日本以外の元号がある国や地域 | 元ダメ院生の旅と生涯教育ブログ

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ニュースでは今、天皇陛下が数年以内に退位され、皇太子殿下に譲位される方針ということで、有識者会議が開かれています。

 

もし今上天皇が譲位となりますと、今の元号「平成」は終了し、改元されるということになります。

平成時代が終わるのかもしれないと思い、改めて考えてしまうものです。

個人的にはまだまだやり残したことが多くて、新たな時代を迎え入れるのに時間がかかりそうな気がするのですが…^^;;

 

さて、日本では元号が広く普及しています。

外国人が日本に来るとまず戸惑うのが元号…などとされていますが、私たちには大変馴染みのあるものです。

 

実は他にも元号がある国(地域)もあります。

 

かつて存在した国の代表といえば中国です。

そもそも元号は中国が発祥で、皇帝が時間を支配するという概念から生まれたものです。

しかし現在では使われておらず西暦を使っています。ただ、西暦のことを中国語で「公元」といい、「公元2017年」という標記が多く見られます。


 

元号を今も使っているのは2つの国(地域)で、それは台湾と北朝鮮です。

(台湾も北朝鮮も日本と正式な国交がないので地域と表記しています)

 


台湾は「民國」という元号を使用しています。新聞や雑誌、テレビなどでもよく見かけることができます。

これは中華民国が成立した年を紀元にしたものです。

今年は、「民國106年」になります。

今度台湾に旅行予定なので、ちょっと確認してみようw

 

また北朝鮮は「主体(チュチェ)」という元号を使っています。

これは北朝鮮を建国した故金日成主席の生まれた年を紀元にしたものです。しかもある日突然制定されたようで、その日からさかのぼって過去の年も「主体」という元号で表記しているようです。

今年は「主体106年」ということです。

 

私は少しだけ韓国(朝鮮)語がわかるのですが、ニュースで流れている朝鮮中央テレビのアナウンサーの話をヒアリングしていると、確かにこの元号を使っていますw

 

台湾の「民國紀元」も北朝鮮の「主体紀元」も、実は偶然にも、日本の「大正」の元号と同じ年が元年で、年数が同じです。

なので今年は「大正106年」ということになります。

 

他に、ベトナムでもかつての王朝などでは元号が使われていました。

また韓国でも元号があったことがありますが、現在はなくなっているそうです。

かつての朝鮮王朝も元号があった時期が長かったようです。

 

他の国はもちろん「平成紀元」ではないわけで、日本が改元しても世界の時空が変わるわけではないのですが、

それでも何か、時代の変化というか区切りを感じてしまいます。

 

天皇陛下はお言葉でも述べられていましたが、国政に関する権限を持ちませんし人々を支配するというお立場ではありません。

しかし唯一、日本の時空、日本人の時間は元号となって、天皇陛下の下にあるのかもしれません。

 

時間というのは人間では作り出すことのできないもの。まさに神秘であります。

こう考えると、私たちは日々何気なく生きていますが、無限の恵みの中に暮らしているのかもしれないと改めて感じてしまったりします。

 

とはいえ時間は待ってくれない…

まだまだ「平成の御代」にやるべき事をを確実にしたいと思っています。

 

たまにはコラムみたいな記事でした。