続きです

では大脳の発達は良いことばかりであったか。実はそうではなく、いくつかの欠点がありました。
たとえば動物の場合、同じ種に属するものは殺し合いをすることがありません。サルでも争うことはありますが一方が背を見せて敗北の意思を表示をしますと、争いはそこまでとなります。ところが人間の争いはとめどが無く、全世界をあげて殺しあいに明け暮れる大戦争を二回もやるところまで行ってしまいました。
その殺人兵器のうち最も効率の高いのが核兵器ですが、これが使用されますと、人間はもとより、地球上の全生物が死滅するという恐るべき状況に当面しています。大脳の発達はここまで来てしまったのです。現在ある核兵器を全部廃棄しても、この大脳がある限り、再びつくりだすことは容易であります。今や人間は優れた大脳を持つことにより、逆に存亡の危機にさらされてるのであります。

間脳は感応を生む

この危機を救うものとして注目されるようになったのが間脳です。脳生理学によりますと、脳幹の一部であり、視床上部、視床、視床下部、視床腹部、視床後部に区分されます。

続く
こんばんわ


お久しぶりです。


元気で週末をお過ごしの事と思います。



今夜はある本の、


信仰を「脳」の視点で書かれた部分を紹介して見たいと思います。

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おたすけ読本 身上篇 藤田雄士 昭和62年発行

頭 よふぼくの霊性開発について
人間は万物の霊長というが
 人間の身体の最上部にあるのが頭で、頭の中にあるのが脳です。脳は人間全体の司令部みたいなところですから、三重の脳膜によって大切に保護されています。
 脳の組織は複雑で、簡単に紹介するのは困難ですが、人間の場合、大脳が特に発達しているのが他の動物と違う点です。そうしたところから普通、大脳の事を脳と言っているくらいですが、大脳は記憶する、認識する、分析するなどの活発な精神作用の発源体でもあり蓄積体でもあります。小脳は主として運動や平均感覚を司る働きをしています。他に重要な脳の部分がありますが、これは後に触れることにします。
 人間は昔から万物の霊長と言われてきました。それだけ神様のご守護を沢山頂戴していると言うことですが、脳に即して言いますと他の動物と全く比較にならぬ程大脳が発達していると言うことです。これにより走ること、飛ぶこと、泳ぐことなど個々の肉体能力でははるかに劣る人間が、地球上の王者となり得たのであります。

この大脳の発達は、人間が直立して歩くようになったことと密接な関係があると言われています。ともあれ人間はこれによりホモ・サピエンスとなり自由に言葉をあやつって意志を疎通し、文字を発明して知識を
増大、蓄積し、はては今日のけんらんたる物質文明を築き上げました。その行動半径は地球上にとどまらず宇宙空間にまで広がっています。

では大脳の発達は良いことばかりであったか。実はそうではなく、いくつかの欠陥がありました。

続く