エンカルナシオンにて。意外な発見!!
エンカルナシオンでブラジルビザを取得し、シウダー・デル・エステ行きの夜行バスが深夜12時発なのでそれまでエンカルナシオンの中心部だけを歩くことにした。
こちら長距離バスターミナル周辺。
銀行にお金をおろしがてら歩いていると「スーパーマーケット 清美」なるスーパーマーケットを発見。
日本の食材を入手出来るかもしれないと早速、入りました。
店はもちろん日本人の移民夫妻の経営でした。日系一世の方。
店内にはあるわ、あるわ、まずは「辛ラーメン」。これは韓国製ですが。
「まねせんべえ」なる代物。
饅頭。
ほんだしなどの調味料やカレーのルーまで。もちろん日本からの輸入食品は日本の倍くらいの値段だったから高くて買えなかったけど。
パラグアイの日本人移住地って有名なペンション園田のある「イグアス移住地」しか知らなかったけど、店主のおじさんに訊けば他にもこの辺にはたくさんの日本人移住地があり、ここエンカルナシオンにも多くの日本人移住者がいるそうです。
他にはこのおじさんの娘さん初め、日系移民の人の大半は日本へ出稼ぎや勉強などで行くけれど、多くの人はまた南米のそれぞれの生まれ育った場所に戻ってくるんですって。やっぱりいくら祖国といえども、自分が生まれ育った場所が一番なんだな~。
お昼はこのおっちゃんの店で安いハンバーガーを食べ、
昼過ぎにはミチヤス君ともお別れ。
またシマちゃんと3人になりました。
こちらエンカルナシオン中心部。
夜は「スーパーマーケット清美」のおじさんに教えて貰った「広島」という日本料理屋へ。
久しぶりに素麺を食べ、素麺って家で食べたら安いのに、パラグアイの日本料理屋で食べたら高いのね。
アズピーが頼んだのは生姜焼き定食でした。
そんな感じの日本三昧だったエンカルナシオンの一日。
その日一日で4回「スーパーマーケット清美」を訪問し、最後に店主のおじさんと写真撮らせていただきました。
約一年間、色々世界を旅してきたけど移民の方に出会ったのってこの日が初めてだった。
日本人の顔をした、日本人のおっちゃんが普通にパラグアイの地方都市の商店で働いている。
今まで海外で店を出したり、宿をやったりする日本人はちらほら会ってきたけど、その地に溶け込み、その地の住人として何十年間も生きている日本人の移民の方と会ったのは初めてだった。移民の方ってやはり軸足の置き方が違う。今まで会ってきた海外で働く日本人は半分は日本に軸足を置いているという感じがあった。でも移民者の人っていうのは(残念ながら)もう日本には軸足は置いていない気がした。このパラグアイで生涯を終えるつもりだし、お墓だってパラグアイ。だからやっぱり今まで会ってきた人と移民の方の雰囲気ってちょっと違った。
そして僕が想像していたよりも遥かに多い数の日本人の移民者がいるってことに驚いたし、違和感があった。
日本からの移民の歴史を知ることは日本を知ることでもある。移民の方について興味もあるし、もっともっと勉強し、もっともっと色々な方の話を訊きたいなと思ったエンカルナシオンでした。
(TERU)