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マクラーレンM8A製作記(その6)

いやいや、何に気付いたかというと

よく見に行っている模型のブログ でちょうど自分がこれを作っている時に

その方も同じくマクラーレンM8Aを作られておりまして、

そこではキットでは省略されているグッドイヤーのマークを

きちんとデカールを作成してボディに貼り付けておられるわけで。


まさかグッドイヤーのマークが省略されているとは思いませんでした、って

資料見てたら気付くでしょ、普通。


編集部に貼らなくてもいいですかぁ、とメールしたら

「せっかくだから貼ってよ」とのありがたいお言葉。


とはいうものの、

レース毎にスポンサーのシールが貼られている位置が微妙に変わっていて

CanAm1968年シーズン第1戦のロードアメリカではどうなのかが、

手持ちの資料本ではイマイチ解らない。


そこで、私がレースカーを作る時に参考にしているサイトの1つ、

Racing Sports Cars で当該レースの実車の画像を見てみると

なんとなく右側の貼る位置は解るのだけど、正面と左側はそれでもはっきりしない。


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それでも、どうやら黒地に白文字のタイプのようなので、

ネットで画像を検索してデータを作り、アルプスのプリンターで自作デカールを製作して、

ボディに貼り付け(右サイド以外は想像の位置で)、その部分だけ

さらにクリアーを吹きつけ乾燥後研ぎ直しました。

タイヤのロゴも同じく自作デカールを作って、タイヤに貼り付けました。


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つまり、この画像で見られるグッドイヤーのマークの位置はあまり参考にしないでね、

ということで。

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また、シートにはスタジオ27のシートベルトを取り付けました。(1/20スケール用だけどね)


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最後にタミヤエナメルでスジ彫りに墨入れして、これで本当に完成です。

実際のところ、改めて吹いたクリアーに若干前に吹いた色が混ざってしまい、

微妙に色が変わってしまいました。(とほほ)

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奥にあるのは以前掲載されたユニオンのM7B。今回、これも再掲されています。


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完成後もカウルが取り外せます。

走行とディテールの両立した、タミヤの技術力が感じられるキットです。


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んで、これが掲載されたモデルカーズは3月26日に発売されました。

本屋さんで見かけたら是非誌面でご確認ください。

model cars (モデルカーズ) 2011年 05月号 Vol.180/著者不明
¥1,800
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自分の製作記が参考になるわ!と思ったら、ZEHI!!

1/18 チャレンジャーシリーズ No.8 マクラーレン M8A 1968 10008/タミヤ

¥4,410
Amazon.co.jp


おしまい

マクラーレンM8A製作記(その5)

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シャシー側の塗装ができたら、エンジンや補機類のパーツを取り付けていきます。

後輪の車軸を受けるパーツは実車とは異なりプラの弾力を生かした

Jの字のパーツだったりしますが、じゃあ実際はどうなんだといわれると

これもまたよく解らないので、そのままで行きます。

車軸にはユニバーサルジョイントが奢られていて、(模型としての)走行性能も

さてどうだったのかな?と興味が湧きます。


ファンネルのラッパの部分の埃除けのメッシュのカバーは

キットのクリアパーツは用いず、ホームセンターで買ってきたメッシュを

穴を開けたプラ版にあて、筆の軸で押して搾り出したものをきりだして

瞬間接着剤で点付けします。


また、左右のガソリンタンク後部に取り付くタンク状のパーツには

旧モデラーズのメッシュホースや手芸店で買ってきたビーズを使って

それらしく配管しました。


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メーターパネルの裏側が丸見えだし、

きちんとメーターの受けの部分もモールドされているので

これまた旧モデラーズのプラグコードでそれらしく配線します。

また

同じ銀で塗装指示がされているパーツでも、使用する塗料を代えて

これまたそれらしく質感の違いを表現します。


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あ、話は前後してしまいますが

ホイールは全体が黒でリムの部分のみ銀色ですので、黒の塗装をした後

マスキングしてリムの部分を塗装します。


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最後にバックミラーを取り付けて、さあ完成です。


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後姿。

今回はなかなかうまくいったかな?と自画自賛して一人にやにやしながら

模型関係のブログをみていると、えらいことに気付いてしまいました。

それは...



続く

マクラーレンM8A製作記(その4)

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ボディを塗装して1日乾燥させた後、デカールを貼り付けます。

今回の再販でカルトグラフ社製の白が透けない上質なデカールが用意されています。

デカールの内容とボディ形状から判断すると、このキットは

シーズン第1戦のロード・アメリカ仕様を再現していると考えられます。

って、さも自分が調べたかのように書いておりますが、自分も教えられたくちです。


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んで、デカールを貼ってさらに1日乾燥させた後、

2日間に分けてガイアカラーのEXクリアーをピースコンで吹き付けます。

最初はデカールを侵さないよう少しずつ、そして頃合をみてどばっと吹いて

クリアー層を作ります。


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クリアーを乾燥させている間にエンジン部を作っていきます。

先にも書きましたとおり、元々このキットはモーター走行ができるようになっておりまして、

エンジンの中にマブチモーターが入るようにするため、形状がちょっと箱っぽいわけで。


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あくまでキットを生かして製作する方針なので、エンジンブロックの形状はそのまま。

ギアボックスにみられる穴(電池からモーターに繋がる電線が入るところらしい)を

プラ板で塞ぎ、説明書の塗装指示のとおり塗り分けていきます。

また、デスビのパーツに穴を開け、旧モデラーズのパーツでプラグコードを追加します。


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実物では約40センチにもなるファンネルは、天端のラッパの部分のみメッキパーツでしたが、

メッキは落として筒の部分のパーツに接着して継ぎ目を消しました。


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ファンネルを塗装し、エンジンに取り付けた後

インジェクションのパーツをプラ棒やプラ板ででっちあげ、釣具店で買ってきた

釣りの仕掛けの絡み防止のウレタンチューブを使って、フューエルラインを再現します。

ちなみにこの後、ファンネルの塗り分けを上下間違えていたのに気づき、

せっかく組んだパーツをばらして塗り直したのはここだけの秘密。

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その他足回りやラジエター等のパーツも、きちんとパーティングラインを処理して

塗装していきます。


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数日乾燥させたボディは1200番の耐水ペーパーを当てて表面を均した後、

ホルツの実車用の液体コンパウンドで研ぎだします。

そして、ボディ下側のパーツは全体をマスキングしてシャシーの色の

シルバーを吹きつけます。

マスキングの際にはデカールにテープの接着面がつかないよう、

貼るときに養生が必要です。

でないとマスキングテープを剥がす時に、デカールがテープの方に

持ってかれますよん。


ここまできたら、次は最終の組み付けです。



続く