こんにちは、カメです。

パニック障害と分娩4日目です。

4日目の朝、先生の内診でも子宮口が開いていないことを確認され私の体力、気力ともに限界と判断してもらい

緊急帝王切開となりました。


私はお腹を切る恐怖よりもこの痛みから解放される、出産出来る!という気持ちの方が強かったです。

まずは、剃毛。
もうすでに醜態を晒し続けていたので何の恥じらいもなく、綺麗な助産師さんに剃っていただきました(笑)

麻酔の管はもう入っていたので、同意書を記入してスタンバイしました。

旦那はお昼から仕事だったのですが、会社の人が協力してくれて休みにしていただきました。


手術前に何とか旦那が到着。
帝王切開でも立ち会えるようで旦那が立ち会ってくれました。


手術開始直前
緊張と麻酔の影響で吐き続けていました。
数日間食べていなくて、水分も点滴頼りだったので胃液しか出ませんでした。


手術開始
緊張をほぐしたくて、枕元にいてくれた助産師さんにやたら話しかけていました。
院長先生が、にっこりと優しい声で
『良く頑張ったね、大丈夫だからね』
と声をかけてくれて泣きそうになりました。

手術はお腹で土木工事でもしてるのか?
というくらい激しく中を動かしていました。
ドラマなんかと違ってびっくり。

5分くらいで
『はい、もう出るよ〜〜』
との声。

そして、

『んぎゃぁーんぎゃー、んぎゃー、』

元気な産声をあげながら、我が子が誕生しました。


産声を聞いた瞬間に

ああ、赤ちゃんだ 新しい命だ 私のお腹に命がいたんだ

そんな事を瞬間的に思いながら大泣きしてしまいました。自分の人生でこれ程までに感動した瞬間はありません。そして、これからもあの産声に勝る感動はないのではないかと思います。


今まで10カ月もの間お腹の中にいた我が子ですが、つわりがあっても、胎動を感じても、頭では分かっていたけれど実感がなかったのかもしれない。
産声を聞いて初めて、新しい命が私の中で育ってくれていた実感を本当に感じることが出来ました。


すぐに赤ちゃんを顔の横まで連れてきてもらい、顔と顔で触れ合いました。

すぐに外で待機していた母も呼ばれ、きれいにしてもらっている赤ちゃんを見る事が出来ました。
母も旦那も産まれた後は私ではなく赤ちゃんの側に移動してしまい、私はお腹を縫われていました。
寂しいものだ。


赤ちゃんが出てくるのは早いですが、開いた子宮やらなんやらを縫わなくてはいけません。
麻酔が切れかけてるのか、痛い痛い(笑)
最後の方なんて針を入れて出して〜の感覚がわかりました(笑)


30分くらいで手術も無事に終わり、赤ちゃんも計測などが終わったのでカンガルーケアをしました。
私の胸の上に赤ちゃんを乗せるのです。

カンガルーケアは絶対やりたかった私ですが、麻酔の副作用でか顎がガクガクして身体の震えが止まりません。15分くらいガクガクし続けた顎は、ヘトヘトで息が上手く吸えずにパニックになってしまいました。

そんな中のカンガルーケア。
ひたすら耐えていたけれど1分くらいで限界で赤ちゃんは戻されました。



長くなりましたが、一応これで出産編は終わりです!
産後の入院生活や退院などはまた書きたいと思います。