初日。そして。 | テノール屋さん 望月哲也のブログ

初日。そして。

新国立劇場≪さまよえるオランダ人≫本日初日です。


今日は1830開演です。


もしお時間ありましたら、会場に足をお運びください。


ワーグナー28歳の時の作品。


壮大なスケールです。


演出もシンプルで見やすい。


歌手も皆素晴らしい。演出助手の家田さんがFBで面白い紹介をしてました。


オランダ人を演じるのがロシア人。


ノルウェー人船長を演じるのがブラジル人。


その娘を演じるのがアメリカ人。


娘に恋焦がれるのがクロアチア人。


娘の乳母と、ノルウェー船の舵手が日本人。


そして、


指揮をするのがチェコ人。


演出するのがドイツ人。


多国籍軍オペラですwww


でも、すごくチームワークいいです。


若いメンバーでお送りします。


オランダ人役のエフゲニー・ニキティンさんは、今年の夏にバイロイトに同役でデビューする、既に大スターなんだけど、同じ歳なのが判明。しかも同じ9月生まれとのこと。僕は9月1日生まれなんで・・・僕の方がちょっとお兄さんwww


そんなとこからいろいろ話しが出来るようになりました。


エフゲニーの声はまったく声の出所がぶれない。時々音程がずれたりすることがあったとしても、響きのポイントは全くぶれない。で、吠えない。素晴らしいです。


それに対してゼンタ役のジェニファーは・・・ただただスゴイ。大音響。ゼンタというよりブリュンヒルデ。

まぁ立派な声で素晴らしい。この人も全くぶれない。


それから、エリック役のトミスラフはウィーン国立音大で勉強したそうなので同窓生ですw

彼は僕より若くて、癖のないまっすぐな声で吠えない。ちょっとエリックという役の印象を変えてくれた。

「俺も歌えるかな?」って思っちゃいました、エリック。


ダーラント役のディオゲネスはすごく雰囲気があります。すらっと長身でかっこいい。で、声も丸い低音がすごく心地いい。

舵手はダーラントとの絡みが主なんですが、芝居の面でもとってもやりやすいです。


そして竹本さん。いつもありがとうございます。存在感あるなぁ。そして楽屋でもいつも楽しくお話してくださって・・・ホント感謝です。


先日取材を受けたのですが、その記事が新国立劇場ホームページに掲載されていました。


http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20001907.html


さ、ついに。


衣装を公開。




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ね、いいでしょ?



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上着を脱ぐと、中はこんな感じ。


かなり気にいってます。


これは初めて衣装とメイクつき稽古の際に撮影したのですが、この後演出から「顔がきれいすぎる」とのダメが。


かなり汚して貰いましたwww


どうでしょう??


見たくなりましたか?


是非新国立劇場へ!!


お待ちしてます。


ではでは。