絵本作家として、素敵なライフスタイルの実現者として、有名なターシャ・テューダーは写真を見ると、優しいおばあさんという印象を受ける。著者はターシャ・テューダーと長年に渡って仕事をしてきたパートナー的存在で、この本を読むと、彼女のことが少しだけ分かる。
本の中には、彼女の書いた絵が沢山登場する。どれも可愛い。主に家族やペットをスケッチして描いているということですが、冷凍庫にネズミのモルグがあるとか、仕事のためとはいえ、ちょっと怖いです。
そんなエピソードを始め、仕事では表に見せないところも分かる本になっています。私も彼女のライフスタイルに興味を持っていたのですが、どのような生きた人かをまずは知りたいと思い、この本を真っ先に読んだ次第です。
絵本を読みたくなりました。また、他の本も読んでみたくなりました。完璧な人でなくても、彼女は自分のやりたいことを実現し、自分のスタイルで強く生きてきた人であることに変わりはないからです。そして、彼女の描く絵は、可愛くて、独創的で、面白い。一枚一枚の絵ではなく、本として手にとってみたいのです。