ゴールデンウィークに
最近よく、「ゴールデンウィークに東北に行こうと思ってさ」っていう言葉を耳にします。
ホントによく聞きます。仕事仲間やそうでない人、とにかく沢山。
言ってる人達がみんな東北入りしたら、大変なことになるんじゃないかと心配になるくらい。
普段、自分の仕事を休めなかったりする人が、「力になりたい」 と思っているんでしょう。
ただ、心配なのは、多くの人が行くことでただでさえ時間のかかる沿岸地区への道が大渋滞を起こしたり、多くの車が動けばガソリン不足に陥るかもしれないこと。
粛々と各人が自分に出来ること、また与えられたであろう責務を果たし、多くの方々の助けになることを願います。
また、今の様な、いろいろなしがらみを抜きにして純粋に「ボランティアとして役に立ちたい」、「助けになりたい」という行いや気持ちをいつまでも持ち続けなければならないと思います。
また、そんな世の中であって欲しいと願います。
「瞬発力ではない持久的な支援」
4月16日
歯科医師会の例会があった。
そこで今回の活動の報告を行ったわけだけど、一人ひとり挨拶しながらの報告。
TM君の「どんなことでもするつもりで東北入りしたけれど、やっぱり歯科医師として、困っている方のためになれたことは嬉しい。そういう気持ちになるって、やっぱり我々は歯医者なんだな、と思った」
という言葉に共感し、胸を打たれた。
会員の先生方からの支援が無ければ成り立たない活動だったわけだし、僕らが報告している向こう側には現地の方の気持ちがあることを忘れてはいけない。
「瞬発力ではない持久的な支援」
として、何が出来るか 考えていきたいと思う。
バーンナウト!
4月13日
岩手に一緒に行った仲間で集まりました。
先日、バーンナウト気味と書きましたが、実はかなりキテました。
正直言うと、被災地でのことを聞かれるたびに「そっかぁ・・・かわいそうだね」とか相手は言うじゃないですか。
その一言に ムッ! とするわけですよ。
自分の中ではあの場所が日常になっていて、今ここにいる自分にすごく違和感があったんです。
いまここにいることが日常で、あの場所が非日常だと、頭でも分かっていない感じ。
被災地で活動した自衛隊の隊員たちがバーンナウト・シンドロームに悩まされていると聞きました。
そんなときは、一緒に行動した仲間たちだけで集まって話をするといいそうです。それこそ話すことが無くなるまで延々と。
そうすることで落ち着きを取り戻せる、と。
自分たちもこのタイミングで集まってよかったと思います。
どの光景も、どの人も、どんな悲しみも、どんな楽しみも、それこそどんなちっちゃなことでも共有してきた仲間たち。
話に説明が要らず、一言発すれば全員が同じ感情のレベルで話ができる。
ストレスなく話せる仲間。学生時代をともにした仲間のようなものかもしれません。
集りの後、気持ちにずいぶんゆとりが持てました。
そんなこんなで、僕らにも日常が戻りつつあります。
ただ、必ず戻る! という決心はみんなの心に刻まれたまま。