何を決めたかと言いますと、モノを書くと言うことでしょうか。先だって作家の先生から書いてみりゃいいのにというご指摘を頂きまして、まさかそんなことができるはずもないと思っていたんですけど、いろいろと周りの状況考えるとチャレンジすべきかと思いましてね。


まずはそんな話を同業者に話したところ、


「あんたなら面白いモノ書けるんじゃないの?」


と言われてチラホラと構想話したらヤケにヨイショされてしまいその気になったのと、今年度直木賞を受賞した北村某氏はデビューが41歳で前職が教員だったことが分かったり、


この前購入した「その後の三國志」という本も実は仕事しながら執筆したモノだということを鑑みたりすると、書くこと自体は別に誰かにどうこうと文句言われる筋合いのものじゃないんだと分かりましてね。


現在構想してるのは3本、うち2本は相当な検証とリサーチが必要だということが分かったり、ファンタジーの要素を入れるかどうかなんかのさじ加減があるので最初の作品としては不適当と判断。


残る一つに関しては、リサーチどころか自分自身の中身をヒリ出すしかないと考えて大枠考えたのでなんとか書くことはできそうかと今のところは思ってます。


そんなんだまって書きゃいいだろと思うでしょうが、どっかに向けて決意表明をしておかなきゃ先送りになると思い、こそっと逃げないように記録しておこうということなんですよ。


書いたモノがどう生きてくるのか分かりませんけど、今まで曖昧だった生きた証が今後文章として残っていくなら結果はどうであれ後世へ何かしら訴えることのできる手段ということにもなりますからあながち無意味なことじゃないと思いましてね。


内村鑑三の「後世への最大遺物」でも文章書けるならしっかり自分の考え書いて残しておくのがいいよって言ってるしね。


じっくりと向かい合って文章書いていないのでなんとも言えませんが、そういった執筆経過をブログに書いていくのもそれっぽくていいかなと思ってます。

「BLACK LAGOON」9巻読み終わりました。

GX立ち読みしてても休載あったりしてストーリー追えなくなったので単行本待ってたんですが正解でした。

あまりマンガを読んで満腹感は得られないタチなんですけど、7巻から9巻はのめり込んで読んじゃいましたね。

日本編からロアナプラに戻ってから少しバタバタしてた話が続いたので読者辞めようかと思った矢先に舟戸与一ばりのハードな内容に大満足でした。

考えてみるにこの作品、ハードボイルド小説や初期の舟戸与一ファンとアニメファン(モエ)を両方獲得している希有な作品なんですよね。しかし今回は画は萌え要素ありだけど、内容はウルトラハードで個人的にはこの路線で行くことが正解だと思いますけどね。

舟戸小説は現在、バックボーンであった国際情勢が全面的に出てきて冒険小説の味が薄まってきているのが否めない中、南米三部作で感じられた醍醐味を久々に味わいました。

正義や倫理観ってのは主観的なモノでしかなく、それぞれの立場以外からみれば全てグレーだっていう主題が見えてきて、この作品の主軸となるテーマがはっきり示されたんじゃないでしょうか。
ダークナイトあたりの影響はあるんかな。
結果として誰も幸せにならないという締め方も舟戸テイストにあふれてますね。

久し振りに読み甲斐ありましたよ、ラストの締め方も後味悪くないようにまとめてあるのでまた良し、しかもいくつかの伏線張ってあるので連続活劇として更に良し。

イイ映画観たときと同じくらいの興奮味わえました。

大満足。
先日、別冊映画秘宝「東宝特撮総進撃」買ったんですけど、当然本屋で中身物色するわけですよね。

大判とは予想外でしたが、おもむろに手に取ったところ隣で立ち読みしていた女性に顔を見られました。

まあ、いつもの事ながらイイ歳して何読んでんだ視線かと思いきや、そうでもない様子だったのでいがいでしたが、構わず読んで今日買うか迷ったので一旦戻したところ、その女性も同じ本を読んでたんですね。

この人、歴女ならぬ怪獣好きの「怪女」だったとはね。同じ世界を共有する人としての視線だったのかと納得しました。

結局本は買うことにしてレジに向かったんですが、女性の熱い視線を感じながら向かうのは変な気分でしたねえ。この歳になってそんな視線浴びるとは思いませんでしたよ。

そこで、

「怪獣お好きなんですね。」

とか声を掛けたら、

「ええ、とくにヘドラが。」

とか答えてきてその場で話がもりあがり、夕食まで行けそうな勢いでしたが、残念なことに私の好みからは大きくかけ離れていたので当然ながらそそくさと店を後にしたわけです。

本の内容は素晴らしいですよ。1700円弱で戦争映画を含む東宝特撮を網羅してあるので決定版でしょ。