相変わらずマイペースなブログですけれど、そう言えばしばらく完成品のノートをご紹介出来ていなかったな……と反省です。
本日は、デビューと同時にもの凄く人気の柄の一つとなりました、フランス・パッチワーク風生地を用いたノート。
様々な刺繍や柄を織り込んだ生地が、いくつも切り替わって面が構成されます。
そのそれぞれの柄の細やかや丁寧さ、そしてなんとも言えない絶妙な色合わせは、さすがはフランスというところです。
大きな状態から素材は切り出しますので、一冊一冊見えてくる柄は微妙に配分が異なります。
手触りも柔らかく心地よいです。繊細な生地であるはずなのですが、目がとてもしっかりと細かく織られているので、不思議と程よいハリもあります。
パッとノートをバッグから取り出した時に美しく見えるように。
そんな風に思いながらテルコ雑貨店はノートを作ります。やっぱり使っても愉しいというのが、ノートの醍醐味ですものね。
見返しは落ち着いた唐紅色で。しおりはキラリと華やかにシャンパンゴールドをあしらってみています。
テルコ雑貨店の見返しや栞は、時によってロットが変わる際に変更したりもします。
季節の気分もありますし、あるいはその時に良い紙や栞が手に入っていれば、急遽それを使ってみることもあります。
柄も一つ一つ微妙に異なれば、仕様も時折異なるので、なんだかんだとテルコ雑貨店のノートは基本的にほぼ一点ものの様相が強いかもしれません。
ですので、是非目の前で出会った一冊を、それぞれ好きになってもらえると嬉しいです。
そのために、私たちはいつも素材を探し歩き、ゆっくりと仕立て上げ、イベントや店頭に並べます。
「面倒じゃないの?」なんて言われたりもしますけれど、面倒なことをやらずに手仕事なんてものはありえないのです。
楽に単純に出来ることだとしたら、それこそ機械で良いですもの。
……と、急にまじめなことを語りながら、今日も製作は続きます。
テルコ雑貨店