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住本かずのりブログ

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昨年から新聞などで報道され、ご存知の方も多いと思いますが、「神戸市中学校給食異物混入問題」については、これまで3回に渡り有識者による会議が行われてきました。
私自身、全ての会議に傍聴に行き議論を聞いてきましたが、2月のこの時点においても給食再開の目処が立たず、方向性も示されていないと感じました。
そもそもこれまで行われていた、ランチボックス方式には問題がなかったのか、他の給食提供方法はできないものか?などの根本的な解決策を探る必要があるのではないでしょうか。
私自身、教育委員会管轄の文教こども委員会を担当しており、委員会でこの問題を議論してきた経緯から感じることは、給食提供委託業者には1食当り277円(税抜き)で、調理、配膳、ランチボックスの回収、洗浄、消毒など全てを賄う、それも大量に短期間に、という所に無理があります。その上、選定基準も厳しいため、結局応募業者も2社しかなく、競争原理も働かないままどちらも採用となったところに問題があります。なぜ277円か(税込み300円)?まず、給食が600円提供という枠組みが決まり、食材提供業者が300円で食材を手配する、提供業者は「神戸市スポーツ協会」という外郭団体であり地産地消の観点から神戸市近郊から食材を手配しています。業者も利益が出ない所には参入しません。この食材提供料金が妥当なのか?他の業者ならもっと安く仕入れる事はできないのか?などそこから検討する必要があるのではないだろうか。その部分を徹底的に見直した上で、議論を始め、もし現状の方式で無理があるならば別の方式を模索する…たとえば全員給食参加を前提として(今は希望者)、センター調理、親子調理、自校調理、など各方式を検討し、予算付けや受益者負担増などの段階に入るべきだと考えます。