2008年10月06日

漫画電子化まとめ

テーマ:漫画電子化


 もうゾイドを積む場所もない。キングゴジュラスの配備に備えてなんとか場所を確保しなくては! というのが漫画の電子化を決意した動機である。

 ここに、同じ悩みを抱えるサマーボーイのためにノウハウをまとめておきたい。


 用意する機材は二つ。自動給紙・両面同時読み取りのスキャナと、裁断機だ。



FUJITSU ScanSnap S510 FI-S510


手動式裁断機 A4長辺対応 PK-513


 私が買った物は富士通の「ScanSnap S510」と、ポピュラーな裁断機「PK-513」である。Amazonで両方買うと七万円近くかかってしまうのだが、とにかくこれらがないと話にならない。安く買う工夫をするなどしてなんとか手に入れてもらいたい。

 あるいはもっと目的にかなった機種もあるやもしれぬが、この記事では「ScanSnap S510」と「PK-513」をもとに解説を進めることとする。


 記念すべき最初の実験台には『ゾイド創世記』を収録の「コロコロ伝説テーマ別アンソロジー」を用いることにした。そうでもしないとゾイドブログっぽくないし。



 さて、大枚はたいて買ったスキャナといえども、本一冊丸ごとスキャンはできない。だから裁断機を用いて背表紙を切り落とさねばならないのだ。




 だが、大枚はたいて買った裁断機といえどもコロコロ一冊の厚みを切るような設計はされていない。そこで予め、少々原始的な方法で二つに切り裂いてしまう。



 まずこのように、平綴じになっている本を真ん中当たりから押し開き、背表紙に折り目を付ける。意を決したら折り目に沿って背表紙側からカッターの刃を入れていく。厚紙一枚なので容易く真っ二つになる。



 容易く真っ二つ。

 しかしこの状態ではまだ背表紙が残っている。一枚一枚に分離させるためにいよいよPK-513の出番だ。



 PK-513はカットラインを明かりで表示する機能もあるし、メジャー付きのガイドもあるので位置決めは楽だ。背表紙の部分を5ミリほどカットする位置にセットしよう。

 5ミリも切っては絵も切れてしまいそうな気がするが、平綴じ本はだいぶ余裕を持って印刷されているし、むしろ浅く切ろうとすると製本の糊が残ってバラバラにならない。大胆にいくべし。

 

 想像していたよりも少ない力で、あっさりと切断される背表紙。

 いよいよスキャン、といきたいところだが、その前にちゃんと一枚一枚に切断されているか検品しよう。私はこれを怠ったためにトラブルにつながってしまった。スキャン中に紙詰まりを起こしてしまったのである。特に表紙と最初のページ、裏表紙と最後のページは糊の塗布面が広く、ひっついた状態になりやすいようである。ひっついたページを見つけたら個別に切り離しておこう。


 さて、ここまで作業を進めたらいよいよ文明の利器、ScanSnapの出番だ。スキャンするに当たって予め設定を変えておこう。



 まずはタスクトレーの「ScanSnap Manager」のアイコンにマウスカーソルを合わせて右クリックしよう。メニューが表示されるので[クイックメニューの使用]のチェックを外しておく。このチェックを外しておかないと後で必要な設定ができなくなる。

 次に、「ScanSnap Manager」のアイコンにカーソルを合わせてダブルクリック。設定画面が開く。



 設定画面が開いたら[読み取りモード]タブを開いて各種設定を行っていこう。


[画質の選択]は解像度の設定だ。「ファイン」か「スーパーファイン」を選べばいいだろう。B6の「コロコロ伝説」を「ファイン」でスキャンすると縦が1427ピクセル、「スーパーファイン」でスキャンすると縦が2139ピクセルになった。PCのモニターより大きくても意味がないので、自分に必要なサイズを考えて選択しよう(この後リサイズ作業もするが)。

 まぁ、「エクセレント」はでかすぎるので選択する必要はないのではないかと思う。


[カラーモードの選択]は迷わず「カラー」を選択すべし。「白黒」は二階調なので漫画のスキャンには適さない。


[読み取り面の選択]は当然「両面読み取り」だ。そのために高い機械を買ったのである。


[継続読み取りを有効にします]のチェックは入れておこう。



[オプション]の各項目にチェックが入っているとかえって面倒なことになりかねない。全部外しておく。



 次に[ファイル形式]タブを開く。

[ファイル形式の選択]を「JPEG」にしておこう。



 最後に[ファイルサイズ]のタブを開こう。

[圧縮率]だが、望みの画質とファイルサイズのバランスを考えて設定しよう。

 ここでは、後で画質の調整も行うので、とりあえず最高画質となる「1」に設定しておく。


 さて、設定を終わらせたらいよいよスキャンだ。



 原稿をセット。一度に全ページはセットできないので、数回に分けて読み込ませよう。この「コロコロ伝説テーマ別アンソロジー」であれば三回に分ければ十分だろう。

 原稿のセットが完了したらあとはスキャンボタンを押すだけだ。自動給紙でどんどんスキャンされていく。



「継続読み取り」を有効にしていた場合、セットした原稿の束が無くなると上のようなメッセージが表示される。残りの原稿をセットして[継続読み取り]をクリックしよう(スキャナ本体のスタートボタンでも可)。

 全ての原稿をスキャンし終えた場合は[読み取り終了]をクリックする。



 こうして、「コロコロ伝説」は260枚のJPEGファイルにされてしまった。


 この時点で作業完了としてもいいだろうが、PCのモニターより画像の解像度が高くても容量や展開が重くなって無駄である。画像を適当な大きさにリサイズしてしまおう。ここでは画像ファイルを一括してリサイズできるフリーウェア、「藤 -Resizer-」を使うことにする。



藤 -Resizer-


 スキャンした段階では縦が2100ピクセル以上あったのだが、どのくらいの大きさにしたものか?

 現在の漫画スキャンの世界では長辺が1600ピクセルくらいが標準的らしい。現在私が使用しているPCはそんなにモニターが大きいわけでもないが、将来的に大きなモニターを導入することもあるだろう。とりあずそれにならい、[大きさの指定]を「絶対指定」、[高さ]を「1600」、[条件]を「高さ基準」という設定にしておく。





 設定をいじれば、リサイズと同時に様々な調整も可能。[効果]にチェックを入れ、対応する[値]を設定すればよろしい。

 もっとも、大多数のフリーウェアの例に漏れず、ヘルプを見ても分かり易くは書いていない。試行錯誤しつつ仕様を把握していくしかない。


 ちなみに、今回は表面が凸凹の上に裏側が透けて見える紙のため、[効果]の[白色化]にチェックを入れ[値]の[白色化域値]は[210]に設定した。これにより凹凸や裏の透けはほとんど見えなくなったが、トーンの薄い部分も若干犠牲にしている。痛し痒しだが決断を迫られるポイントだ。

 また、カラーでスキャンした画像をグレースケールに変換するために[白黒化]にもチェックを入れている。[値]の[白黒化法]は「0~2」の値を設定できるが、「1」だと黒っぽく、「2」だと白っぽくなるようだ。デフォルトの「0」が大過ないだろう。






 最終的な画質と容量のバランスを決定するために[出力]の[JPEG 画質]も設定しておく。

 これは主観だが、モノクロページは「85」もあれば十分だ。無闇に画質に拘泥し「100」に設定しても容量が無駄にでかくなるばかりである。カラーページでも「95」あれば目立ったノイズは発生しない、と思う。


 設定が終わったらリサイズ開始だ。リサイズの操作法だが、画像の入ったフォルダを「藤 -Resizer-」のウィンドウにドロップするだけ。設定に沿ってどんどんリサイズされていく。


 リサイズが終わったら取り回しが楽になるので全ファイルを無圧縮のZIPファイルに綴じてしまおう(分からなかったらググれ!)。これにて全工程終了。


 いよいよ電子化した漫画の閲覧だ。普通の画像ビューアを使っても問題はないが、漫画に特化したビューアがいくつも開発されている。今回はポピュラーな漫画ビューア「Leeyes(リーズ)」を使ってみた。


Leeyes


 この通り、ゴジュラスがバク宙でレッドホーンを圧殺する迫力の見開きページも、ちゃんと見開きで表示可能なのだ。


 この調子でバリバリ漫画を減らしていけばまだまだゾイドの配備を増やせそうだ。また、これを応用して模型誌のゾイド記事をスクラップするなどの利用法もあるだろう。我らのゾイドライフの未来は明るい!


 ただ、漫画一冊を電子化するのに中型ゾイドを組み立てるほどの時間がかかってしまうのは内緒だ!

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2008年09月30日

漫画電子化に挑む! その4

テーマ:漫画電子化

 さて、ボタン一発でスキャンされ、「コロコロ伝説」は数百のJPEGファイルにされてしまった。




 PCのモニターより画像の解像度が高くても容量や展開が重くなって無駄なので、画像を適当な大きさにリサイズしてしまおう。ここでは一括リサイズ用のフリーソフト「藤 -Resizer-」を使うことにする。



藤 -Resizer-


 スキャンした段階では縦が2100ピクセル以上あったのだが、現在の漫画スキャンの世界では長辺が1600ピクセルくらいが標準的らしい。それにならい、とりあえず縦を1600にしておく。画像の入ったフォルダをドロップするだけで設定に沿ってどんどんリサイズされていく。ちなみに同時に画質をいじることも可能。


 リサイズが終わったら取り回しが楽になるので無圧縮のZIPファイルに変換してしまおう。それで全行程終了。

 いよいよ電子化した漫画の閲覧だ。普通の画像ビューアを使っても問題はないが、漫画に特化したビューアがいくつも開発されている。今回はポピュラーな漫画ビューア「Leeyes(リーズ)」を使ってみた。



Leeyes


 この通り、ゴジュラスがバク宙でレッドホーンを圧殺する迫力の見開きページも、ちゃんと見開きで表示可能なのだ。


もうちょっとつづく

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2008年09月29日

漫画電子化に挑む! その3

テーマ:漫画電子化

 くわっ!

 ゾイド置き場確保ののために踏み切った漫画電子化だが、もたもたしているうちにキングゴジュラスの襲来を受けてしまった!

 巻きで進めなくては。



 さて、裁断まで終わったらあとはスキャナに原稿をセットしてボタンを押すばかり。自動で次々に読み込まれていく元漫画本。これが自動でPDFに変換されていく。細かいことを気にしなければ、これで終了にしてもいいかもしれない。

 しかし細かいことが気になるのが私の困った性格。あれこれ設定を変えて色々試していたのだ。


 まず画像の圧縮率について。

 デフォルトの圧縮率「3」と、もっとも圧縮の少ない「1」を比べてみた。


圧縮率「3」


圧縮率「1」


 やはり圧縮率「3」のほうがノイズが多い。多少ファイルサイズが大きくなっても圧縮率は「1」が基本だろう。漫画なんだから画質が良くないと。

 それにしても太文字の中などはノイズがひどい。何とかならないものか?


 列は参考サイトの教えに従って「文字をくっきり」の設定をオンにしていたのだが、試しにこれをオフにしてみた。



 エッジはややぼやけた印象になるが、俄然良くないか?

 「くっきり」設定では潰れていたゴジュラスのディティールも見えるようになったし。

――こういっては何だが、人の言うことを鵜呑みにするのもよくないな。いちいちPDFにしてからというのも面倒くさいし……



 というか、PDF経由にしないで直接JPEGにしたらここまで画質が向上した(笑)。なんでも自分で試してみないと駄目だね。

 というわけで、私は原稿縦置きでスキャン、直接JPEGを生成する設定でいくことにした。



つづく

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2008年09月06日

漫画電子化に挑む! その2

テーマ:漫画電子化

 世の中には本一冊をまるごと、ばらさずに、全自動でスキャンする装置を、しかも子供の玩具で作ったアイディアマンも存在する

 しかし私は精度と効率を重視したいし、なにより本が物理的に占有するスペースを確保したいのである。よって、まずは本を容赦なく裁断することを最初の工程とする。


 そこで活躍するのが手動裁断機「PK-513」だ。



 まあ、写真さえ見てもらえればこれが何をする道具で、どう使えばいいのかといった説明は不要だろう。一応説明すると、ハンドルを押し込むと刃が降りてきて台にセットした紙の束を易々と裁断する器械である。

 これでもって背表紙の側の数ミリを裁断すれば晴れて本はバラバラ、スキャナで読み込める状態となるわけだが、裁断できる厚さの最大値は15ミリほど。物にもよるが漫画単行本をばらすとなると心許ない。そこであらかじめ、本を中央付近で二つに裂いてしまう。



 まずこのように、平綴じになっている本を真ん中当たりから押し開き、背表紙に折り目を付ける。私も本に対する信仰心は強い方なので抵抗感がないでもない。最初の試練だ。

 意を決したら折り目に沿って背表紙側からカッターの刃を入れていこう。厚紙一枚なので容易く真っ二つになる。



 容易く真っ二つ。

 しかしこの状態ではまだ背表紙が残っており、自動でスキャンはできない。一枚一枚に分離させるためにいよいよPK-513の出番だ。



 PK-513はカットラインを明かりで表示する機能もあるし、メジャー付きのガイドもあるので位置決めは楽だ。背表紙の部分を5ミリほどカットする位置にセットしよう。

 5ミリも切っては絵も切れてしまいそうな気がするが、平綴じ本はだいぶ余裕を持って印刷されているし、むしろ浅く切ろうとすると製本の糊が残ってバラバラにならない。大胆にいくべし。

 

 バツン!

 思っていたよりもはるかに少ない力で、あっさりと切断される背表紙。

 いよいよスキャンといきたいところだが、その前にちゃんと切断されているか検品しよう。私はこれを怠ったためにトラブルにつながってしまった。スキャン中にジャムってしまったのである。特に表紙と最初のページ、裏表紙と最後のページは糊の塗布面が広く、ひっついた状態になりやすいようである。ひっついたページを見つけたら個別に切り離しておこう。


つづく

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2008年09月03日

漫画電子化に挑む! その1

テーマ:漫画電子化

 狭い部屋にもうゾイドを置いておくのは限界だ!

 今月からのラッシュには耐えられそうもない!



 隙間無く積んだら下から消えていけばいいのに……


 しょうがないので、代わりに積み上げている本を消していくことにした。


漫画の電子化の方法
http://kyozai.noblog.net/blog/a/10225926.html

 数年前に上記のブログを見かけてから念頭にあったのだが、漫画を裁断してスキャン、電子化しようというわけである。

 ゾイドを電子化できればそれが一番いいのだが、どうしてもノウハウを紹介したサイトが見つからなかったので次善の策として漫画を電子化する。空いたスペースでゾイドの配備も増やせるし、今後の競合も避けられよう。


 まずは機材の購入である。




FUJITSU ScanSnap S510 FI-S510


手動式裁断機 A4長辺対応 PK-513


 とにかくこの二つが漫画電子化のデファクトスタンダードだ。Amazonの「あわせて買いたい」でも組みになって表示されている(笑)。やはりいくらかの人間がこれを組みで買っていくのだ。

 しかしAmazonで買ったら66,677円もかかる。安いところやヤフオクの出品を探して5万くらいで入手できたが、やはり初期投資はハードルが高い。


 さて、準備が整ったところで、とりあえず見よう見まねで始めてみよう。記念すべき生け贄第一号はこいつだ。



 このチョイスで一応ゾイドブログだということの言い訳にしておくのである。


 つづく

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