『たらの』の双極性障害の日常

『たらの』の双極性障害の日常

双極性障害(Ⅱ型)と生きる『たらの』の記録。

双極性障害Ⅱ型と一緒に生きる『たらの』の日々の記録です。
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今週の月曜日、
休職中の会社との面談を終えて、帰宅。

問題はそれからすぐ起こりました。

もう日が暮れるころになったとき、
兄が『ちょっと…』と言って歩いて出掛けて行きました。

しかし、兄は普段一人で散歩をするような人ではありません。


…嫌な予感がしました。


始めに異変に気付いた父が、老体に鞭うって、近くの潟まで歩いて捜索しに行きました。

私は母に留守を任せて、急いで車で父と合流。

日が沈み始めて、辺りは段々と暗闇に支配されて行きます。

それでも私と父は兄を探し続けました。

潟の周りは桜がぼんぼりに照らされていて、とても幻想的で綺麗なのに、それ以上に水面の音が怖くて…

兄がもうこの水面の下に沈んでいるかもしれない…と思うと、不気味で、不気味で、悲しくなって、父と手をギュッと繋ぎながら、涙を堪えて探し歩きました。


探し始めて3時間程たった頃、母から
『…お兄ちゃん帰って来たの!!』
と、連絡が入り、急いで帰宅。


帰宅した兄の口からは案の定、『自殺』の二文字が出てきました。

私は、取り敢えず泣きじゃくっている兄をギュッと抱きしめて、

『おかえりなさい。
生きて戻ってきてくれて、ありがとう。』

と、伝えました。