカ(元U22代表U-20日本代表、元U19ACU-19代表

Nん(2011OG、サブチーム担当)

プライミーS氏(関学アメフトアメフト出身フィジカルコーチ、プライミー整骨院院長)

ichi(元日本代表AC日本国旗、コーチ歴11年目)

という、履歴書履歴書的には随分贅沢な?布陣となりました。


これを見ても、今年優勝しないわけにはいかなかったですね。




そんな中での、春の様子は…


六大戦の結果

vs 明治 7-2(3-1、4-1)

vs 東大 12-3(5-2、7-1)

vs 早稲田 9-9(6-6、3-3)

vs 立教 12-3(5-2、7-1)

vs 法政 10-3(5-1、5-2)


決勝T

vs 立教 13-5(7-2、6-3)

vs 明治 12-1(7-1、5-0)



試合の結果は良さそう、強そうに見えますが、

『全然まだまだ感』

の報告メールメールが残ってます。



試合をやるたびに、『まだまだ感』が残るのは、

今年のチームの象徴的な事でしたね。

今思えば、それだけ高いレベルの『圧倒的ラクロス』を目指していたからこそ、

とも言えるでしょう。



つづく



ほんじゃあの











さて、リーグ戦。
組み合わせは、
日大早稲田東海東女体大明治のAブロック。
Bブロックは、日体大、立教、日女体大、学習院、東洋、青学。

FINAL4にも行けるし、入れ替え戦にも行く事もある。
最近のリーグ戦は、本当に何があるかわかりません。

日程が決定するのが遅かった為、
8月の日大戦、>、早稲田戦は、ベンチに入れませんでした。
U19代表日本国旗の2人は、W杯サッカーの為にチームへの合流も遅れてました。
というか、初戦には間に合いませんでしたね。


ビデオ観戦より~

日大戦(12-4)
出足、硬かったー。
まぁ、一点入った後はそこそこでしたが。まだまだ下手だなー、という感じでした。
この試合では、4年のMエがリーグ戦初得点。
忙しい看護学部看護師に通いながら、4年まで続けてきた努力を、リーグ戦で結果に繋げましたね。
特筆は、一年生のFミカの得点。ゴール前でフリーになったところを主将からのパスを冷静に受けて、シュートも決めてしまいましたね。よくあるパターンは、緊張してポロリか、シュート外すパターンでしたが。大物ですねあっぱれ


早稲田戦(7-7)
早稲田とは、相性が悪いんでしょうか。
集客試合という要素もあるんでしょうか。
内容よりも、気持ちで勝つか負けるかのラクロスになってしまう事が多いですね。
前半シーソーゲームシーソーの同点。
後半は得点が動かない展開からの二点ビハインドでした。
最後はU19代表日本国旗Yカコが追い上げのシュート。
残り時間少なくなってきたところで、主将Tハの魂の同点弾。あっぱれ
(ノータイムでの主将の5人抜き?入魂シュートは、外してしまいましたが…かつ)

どうにかこうにか、負けなくて良かったという試合でした。
この引き分けによる勝ち点1は、戦国リーグ戦においては非常に大きいものになりましたね。


そういえば、この辺りの試合で4年のMエとカリメロは、
きっちりイエローイエローカードもらってましたね。
最終的には主将もイエローカード
4年として、試合に出た証をしっかりと残してくれました…あっぱれ


9月の試合は有給しっかり取ってベンチ入りました。

東女体大戦(9-5)
毎年の事ですが、夏のリーグ戦は灼熱地獄暑いです。
こんな中で、光るのはルーズボールへの反応力キラキラ黄色
ベンチで見て、この部分での成長を感じる試合でした。

特に4年の副将Gコを筆頭に、
3年のNキとMメの中盤の選手のGB獲得力は大きな武器でした。巧
幸先良く2点先制したものの、相変わらずの速攻を喰らい同点。
そこからのDFの修正に、今後にわずかな光明を見出しました。
大差がついた後の終盤の3失点は、今後の課題となりましたが…。
この試合では、一年生の『恐竜ガオー』Mキがブレーク。
末恐ろしいですね。


東海戦(9-6)
序盤でリードを奪うものの、連続3失点で、前半2-3のビハインド。
後半は相手戦術の弱点を突き、うまく対応する事が出来て逆転勝利。
2年連続リーグ戦で苦杯を舐めさせられた相手にリベンジ。
これまでの戦いより進化の見える試合で、点差よりも内容がある試合だったね。


明治戦(6-5)
ブロック1位をかけたリーグ戦最終戦。
この試合は、仕事でベンチ入れず…

以後ビデオ観戦レポテレビ

序盤で4点をリードしたものの、相手の戦術変更に全く対応出来ず涙
得点出来ないまま、前半を4-3と迫られて終える。
いつものようにGBを取らせてもらえない。
後半も修正出来ず4-5と逆転されてからは、主将の執念で2点取り返し、
ブロックを無敗で1位通過。あっぱれ
FINAL4は何度も出てますが、ブロック1位通過は史上二度目だったんですね。
それにしても、勝っても全く満足感が無い試合後の雰囲気でした。

この試合でも、GラクロスメットのAヤカが当たりまくってましたね。
1,2年生のみの経験値が低いDF陣の中で、去年から出場しているAヤカゴールの存在感は
際立っていた。
もはや、慶應のDF戦術は、『ゾーン』ではなく『Aヤカ』でしたね。あっぱれ


こうやって見てみると、
結構厳しい試合を勝ち抜いてきたのだと、しみじみ…
先制してからシーソーゲームになり、
最後は逆転するという、
粘り強いチームであったのかと。



トップチームがリーグ戦を戦う一方、
サブチームは、『準リーグ』を戦ってました。
これを勝ち抜くのも、この時期の選手達のモチベーションでした。
決勝まで進んで、最後は大東大相手に快勝金メダル
FINAL4に向けて、勢いつけてくれましたね。


そう言えば、FINAL4前に短期合宿張りましたね。
仕事で行けませんでしたが、主将が初日に大怪我(捻挫)しました捻挫
単純に考えると
「これで攻撃力がガタ落ち…ダウン
ですが、逆にチャンスだと思いました。

つまり、他の選手達の攻撃に対する意識と成長の進化が必ず起きるはずだと。



準決勝 日体大戦(10-5)
2年連続で、同じ準決勝で当たり敗れている日体大。
もはや、必ず越えなければいけない壁で、相当意識していましたね。
ドロー専門プレーヤーのYリの働きが大きかった。
リーグ戦終盤から押しドローの構えを少し変えてからのドロー支配力は、目を見張るものでした。

この試合は、GB取りまくってましたね拾う
試合内容は、過去最高と言えるものでしたパチパチ
逆に日体大は、何故か自分達のラクロスをやれてない感じがしましたね。

前半の点の取り合いから、
リードした後は、相手の戦術変更やプレスにも、うまく対応し、
懸念されていた攻撃力も、怪我をおして出場した主将がつなぎ役に徹した効果か、
ボールがよく回って、ポゼッションを失わなかったし、
3年Yカ、2年YカコのAT陣もよくゴールに向かっていた。巧


試合内容が良かったという事が、勝った後の不安要素にもなりました。
つまり、
次もうまく行くとは限らない。その時にどうプレーできるのか?



決勝 立教戦(3-7)
久しぶりの決勝の舞台は、やっぱり気持ち良かったですね。
やるべき事をやってくれれば、勝機はあると思ってました。

試合内容は、準決勝と真反対でしたね。
序盤はうちのペースかと思えましたが、お互い点が入らない中で、
なんでもないパスを取れない、持っているボールを落とす、
考えられないようなパスミスなどもあり、
相手ではなく決勝という舞台と戦っているような感じでした。
立教の早いダブルや、取り際の激しさにも、
全く対応出来てませんでしたね。
それでも、前半を1-3。
終了間際の失点は余計でしたが、ハーフタイムで修正できると思ってました。

「慣れた?そろそろ、ラクロスしようか?」
って感じで。

後半の出だしで副将Gコ弾で1点差にした時は、イケるって思いましたが、
立教も落ち着いてましたね。
逆には、後半も修正出来ませんでした。
やはり、リードされると、ボールを動かす事よりも早くゴール前にボールを
持って行きたくなるもんです。
そうなると、自分達のラクロスではなくなりますね。
これまでは、リードされても勝機を見つけて勝ってきましたが、
決勝では、思考停止に陥りましたね。
チャンスはありましたが、前半の流れのまま潰してしまいました。

準決勝後の懸念が、現実になりました。
たくさんの観客に、もっといいラクロスを見せたかったという悔しさがありますね。
3年前の決勝と同じように、あの舞台で何も出せなかった…


とは言え、
思い返せば、あのチーム状態からよくここまで来れたっていう感じでした。
やはり、チームは成長するものであり
技術だけでなく、『いいラクロス』を目指し続けて行けば、
戦えると。


という事で、2011回顧録でした。
2012年も、お楽しみに。




ほんじゃあの
人数が減ってみてあらためて感じたのは、
『チーム力の低下傾向

ひとりひとりが、それぞれどんな姿勢でラクロスラクロスと関わっていても、
ポジション争いの競争の中で培われる競技力や、
チーム内での仕事などの役割分担などの組織力は、
人数が命命

2011の新歓は、たとえ練習を削ってでも
優先順位の筆頭でやるべし、でした。

震災により、大学生の春先のスケジュールが例年と違った中で、
勧誘活動のやり方も根本から学生が考え直した効果もあり、
ここ数年で最多の新入部員を獲得し、
チームの雰囲気はかなり盛り上がりましたね。


個人的には、この時期仕事がかなり忙しい時で、殆ど練習には行けてませんでした。
さらに長女のJully誕生赤ちゃん
コーチ4氏が、相当頑張ってましたね。


新2年のあすなろは、確か法政と組んで準優勝。
U19代表日本国旗にYカコとMッシが選ばれてましたね。
Mッシは怪我でしたか?
覚えてませんが、法政のエース級も怪我病院で出れなかったのが痛かった覚えがあります。


そう言えば、新4年の代が2年の時、初めてあすなろで合同チームを法政と組んでましたね。
やっぱり人数少なかったんだなぁ…
確か、この代も準優勝だったでしたかね?
かなり法政の選手におんぶだっこで戦った記憶がありますが…。
法政は、そういやついに一部昇格しましたね。クラッカー右から
今後はいいライバルになるでしょう。
同じ丸子グランドなんで、試合前は探り合いになるのでしょうか?


早慶戦慶応早稲田、思い出すだけでも不思議な勝利でしたね。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
残り時間数秒での幻の同点シュート被弾までの試合運びとか、ひどかったですね。
OGに、『ラクロスって主将一人でやるんだっけ?』
って、酷評されてました汗
それでも、主将のこの頃のエースっぷりといったら、得点王取ったリーグ戦どころじゃないですね。
チームはまだまだ成長前という感じだったかと。


そう言えば、この時期のディフェンス、ひどかったーSOS
いつも同じように速攻喰らってました。
主将とのトークiPhoneも、主にディフェンスをどうすりゃいいだって相談ばかりだったような…
大胆なポジション変更も考えてた中で
MッシがU19代表日本国旗でDFになった事で、この頃からAT気味の選手からDFなったのは、
この時期の事でしたかね。



この頃から、新入生のうち、
クラッシャーズ出身JKの選手が試合に出始めました。
まさか、リーグ戦決勝スタメンに3人の一年生が名を並べる事になるとは、
まだ誰も想像してなかったでしょうね。

新入生がチーム内に新たな競争をもたらしたという事は、
あらためて、勧誘の大切さを思い知らされます。
翻ってみれば、この競争の発生がチームの進化、成長の引き金になったと言えます。


チームにとって、
『人は財産』
『ひとりひとりが強さの源』

と言えますね。


続く。
お久しぶりです。
少々遅れましたが、明けましておめでとうございます竹。
ブログ更新、すっかり遠ざかっておりました。

11キャプテンからの強い要望により、『2011 回顧録』をアップします。


2010.11.3(だったかなぁ…)、
FINAL4でN体育大に敗れ10チームが終わりました。
当時のスタメンの、いわゆる『主力』は4年が中心。

残ったスタメンメンバーは、
ATの新主将Tハ、
MFの副将Gコ(新4年)、Nキ(新3年)、
急造DFのYカ(新3年)、
GのAカ(新3年)、
の5人、新4年は2人だけでした。
(それでも、いわゆる“センターライン”が残り、又それぞれがU22代表選手日本国旗だったのは、救いではありました。)

敗退の傷を癒した後の、数日後の練習。
リーグ戦出場経験のある選手を数えても、12人には満たず。
しかも、新4年がここ数年で例に無く少ないという中で練習風景は、
恐らく誰が見ても、
『来年は大丈夫か…??
という印象を持ったのではなかったかと。

取れない取る、投げれない投げる、拾えない拾う、動けない、頭働かない、声出ない…

寒風吹き荒れる丸子のグランドで行われたメニューは、
『投げ方講座』
的なものであった記憶があります。

FINAL4に向けて、
オールコートオフェンスを掲げて、
試合メンバー中心で練習を続けてきた新幹部にとっては、

多くの4年生が抜け、人数が減り、
根本的な技術レベルから見直すという練習は、
試行錯誤と不安の連続。


コーチ目線では、
ただ、一つだけ考えていたのは
『求めるレベルを下げたら終わり』
ということ。

出来ない、のではなく
やってない、やったことがない、だけ。

『学生優勝金メダル
を目標に掲げる以上は、
『出来ない、わからない』という言葉を
選手が発するな、と。


簡単なことでは無いなー…
という実感もあり、
来年は入れ替え戦だって、あるな…
という覚悟もしながら、

『それでも、うちは優勝を目指す』
という姿勢の下、
主将とはsoftbankSoftBankのタダ友と、Skype系スカイプの無料通話を駆使しながら、
よくお話しましたな…


年が明けて、新チームのキックオフミーティング。
学生達が考えたチームスローガンは、
「部員一人一人が限界を作らず進化すること、常に現状から進化し続ける事で学生日本一を掴む!!単なるbreak Through(現状打破)ではなく、他の追随を許さない成長(=Burst)をする!!」
という意味を込めてBURST THROUGH。


スローガンだけが独り歩きするような、
チームでは困るんだよ…という時期もありましたが、
こんな状態から、関東決勝トーナメントまで進んだという結果を見ると、
『進化』
という面では、他の追従を許さない成長を見せたのでしょうかね?


続く。