最近、火を使わないアイコスなどの「加熱式タバコ」を吸う人をよく目にします。
で、タバコを吸う人を見ると、ぼくはなぜかある人を思い出すのです。母がたの祖父、徳松さんです。ポタージュをサボタージュ、アントニオ猪木をアントネオえのき、アグネスチャンをアグネスチャンちゃんと呼ぶ偉大な祖父です。
祖父は、いつも同じ歌を歌いながら、タバコを吸っていました。かんしゃく持ちではありましたが、決してぼくにとっては、煙たい存在ではなく、大好きでした。
「折れた煙草の吸い殻で あなたの嘘がわかるのよ 誰かいい人できたのね できたのね」。
中条きよしの『うそ』 です。
子どもながらに「折れたタバコの吸い殻ぐらいでなんで浮気がばれるんだろう?」と不思議な気持ちがゆらゆらと揺れていました。
ちなみに徳松さんは、「若葉」を吸っては、灰皿に押しつけ、折るものの、火をもみ消すことができない人でした。
そんな折れたタバコを見れないのもなんだかさみしい気がすます。
日馬富士引退で揺れる角界同様、ハイライトでSmoking な話題でした。