備後安国寺のすべて | 全国一斉 鞆の浦検定(鞆ペディア)

備後安国寺のすべて

備後安国寺、約730年前ここは「金宝寺」と呼ばれた寺院だった。

備後安国寺/釈迦堂
備後安国寺/釈迦堂 posted by (C)ロコボーイ

【備後安国寺(びんごあんこくじ)
※当検定では「備後安国寺」と表記します。現地・鞆の浦では「安国寺」と呼ばれています。

文永十一(1274)年 :臨済宗の僧・覚心<法燈国師*>が金宝寺を建設。*法灯国師とも表記される。(以下、法燈国師と表記)当時齢七十。阿弥陀如来及両脇侍立像(木造)は、空蔵房・寛覚ら三人が勧進、平頼影を大檀那に大仏師・覚尊により金宝寺の仏像として造られた。
法燈国師は四十代の頃、修行していた宋から帰国の途中、鞆の浦に寄り福禅寺で宿をとり不思議な夢を見たという。北西の方角にめでたいことを予感させる雲が靡き、金色に輝く塔が建っている。この時「鞆の浦に寺を建てよ!」というお告げに違いないと感じ入り、それから三十年が経った。
完成した金宝寺、当時は三門・仏殿・法堂・衆寮などの七堂伽藍*を備えた大きな寺で山門の前には海が開け、港町らしく船を直接乗り付けることができたという。当時は鞆の浦の三分の一を領有するほどの大寺院で、本堂は広く廻廊を巡らし庭園を眺められるという立派なものだったという。
開山からわずか六十五年で金宝寺の歴史は幕を閉じ、足利尊氏が全国に建立を命じた安国寺の一つとして拡張、伽藍を整備・再建。その後、鞆の浦は南北朝時代の内戦により、たびたび戦場と化すこととなった。

つづきはコチラ
http://ameblo.jp/rediscovery/theme-10009127014.html


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備後安国寺に関しては紐解くことが膨大にあり、なかなか手がつけれずにいました。過去ログに関しても随時更新しているため、アメンバー限定記事にしております。
今後もディテールがわかり次第更新します。<2011年3月22日>

◎過去ログ/備後安国寺
http://secret.ameba.jp/rediscovery/amemberentry-10177789501.html

◎関連ログ/法燈国師
http://ameblo.jp/rediscovery/entry-10826205220.html

◎関連ログ/安国寺恵瓊
http://ameblo.jp/rediscovery/entry-10827256069.html

◎関連ログ/大雄宝殿の木額
http://ameblo.jp/rediscovery/entry-10827259563.html

◎関連ログ/禅宗様
http://ameblo.jp/rediscovery/entry-10826405659.html



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