綴喜日記

綴喜日記

公認会計士の勉強記録を中心に、日々の出来事を気ままに綴ります。2012年度の5月に短答式を初受験するも失敗→2013年度第Ⅰ回に合格→論文式試験に向けて勉強中です。

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『ターシャ・テューダーの人生』ハリー・ディヴィス著 相原真理子訳

絵本作家として、素敵なライフスタイルの実現者として、有名なターシャ・テューダーは写真を見ると、優しいおばあさんという印象を受ける。著者はターシャ・テューダーと長年に渡って仕事をしてきたパートナー的存在で、この本を読むと、彼女のことが少しだけ分かる。
本の中には、彼女の書いた絵が沢山登場する。どれも可愛い。主に家族やペットをスケッチして描いているということですが、冷凍庫にネズミのモルグがあるとか、仕事のためとはいえ、ちょっと怖いです。
そんなエピソードを始め、仕事では表に見せないところも分かる本になっています。私も彼女のライフスタイルに興味を持っていたのですが、どのような生きた人かをまずは知りたいと思い、この本を真っ先に読んだ次第です。
絵本を読みたくなりました。また、他の本も読んでみたくなりました。完璧な人でなくても、彼女は自分のやりたいことを実現し、自分のスタイルで強く生きてきた人であることに変わりはないからです。そして、彼女の描く絵は、可愛くて、独創的で、面白い。一枚一枚の絵ではなく、本として手にとってみたいのです。

『世界一やせる走り方』 中野ジェームズ修一 サンマーク出版

最近、体重増加傾向にあったのと、走っている人の話を聞く機会が多くなり、ランニングに興味があったので、読んでみました。
要は続けやすい仕方で続けることが大事ということかな。
とりあえず、ランニングシューズとウェアを買ってみました。
『日本の弓術』
オイゲン・ヘリゲル述  柴田治三郎訳
岩波文庫

ローマの穏健的な帝国主義から、異文化を学ぶことへ…みたいな繋がりが私の中にあって手にとった本。
数年に渡り日本で大学の講師を務め、弓術を学んだオイゲン・ヘリゲルのドイツでの講演を基にした本だそうです。理論的に言葉で考える欧米の人間が、禅の精神について、弓術を通して学んでいく過程が印象的です。
禅の精神が日本の生活に根付いているとオイゲンさんは言いますが、現代ではそんな部分も結構失われてしまっているのではないかと思う。そもそも、私には禅がどういうものなのか、明確な回答はもっていないし、深く考えたことがない。
オイゲンさんの師匠、阿波氏は長年に渡って弓道のあり方について考え抜き、技術よりも精神を重んじ、無我の境地を体得し、弟子に伝えた方。素敵な人だと思います。