Izumi TakiguchiさんのIH(インテグレイテッドヒーリング)の続きです。
前回のはこちらから。
体が恐怖で固まって、涙が止まらなかった私。
Izumiさんがずっと足を摩りつづけてくれていたので、
やっと呼吸と思考が落ち着いた。
「さゆりちゃん、ハートをオープンにするってどういうことだろう?」
「人に…対して…ジャッジとか、先入観とかを持たず…
なんだろう、本当のコミュニケーション、
本当のコミュニケーションを取れるようになること、、、」
「うん、本当のコミュニケーション。筋肉反応してるね。
本当のコミュニケーションを取れないとどうなる?」
この辺のIzumiさんとのやりとりの記憶が結構もう曖昧なので、
時系列がおかしいかもなのだけれど、
私の体は<本当のコミュニケーション>を取りたいといいつつ
<矛盾>というキーワードに大きく反応していた
矛盾という言葉をきいて、
喋る、というよりはこぼれるように、言葉が出てきた。
「小さい、私が子どもの頃、、、多分8歳から10歳くらい
その頃 もう両親は離婚してて お母さんはいなくて
お姉ちゃんも 東京に行ってて お父さんと 私 二人で暮らしてて
いつも お父さんと 並んで 寝てたんだけど
朝 なんか 変な感じがして 目が覚めて
自分の 体を見たら 服が 胸の上まで めくれ上がってて
お父さんの指が 私の胸を 触ってた」
Izumiさんが「Oh my goodness」と低くつぶやく。
私の目の前で当時の映像がリバイバルされる。
体は思い出したくないって言っている気がしたけど
話さないと前に進めない気がして
嗚咽しながら話し続ける。
「お父さんは 多分 寝ぼけてて
私だと わかって 触ってる 感じじゃなくて
だから そっと 気づかれないように お父さんの手を外して
自分で服を直して お父さんに 背中を向けて
何が 起きたか 訳が わからなくて
多分 お父さんは私を誰かと 勘違い していて
わざと そういうことしてたんじゃないって」
「だからって許されることじゃないよね」
とIzumiさんが言う。
「でも なんか 私に 向けられたものじゃなくても
お父さんに そういうことを する人が いるんだなあって
想像すると 嫌で 気持ち悪くて
お母さんも お姉ちゃんも いないし
誰に 言えば いいか わからなくて」
そうして私は、誰かを傷つけることがないように
その日起こったことを心に封じたんだった。
ずっとずっと忘れていた、思い出したくない記憶。
「Izumiさん、さっきからずっと、右足が痛いです」
「右足の、どこ?」
「ふくらはぎです」
「…さゆりちゃん、その場所の意味は<隷属>、奴隷だね。足枷って足首につけられるでしょう。その重さでそこが痛くなるんだよ」
筋が緊張して張ったような、尖った痛さが続く。
「父は 子供の頃 私の世界の全てでした」
なんか、もうほんと、私じゃない私が喋っているようだった。
「父が黒といえば白いものも黒になる世界でした
父の顔を伺って、家の空気を読んで。家は理不尽な場所でした
普通は社会に出た時に理不尽さを感じると思うんですけど、
私にとっては成長すればするほど自由になれる気がした
早く大人になりたかったし、家から離れたかった」
私の潜在意識が癒しを求めているキーワード、
<本当のコミュニケーション>
<矛盾>
この二つから予想もしなかった過去が引っ張られてきて、
潜在意識が言いたかったことが、Izumiさんのヒーリングで
やっと私は理解できるようになるのですが、
長くなるので次に!次回で完結できるはず。
Izumiさんのセッション中のメモ
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