2014年2月26日、福島県いわき市の広野町の方々が避難する仮設住宅にアロマボランティアにうかがいました。
私たちがいわき市中央台にあるこの仮設住宅に行きはじめて、約2年半になります。
その間、いろいろなことがありましたが、いちばん大きい出来事は「I am 愛編むプロジェクト」の発足です。
愛編む~は、アロマセラピストの斉藤京子さんが取りまとめる形で、被災地の方々にアクリルたわしを編んでいただき支援とするもので、この広野町の仮設住宅の方々のほか、気仙沼の仮設住宅の方々に編んでいただいています。
多くの方の応援によってたくさんの方に購入いただき、なかでもTHE BODY SHOP やGPクリエイツには、たくさんの注文をいただきました。
2013年春と2014年春、全国のBODY SHOPでオーガニックコットンで編んだ桜のフェイシャルたわしが販売されています。
先ほど、いろいろなあった…と、記しましたが、悲しい出来事もありました。
あえて掲載します。上の写真は、昨年の桜フェイシャルたわし時に、BODYSHOPのチラシ用に掲載した写真の一部です。
愛編む~の編み手のお一人で、広野町の方です。昨春亡くなられました。
今回の訪問で、アロママッサージを受けに来られたダンナさんに写真をお見せしました。
その時の様子を斉藤京子さんが教えてくれたので引用します。(今回このブログを記している浅野がいかれなかったので…)
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今日Yさんのご主人が来て
亡くなった奥さんが昨年の愛アムの写真にのっていたのをはじめて知りました
この写真を見て
やっぱり可愛い~な
うちの母ちゃん
といい、半泣きで
今日来てよかった
と携帯電話の壁紙にして帰りました。
はるみさんがそっと、Yさんのご主人にお弁当を差し出すと、照れながら帰りました。
今は独りになった部屋に今日は嬉しい気持ちだよ
と、私たちまで泣きそうでした。
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上のお弁当は、広野町の行政相談員で、仮設住宅の方々へのカフェのボランティアをしている晴美さんが、私たちのために作ってきてくれたお弁当。
Yさんにも差し上げたのですね…。久しぶりの手作りご飯だったのかもしれません。
私たち「手当ての輪」と、私たちも参加する「元気をおくるアロマ隊」では、自然療法機構が行っている、地域に残る民間療法の調査(一本草プロジェクト)に協力しています。
当ブログ担当の私は今回こちらの調査に同行しました。
前回調査でいろいろな人からいろいろな話を聞きましたが、最終的にこの仮設住宅から4人の方に詳しくお話をうかがうことになりました。
その4人のうちの一人が、さきほどのYさんのダンナさんだったんです。
ウマブンズとわれる実をお酢に浸けたビンを持って来てくれました。
浸けたのは亡くなった奥さんだったかも…? そんなことを思いながら調査と撮影をさせていただきました。
ちなみに一本草プロジェクト、宮城・福島編がまもなく冊子となって発行されます。
また別の機会にご案内させていただきますね。
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